3/2ZERO−ONE旗揚げ戦
■団体:ZERO-ONE
■日時:2001年3月2日
■会場:両国国技館
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 国技館、ほぼ満員になりました。PPVがあるからピッタリ定刻に始まる。英語ナレーションのカード発表、橋本の言語明晰意味不明瞭の挨拶がオープニング。後の休憩時には、猪木の声だけによる(録音の)挨拶がありました。

第1試合 ×星川尚浩(エビ固め16分00秒)○丸藤正道
 丸藤のセコンドに力皇、小林健太、杉浦。レフリーNOAHの西永。
 試合開始、両者がっちり握手。丸藤への声援が多い。
 蹴りをかわし、さばく丸藤のペース。場外へのダイブをフェイントしたが、星川は直情的に1発目でトペを決める。このへんから星川が攻め込みだす、蹴り、関節技。
 ロープ際で突進をかわし場外へ相手を落とした丸藤、ここからのシークエンスが凄いので記します。
 丸藤三角跳びトペコンヒーロ、リング内でミサイルキック、飛距離長いフライングボディプレス、ジャーマン。
 しかし星川ジャーマンを即時アームバーに切り返し、流星ロック(羽根折り)、イナズマ、ノーザンライトSPX、
さらにジャーマンねらうも丸藤トンボ切って後方に着地。星川彗星キック?(ライダーキックみたいなの)。
 最後は丸藤の不知火。PPV生中継もあったことを考えると、この第1試合は大正解でしたね。

第2試合 ×藤崎忠優(片エビ固め4分16秒)○斎藤彰俊
 突き飛ばして蹴って蹴ってブン投げて圧勝。彰俊が圧倒的に強く見える、という意味で、この試合はこれで良かったのでは? 藤崎もよつんばい頭突き、面白かったですよ。

第3試合 シュートボクシング ○YU−IKEDA(KO2R2分20秒)×東方武
 隣のカップル、女性の方が、「つまんない」連発。男性が必死に「後半の3試合は面白いはずだから」となだめていました。

第4試合 ○谷津嘉章(片エビ固め9分55秒)×ゲーリー・スティール
 スティール、ペチペチと蹴り、パンチ、関節。谷津がどうしてああいうスタイルにつきあったのか、わからん。あれだけ「プロレスと格闘技を分けろ」と強調している人が。

第5試合 ×大谷晋二郎(レフェリーストップ7分11秒)○村上一成 
 村上のセコンドに小路。レフリー島田裕二。
 ゴングを待たずいきなり襲いかかる大谷、OFG着用。パンチ、ストンピングの嵐。
 割って入るレフリーの間によって、村上がまったく同じように反撃。類似した光景がお互いによって2度ほど行ったり来たりし、最後は村上のチョークで。
 村上を活かすには今のところアレが一番なんだと思いました。むしろ大谷が、よくアレに対応して、出来たなあと思った。もともと天才と言われるほど上手いレスラーなのだから、マンネリの世界を脱した今、いろいろなスタイルにチャレンジして欲しい。あ、村上にリベンジするのが先か。

第6試合 アレクサンダー大塚、×高岩竜一(片エビ固め7分33秒)○大森隆男、高山善広
 レフリー島田。
 連係も、間も、受けも、ノーフィアーいつの間にこんなに巧くなったんだ?と思った。ふだんNOAHの中では周りも皆同じ呼吸だから目立たないのだけれど、そういう環境なんでしょうねえ。勝手に3カウント入れて手を上げるのも、この日の状況で見るとひとしお…
 高岩はよく耐え、よく反撃できていたと思います。アレクはもっと、プロレスを頑張らないと。

メイン ×橋本真也、永田裕志(片エビ固め19分10秒)○三沢光晴、秋山準
 橋本組セコンドに高岩アレク藤崎スティール、新日の若手井上健三ら。NOAH勢は大挙して。レフリー西永。 
 永田がおいしかったですねえ。パートナーがあんまり動かない分、自分は存分に動き回り、NOAH組に対し一歩先一歩先に攻めてました。相手の得意技を先に仕掛けたのも永田の方だったし。
 秋山は、ぼくには今日はおとなしく見えました。橋本の入場時ロープを開けて「入って来い」と挑発したり(永田がはしっこく邪魔しやがったが)、その永田の面前で足の屈伸をしたり、はしばしに「らしさ」は見えましたが。
 三沢は、ここ最近の相変わらずで、コンディションも動きも悪く映った。
 橋本、おそらく本人がいちばんやりたいのであろう、思い切り打ち、蹴り、思い切り受けるプロレスを、今日も満喫。やっぱり橋本にはNOAHの水が向いていると思う。NOAHの側にとっての橋本がどうかはわからないが。

 決着後の混乱については、愚傾君の速報、タカハシさんほいほいさんの観戦記にある通りですが、
 試合でも自ら汚れ役を引き受けてまで、NOAH勢を引っ張り出してくれた橋本。ZERO−ONEのリングが、そもそも誰の、どういう思惑で生まれたのか、なんてもう別にどうでもいい。裏の事情は、事後に耳にして「ああ、そうだったの」それだけのことに過ぎません。とにかく、天然で、リング上のことも裏のこともゴッチャにしていて、何も考えていない、この橋本という男が動いたことによって、この日あんなにメチャクチャで面白い“場”が生まれた。そのことに素直に感謝したい。
 小川、藤田がリングに「上がる」ことまでは計算にあったとしても、三沢が突っかかることまでは、誰も予想していなかったでしょう。この日、イヤイヤ上がったのかもしれない、橋本に愛想が尽きていて出来ることなら縁を切りたいのかもしれない(でも出来ないのかもしれない(笑))、それでも小川の喧嘩を買った三沢、サイコーです。「お前らの好きなようにはゼッタイしないからな」マイクもサイコーです。
 この日リングで起きたことはハプニングであって、もう、額面通り受けとって、何も決まっておらず、今後小川と三沢、絡むかもしれないし絡みたくないかもしれない、ハラハラしながら見守って楽しみたい、そう思います。


 生観戦後、バカ丁寧にも友人宅で24:00〜のPPV再放送まで見てしまいました。既に多くの方が言及していることではありますがかんたんに付け加えると、
・カメラの角度が常に斜めっていた。失敗なのかワザとなのか(もしワザとだとしたら何の意味があるのか)。
・武藤の、橋本とはまた違った味の天然で呑気なコメントが良かった。
・ボンバー森尾の実況はウザイ(この人、サッカーのレポーターしてる時からキライでした)。後半を担当した年配のアナウンサーはマル。
・せっかくPPV、試合前試合後のインタビューをもっと取り入れて欲しい。まあメイン後はこの日は無理だったかもしれないが。




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