2001.2.25 闘龍門 ディファ有明大会
■団体:闘龍門
■日時:2001年2月25日
■会場:ディファ有明
■書き手:maya(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

闘竜秀吉の殿と電話で話しをするといつも「リングスってどう思う?」と聞いてくるから、リングスのKOKファイナルを見に行った後に、伝えてあげようと思って殿に電話をした。
私「今日のリングスは結構面白かったですよ。もう観戦記は頭の中で出来上がってますから送りますよ。」
殿「あっそう。」(そっけない、どうでもいい様子)
そこで、気を引こうと思って言ったのが運のつき。
私「明日の闘龍門もチケット取れました。」
殿「そっちの方がええな。」
私「それじゃ、来月中には送りますから。」
殿「いや今月中じゃなきゃダメだ。見たらすぐに書け!」

はぁ〜と。こんなバカ殿と電話しなければ良かった。
とにかく、闘龍門は書くのが難しいんだよ。試合展開なんて覚えていられないし。自分が書けないからといって人に任せて。大体、闘龍門とかGAEAとかややこしいのが私に回って来る。リングスなんてすぐに書けたけど。。。

しかし、ディファ有明ってどうにかして欲しいな。あわよくばと思い品川さんカブちゃんに車で向かいに来てくれないかと電話で頼んだが、てい良く断られた。仕方ないから、昨日のオフ会でユーレイさんに教わった通り臨海副都心線を使うルートを取ったが、あれは一種の旅行だね。遠すぎる。まあ、今後も品川さんか、カブちゃん、リッチさんと一緒ではないと行く気がしないな。行きは仕方無いとしても帰りは車で送ってもらえないと。

入り口でカブちゃんと合流すると、ロビーにはターザン山本がいるのを発見。話し相手を見つけているみたいだから話しをしてあげよう(てっ、自分がくだを巻く相手を見つけたのか)。

「今月の激本で○○○○ー○○が出ていましたね」
「ええ!」
「私はネットで彼と喧嘩していたんですよ。」
「ダメですよ、ネット仲間同志仲良くしないと。」
「彼はイノオタですから、そういうの好きじゃないんですよ。基本的に一つの団体、一つの選手しか見ないという奴はダメですね。激本で私が面白いと思ったのは、斉藤文彦さんとの対談がありましたよね。」
「あった、あった」
「そこで、山本さんがWWFがいかに面白いのかというのを聞いて、今の日本の団体でWWFでみたいな事をやっているのは、GAEAですねという所なんですよ。」
「おう、おう」
「それで、思ったんですけど、何でGAEAとか闘龍門とかそういうのを扱わないのか?今のプロレスはつまならなくなったと書くだけけで、確かに興行規模は違うかもしれないけど、面白いものも探せばあると思うのですが。そういうのを山本さんに取り上げてもらいたいと思うんですね。」
「まあ、確かにね。ただ、GAEAは取材が難しいんだな。」
それでだんだんと話しているうちに、
「君は田中派だろう。」
おう〜、良くわかった。別に田中派ではないけど、田中さんとメールのやり取りやビデオを送って貰ったり、こちらから送ったことは言っておいた。

「山本さん、猪木祭りはどう思いました?」
「う〜ん、あれはあれで素晴らしいと思いましたよ。」
「あんなの、ただのプロレスごっこじゃないですか。」
「まぁ〜、そう言っても。」
「山本さんは、シュマーク、スマートとか言う言い方は好きではないですか?」
「いやあ、そんなことはないですよ。」
「私が思うにシュマークとスマートの違いというのは、シュマークというのはプロレスラーに誰が強いか弱いかを求めて、それで判断評価する人たち。スマートというのは、プロレスラーが何を見せてくれるのか、何が出来るのかで評価する人たちですね。」
「ああ、なるほどね。」
「だから、私にとって小川と橋本のどっちが強いのかなんて、どうでもいいんですよ。それより例えば本間とか山川とかそういう魅力的な人にもスポットを当てて欲しいんですね。」(ただ、本当は私は血が嫌いだから大日本を見に行ったことはないのだ)

