ZERO-ONE旗揚げの裏で、大健闘!差別化はかり競技化進む修斗に明日はあるか?3.2修斗後楽園大会
■団体:修斗
■日時:2001年3月2日
■会場:後楽園ホール
■書き手:品川(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 本日は大宮興行ゆえ本来ならば、朝日または加藤がメインを張ってしかるべしだが、なんと新鋭マモルがメイン
客入りも心配されたが、7割前後の入りでかつての勢いは無くなったが、安定期を迎えたか・・・・
Tシャツ売り場にも、列が出来たかつての異常な状況は、今は昔。安心してゆったりと見られてある意味よかった。


第1試合 65kg契約 5分2R
○山本“KID”徳郁(PUREBRED大宮)162cm64.6kg
(判定3-0)
塩澤正人(和術慧舟會)168cm64.9kg

 注目のアマレス山本一家の弟”KID"の登場。 リングサイドではオヤジや姉美憂も子連れで見守るなか緊張気味に登場。 何しろ上半身の発達ぶりは目を見張る。後背筋などは羽が生えたよう・・・

 1R、両者サウスポーの構えから塩澤のローに対し山本はパンチで攻める。両者動きが固く、山本は、足のスタンスが広すぎて、あれじゃあ、ちょっとした奴にはローの餌食になってしまうので今後注意が必要。山本がパンチで間合いを詰めて組み付いてテイクダウン。塩澤のガードを攻め込めない山本選手。猪木アリ状態が続きゴング。ほぼ互角。

 2R、山本選手の右クロスがヒットし、塩澤選手尻餅をつくが、ダウンは取られず。山本グラウンドに自信ないのか上からなかなか攻められない。スタンドに戻ってもなかなか攻めきれない両者、残り30秒になりやっと山本がミドルキック、パンチと打撃で猛攻をかけ、観客異常に沸く山本の魂が伝わってよかった。この猛攻の時間がなかったらブーイングものであったろう。まあそこが差になり勝利。
 今後に期待です。


第2試合 70kg契約 5分2R
△竹内幸司(STG横浜)170・69.3
(ドロー判定1-0)
△門脇英基(和術慧舟會)174・68.8

 ファンタジスタの門脇が、スタンドの成長著しい竹内をどう攻略するかに興味が集まった試合。
 1R、スタンドの相撲の展開が続き竹内、組んだ状態からヒザ蹴りを何発か門脇の顔面に入れる(パンクラス近藤を見るようだ。)飛びヒザ蹴りもヒット。門脇は組み付き引き込もうとするが、竹内寝技には付き合わず。ほとんどスタンド状況。

 2R、門脇の蹴りをキャッチし竹内選手が投げるのが2度ほど続く。門脇、必死に引き込もうとするも、竹内付き合わず。やっと下から足を取りテイクダウン成功し初めて上になった門脇、すぐにパスして横四方するもガードに戻される。門脇インサイドから顔面に何発かパンチ。竹内選手も下からヒールキックを顔面に。パス&パンチ狙いの門脇選手、得意のガードから三角、ヘンゾキック狙いの竹内選手と、このまま終了。
 1R竹内、2R門脇でドロー  足を引きづり肩を借りて帰る門脇。


第3試合 ミドル級 5分3R
○中尾受太郎(シューティングジム大阪/7位)175・76
(3R3分39秒? マウントパンチTKO)
トーマス・デニー(アメリカ/チーム・ワイルドマン・バーリ・トゥード)177・75.6

 デニーは凄い紋々が入っていて驚きました。アイルランド人とのこと。日本の方もびっくりですね。
 1R、デニーのパンチキックは余り威力・スピードなし。中尾余裕の受け。相手の動きを見ていた中尾選手、いきなり踏み込み左ストレート。崩れるようにダウン。カウント9。この時点でデニーはたいしたことない選手であることを確信。中尾左フック2連発。デニーのダウン気味にグランド。あっという間にマウント。残り2分半中尾極めずにゴング。

 2R、中尾再びテイクダウンマウントまたも極めずにゴング。わざとだな。

 3R、またもやマウント。コーナーで激しくマウントパンチ中尾。レフェリーストップ。危なげの無い試合 まあまり余裕コイてると痛い目にあうけどね・・・


第4試合 60kg契約 5分3R
○大石真丈(K'zファクトリー/フェザー級4位)171・59.5
(2R2分48秒 チョーク)
大田吉信(四王塾/フェザー級5位)165・59.8