分かったのかどうか分からないけど、あと他にも話しはあったのだが、3.11のGAEAの帰りに一緒に飲みませんかと言ったらOKだと言っていたから、後は品川さんやタカハシさんに任せよう。

ところでもう一つ。
「じつは、私は天龍のファンなんですよ。」
「おぅおぅ、私も天龍さんのファンですよ。」
「本当ですか?信じられないけど。」
「本当ですよ!」
ここは今後追求していこう。


ということで、会場に入る。まあ、今日も客席は一杯だ。主催者発表は1800人超満員。席は北側だったのだが、噂には聞いていたがディファの北側って全然見えない。アクセスは悪いは、駅から遠いや、近くには何もないし、会場でも席から見にくいやと、はっきり言って最悪の会場だな。第一試合が終わってからまた立ち見に切り換えた。だけど、ただでさえ見えにくいんだから、上のバルコニーくらい開放して欲しいな。

そう言えば、第三試合のストーカー市川vs望月成晃の試合はストーカー選手の要望で、オープン・フィンガー・グラブの着用が可能となりました、と言っていたな。

1.神田裕之 (3分23秒、下克上エルボーから体固め) SAITO

MCコーナー無しでいきなり試合開始。なんかそっけなくいきなり始まるが、試合は神田圧勝。SAITOに何もやらせず。まあ、今の勢いをそのまま示した感じだ。

試合終了後に、M2Kが乱入しSAITOをボコボコにしている。しかし、これがゾクゾクするように格好いい。そして正規軍も助けに入り、ここからMCコーナー。

マグナムがなんかM2Kに対しいっちゃもんを付けるのだが、モッチーは軽くかわす。マグナムは正論を噛みそうになりながらも、なんとか言うのだが聞いているこっちの方がヒヤヒヤしてくる。それに対しモッチーは立て板に水、もはや貫禄だ。モッチーはつい最近までケガで休んでいたが、その間に試合をしなくても見せるという芸を覚えたようだな。あと、モッチーが出てくるとすぐにサイドを固める神田とモチススも動きがソツなくいい感じ。ちなみに、全日本の公式HPでシリーズ毎にMVPを投票しているんだけど、神田は前回3位で、今シリーズは今の所1位だな。神田もいつのまにか貫禄がついちゃつたね。

マグナムが「お前ら今日は所詮前座だろう」というと、モッチーは「前座が大事なんじゃないか。お前、興行というものを分かってないな。興行というのは前座があるからメインがあるんだぞ。」モッチーのマイクはもうシュート活字だね。リング上でこんな事言える奴いないぜ。

あと、個人的に嬉しかったのは、モッチーがWAR時代、お前ら何をしていたんだという話。まあ、ここにいる客でWAR自体を知らない人も多いと思うが、いちいちそういう話題を出すところが、私の胸を打つんだな。一応武輝道場だけど、やっぱモッチーにはいつも天龍がいるんだね。だって、天龍が興行をすると必ず出て来てくれるもん。もう見てて涙ものだよ。”闘龍門”の”龍”に天龍の”龍”も入っていると思うのは、少なくとも、私、モッチー、浅井さんの3人はいると思わせてもらったね。

そしてC-MAXが登場。CIMAはやっぱ出て来ただけで場内の雰囲気を変えてしまうが、M2Kは早々に退場。マグナムと絡んでいたが、何を言ったかは忘れてしまった。ただ、これで取り敢えず、構図をC-MAXvsM2KからC-MAXvs正規軍にしたかったんだろうな。

2.○=ドラドン・キッド、アステカ(反則12:04)×=ダークネス・ドラゴン、望月享

一応カード的にキッドのパートナーXは、華激のアステカだった。前回見た川内大裕が結構良かったのでかなり期待したが、結果から言うとアステカは良くも悪くもないな。試合展開はソツが無いし平均点の動きなんだけど、このマットで目立つとしたらもう一つないとね。まあ、えべっさんの「身が出てしもうた!」までやれとは言わないけど、なんかやらないと。インパクトはイマイチ。

試合は全日本で揉まれている、クネスとモチススの動きが際立つ。なんか、モチススもキャリアと別にとんでもない境地に来ている感じがするな。そしてセコンドの神田とのコントラストが妙にいい。まあ、私はもともとM2K贔屓なんだけど、こいつら見にくるたびに成長しているから、本当に応援のしがいがあるな。

ちなみに、3.3の全日本なんだけど、わざわざ全日本事務所に電話して、この日M2Kが出るのかどうか聞いたら、出るということで行くことにした。おい、神田、モチスス!お前ら目当てにわざわざ全日本を見に行く奴がいるんだから頼むぞ。

キッドも一時よりも動きが良くなった。だけど、技が自分のスポットばかり狙ってイマイチなんだよな。基本的にはミサイル・キックとラナ系の技なんだけど。確かにラナ系の技のキレは半端じゃないんだけど、もう少し相手を痛める技がないと説得力がないな。

まあキッドの使うラナ系の技は厳密に言うと切返し技ではないんだけど、しょぼい女子プロレスの試合だと切返し、丸め込み合いに終始してしまっている時がある。悪いけど、そういうのを感じさせてもらったな。もう少し相手を痛めつけないと。永島もラナ系や切返し技を多用するが、あれやこれやで相手を痛めつけたうえに、とっさに出て来るからうなるんだよな。キッドも動きは戻って来たから心掛け次第では幅を広げることができるな。

試合はM2K側がいつものポリケースを使って反則負け。昭和プロレスを標榜するM2Kみたいな終わり方だが、なんか私的にはM2K的でOK。まあ、今時両リンや反則負けでこれだけ楽しましてくれるのはこいつらだけだな。


3.○望月成晃(体固め38秒)×ストーカー市川

ストーカーがOFG着用を要請したこの試合。モッチーは神田、モチススを従えて余裕の入場。コーナーでパンチのデモンストレーションをするが、こりゃストーカーやばいんじゃないの。ストーカーの入場曲は”ラスト・オブ・モヒカン”。ストーカー・トレインで入場。しかし、どこから連れて来たのか知らないが、同じメークをしている奴を4、5人連れて来た。

基本的にストーカーの場合付き合わないモッチー。神戸でも7秒くらいの試合があったけど、今日はストーカーがアリ・猪木状態の展開に持っていってどうやら30秒以上持ったという感じ。まあ、これはこれでいいんだけど、久し振りのモッチーをもっと見たかったな。まあ、3月はモッチーとCIMAのシングルがあるみたいだから、そっちを期待か。

ここで、校長が登場し、今後の予定などを発表。だけど、この団体の不幸な所は、CIMAやモッチーがいるから校長のマイクがたどたどしく聞こえちゃうんだよね。まあ仕方ないけど。校長も少しは喋りの練習をした方がいいな。闘龍門とGAEAの選手は喋りも出来無いとね。(除く、シュガー佐藤、あれはあれでいいけど)

ここで休憩。

4.○CIMA、SUWA、TARU(片エビ固め15:42)マグナムTOKYO、×新井健一郎、堀口元気

闘龍門と言えば、やはり6人タッグで、この日はこの試合しかないのね。まあ、わざわざ1試合だけにするというのも団体の戦略だから仕方ないだろう。

恒例の一人づつの入場。入場だけで15分くらいかける。まずは、堀口だが、全日本のドームでも抜群の働きをしていたけど、彼もなんか見る度に良くなっているね。あのサーフボードを笑っていいのかどうか微妙な所がいい。
次はアラケン。前に品川さんと一緒に見ていた時に、私が「アラケンって、結構人気あるんですね」と言ったら品川さんが、「そうですね、不思議ですね」と言っていたが、なんとなくこの違和感にも慣れて来た。

そしてマグナムの入場。いろいろな所で書かれているが、やはりマグナムの入場はシビレル。問答無用という感じだ。自分の所に来たらおひねりを渡そうと思って、思わず千円札を握りしめていたのだが、来なくて残念。しかし、最近Jd'のアベちゃんの後ろで踊る練習生やキッスの世界の音痴は仕方ないけど、リズム感のなさにうんざりしていたが、マグナムと一緒に出て来る二人の女性のリズム感は凄いね。やっぱマグナムだぜぇ。