 学ラン戦士四王塾大田 セコンドにはおなじみ塩崎 大石は弟子の植松らを引き連れ堂々の入場。
 1R、大石差し合いから楽々テイクダウン。ハーフガードからアームロックやると見せかけマウント。すぐに横四方へ戻すがハーフガードへ戻される。ラスト20秒大石選手が十字トライ、キャッチに。太田、上になりクラッチして我慢したところでゴング。

 2R、再び大石テイクダウン。ハーフガードからマウント取り大石、太田が反転したところをバック取り、スリーパーで一本お見事。 ここのところ格下相手に2連勝で勢いつけて自信持たさせてもらってるが、上位とはどうだろう。


第5試合 ウェルター級 5分3R
○ライアン・ボウ(アメリカ/無所属:8位)165・69.3
( 判定3-0)
八隅孝平(パレストラTOKYO:9位)169・70

 注目の一戦であったが前評判どおり 間違いなく本日のベストバウト。 すばらしい攻防であった。

 1R、スタンドの攻防は互角。ボウ、果敢にテイクダウンを仕掛けるが、八隅は倒れない。さすがレスリング部。ロープ際でスタンド相撲状態のまま進むが、ボウが両足をすいグランドへうまいっ!しかし八隅すぐにスタンドへ戻す。終了間際、今度は八隅がテイクダウンするが、ボウがすぐにアームロックしかしゴング。
 見事な試合です。

 2R、再びスタンドの攻防。八隅がテイクダウンとる。下から得意のアームロック狙いのボウ、逆にバックを取られる。八隅が一気にマットに背中をついて足をフックさせようとしたが、ボウ反転インサイドガードを取る。
本日最大の見せ場であった。

 3R、ボウがテイクダウン。ボウ側転パスガードを狙うが八隅に体を起こされ、ボウががぶりに。八隅が片足を持ったままスタンドに戻る、ボウは片足をもたれてる腕にアームロック仕掛ける。アームロックを極めたまま投げて上。そして十字へ。必死に八隅腕を抜く・・・終了。このラウンドの攻防もすばらしかった。

 見事な試合です。 今年のベストバウトです。 このレベルの高さは修斗ならではでしょう。そして忘れてはならないのは両者スポーツマンシップ溢れる試合であったこと。非常に印象に残りました。

30−27・30−28・30−29 の3-0


セミ ミドル級 5分3R
加藤鉄史(PUREBRED大宮:ミドル級1位)171・75.8
(判定3-0)
○アンデウソン・シウバ(ブラジル/シュート・ボクセ)180・74.9

 1R、数字以上に身長差を感じた両者。シュートボクセタイのシウバは手足の長いこと。シウバの周りをくるくるまわる加藤これじゃあ主導権をどちらが握っているか一目瞭然。加藤パンチが怖くて間合い入れず。シウバが加藤の実力を見切ったか?腰を落とし加藤と目線を同じに。シウバの1・2を一回浴びただけなのにびびってしまい入れない加藤。やっと入ったところ、ちょうどミドルを蹴ってきたのでテイクダウン。ようやく上から攻める加藤ハーフガードをとると、シウバは下からアームロック狙い。アームロックから反転しようとするシウバに対し、パンチで対応

 2R、加藤の実力を悟ったシウバパンチでタックル入らせず1・2でバンバン顔面当てる、けっこう効いている。体力をマークカーばりに消耗した加藤もうふらふら。終了間際、何とかテイクダウンするも終了。
 3R、スタンドでまたもジャブを受ける加藤選手。何とかテイクダウンし反撃するが、シウバのガードを崩せず。終了間際、逆に三角の形に入られたところで終了。

 変な薬やってないだろうな・・・・・・・そう思われてもおかしくないようなガス欠振り

 29−27・30−28・29−28 の3-0


メイン
○マモル(シューティングジム横浜:フェザー級王者)??・59.9
(1R3分57秒 十字)
ジルド・リマ(ブラジル/シュート・ボクセ)162・59.2

 セミで、加藤が大恥かいたため、絶対負けられず、そして内容まで問われるメインになってしまったマモル。
しかしその重責をきっちり果たしたところは、大物ぶりの一面を見せた。

 まずスピードが違う!
 気持ちの強さが違う!
 なぜか川口のところから出てきた(笑)

 それだけでも凄いです。

期待しましょう。


 総括すると、平板な興行であったが、ライアン・八隅の攻防は世界レベルでもいい試合だったと思う。
興行数が増え、見所が分散した修斗だからこそ、今こそチャンスだと思う。 若手よ頑張れ!




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