TARUとSUWAが組むというのは、ありそうで東京地方では珍しいのではないか。最近ベビー化しているC-MAXだがこの二人が並ぶと悪い奴の雰囲気がプンプンしてなんかいい感じ。最後にCIMA。まあ、CIMAは説明不要。

試合はいつものハイスポットの連続。SUWAのジョン・ウー殺法は堀口が食らっていた。堀口のやられぶりはいつ見てもいいね。最初はどうにもならないと思っていたけど、神田・望月と一緒で密かに急成長している。問題のマグナムだが、マグナムが出て来るとCIMAが出て来てこの二人しかできない早い動きを展開する。恐らくCIMAが合わせているのだろうが、いつもは敵対しているがマグナムをどうにかしようとするCIMAの気持ちが感じて嬉しかった。

だけど、こういう試合見てもいいのか最近悩んじゃうな。だってこんなの見たら他の試合を見てられないもん。これに比べたら新日本なんてスローモーションだね。

5.○ビッグフジ(11:51ジャーマンスープレックス)×斎藤了

斎藤了はメヒコ時代フジの付け人だったらしいが、今迄フジが斎藤の自転車を奪ったというアングルがあったのは知っていたが、ディファのメインでやるまで引っ張るとは。今年の私の注目は斎藤了だったのだが、いくらアングルがあるからと言ってもディファのメインでしかもシングルで大丈夫かな。GAEAみたいに今迄の流れを場内のモニターに流すが、10分位あって少し長いな。

まあ、試合は可もなく不可もなくと言ったところ。ダメというほどではないが、闘龍門のメインとしては少し物足りなかったな。まあ、昨年のSUWA対キッドみたいなのを求める方が悪いのかもしれないが。

しかし、そういう所はソツない闘龍門。試合は少し薄口だけど、その後にこってりと楽しませてもらった。
試合が終わっても斎藤了をボコボコにするC-MAXがストーカーがたまらず助けに入るがストーカーも蹴散らせ、C-MAXのクビを言い渡される。

ストーカーに手を出した所で、最近ベビー化していたC-MAXが完全にヒールに復活する。CIMAがこれから闘龍門のマットはC-MAXが仕切ると言い、もう標準語を使わないと宣言し、東京で(恐らく初めて)ブーイングを受ける。

ここでM2Kが乱入し3軍対立と思いきや、M2Kは出て来なかった。これは最近影の薄かった正規軍とC-MAXの対立の構図をもっと鮮明にしたかったのだろう。それは、成功したと言えよう。

ブーイングとシリアスな雰囲気の中、斎藤了が締めのマイクアピール。「今日は僕の完敗です。もっともっと練習して藤井さんを倒します。藤井さんそれまで僕の自転車を大事にしてください」ぶったおれそうになりましね。最後の最後に美味しい所を持って行くな。見かけによらず、したたかだ。

全体的な印象だが、GAEAの場合もそうなのだが、昨年とんでもない興行を見てしまっているので、それに比べてしまうとイマイチ食い足りない。まあ、私の好きなM2Kが本当に前座で終わってしまったのもあるのだろうが。ただ、この日初めて見た人は十分満足したであろう。最近こういうところが悩みなんだな。このくらいで、満足するべきなんだろうな。

ただ、この会場は嫌いだ。メイン前の10分くらいのビデオも北側では見えないであろうし、全体的に見にくいので後楽園ホール程、客席のテンションが上がらない。後楽園ホールはどの席でも取り敢えず見れるという安心感があるが、ここは遠い思いをして来ても見えないという最悪な気分にさせられる。上のバルコニーを開放してくれれば、少しは我慢できるが。

ディファは闘龍門に最適な会場だという意見も多いが、例えばあの短い花道から出てくるより、ホールの南側の後ろから入場して来てくれた方がなんかワクワクする。キックボードも乗りにくそうだし。やはり、プロレスは後楽園ホールですよ。浅井さん。




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