アルシオン:2月25日ディファ有明大会の観戦記
■団体:アルシオン
■日時:2001年2月25日
■会場:ディファ有明
■書き手:ALOHA♪HAWAII(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 行って参りました、2日続いてのディファ有明。昨日がJd’、今日はアルシ。そう、前回後楽園で大騒動だったアルシオンでございまする。さて、Jd’の観戦記を書き終えたのがAM5:00でそれから寝たら起きた時間がなんとAM11:00。当然会場へは遅刻(10分)でございました。さて、入り口付近にはダフ屋がたった一人だけ細々と営業しておりました。で入り口でチケットを買おうと思いきや、なんと一番安い席が6,000円! そうココでは後楽園みたいに立ち見席と云うのがありまへんのです。そしてアルシはこの頃、後楽園とディファの都内は月2回興行、併せて一万円以上の出費。貧乏人のHAWAIIと致しましては懐が結構痛いであります。
 さて10分遅刻してしまったので、入場式は見れずじまい。友達の話によると、今回は個人単位の入場で、ロッシの「お騒がせして御免ね」と云う挨拶があったらしい。
 選手が退場した後、ちなみに根本早苗と云う練習生が紹介されてました(ココのあたりから会場入り)


▽府川唯未ファイナルVIP10人タッグマッチ
○府川唯未、大向美智子、三田英津子、下田美馬、バイオニック・J
    (腕ひしぎ十字固め13:19)×高瀬玲奈、玉田凛映、GAMI、PIKO、PIKA
 さてこの試合、前回のディファで大会での府川本人の直訴によって、特別に組まれた府川の引退前の最終試合です。第1試合からこれだけ豪華な面子なのは、同時間に全女が後楽園で大会を組んでいたので、時間調整のためだと思います(エッちゃんは同日夜のIWAの第2試合にも出ていた。なんとトリプルヘッダーだ)
 まず最初にRe:DRΛG側が入場。今回は赤ではなく、オレンジがチームカラーらしく、オレンジのノースリーブのTシャツと茶・黄・黒の迷彩柄のパンツで揃えての入場でした。特に玲奈子のホットパンツ風のパンツは似合っていたと思う。一方後手のVIPはいつものチャイナドレス風のカラフルな入場衣装は同じだけれど、コール時にトレードマークのジュリ扇を会場に投げ入れ。チーム解散を臭わせた。そして府川のコール時は青と白の紙テープでリング上は埋め尽くされました。ちなみに府川は黒のおニューの水着、またエッちゃんは黄色、美馬姐はピンクといつもと微妙に違う水着を着ていた。もしかしたらコレもおニューかも知れない。

 さて試合は、いつものRe:DRΛG vs VIPのコミカルな中にハードさを交えた試合スタイルではなく、府川の引退に花を添えるの色彩の強いもので、ハードさは少しゆるめであった。まずタマフカの握手で試合開始。しかし府川は試合はせず、そのままコーナーに戻って大向の登場でした。この試合で比較的良かったのが玲奈子。終盤まであまりお呼びでなかったが、自分の出番が来ると、目の覚めるような胴体タックル、美馬姐に対してもフライングボディアタック、腕ひしぎ、膝十字、ジャーマンと相手を苦しめて、ちゃんと戦力になっていたし、元気だったのが良かった。
 試合は結局、いつの間にか交代していた府川の腕ひしぎで玲奈子がギブアップ。ディファのリングで試合での有終の美を飾った。ちなみに府川のリング上での活躍は4回。PIKO(PIKA?)相手の大向とのダブル腕ひしぎと、Re:DRΛG名物数珠繋ぎコブラに対してのメガホン連弾攻撃、そしてGAMIに対しての同じく腕ひしぎ、そして最後のフィニッシュで、受け身をとる技は受けていません。

 試合後、美馬姐がVIPの闘いを見せつけようと云うことで、ラスカチョvs大向、B・Jのツインスターのタッグタイトル戦を提案。大向はその提案を了承するも、ちゃっかり府川は自陣のセコンドとして確保。そしてその後、大向は府川と涙しながら抱き合って、府川の引退を惜しんだ。


○藤田(ダイビング・ボディプレス→体固め5:29)×山縣
 さて、近頃見る度に調子の良い、私と同郷岐阜市出身の顔グロ天使の愛ちゃんと、最近肉も付いてきてちょっとポッチャリとした優ちゃんとのハスキーボイス対決である。ただこの試合、愛ちゃんは左肩を珍しくテーピングして体調が万全ではなかったみたいで、側転エルボー&側転ヒップアタックを見せるのだが、いつもより体に勢いとキレが感じられなかった。この頃良かっただけにちょっと残念。それは優ちゃんも同じ様で、ドロップキックも高さもあったと思うのであるが、なぜかあまり勢いは感じられなかった。試合は愛ちゃんが高い高いダイビングボディープレスでピン。フィアーバードスプラッシュは出さず。


○吉田(クモ絡み→レフェリーストップ13:52)×AKINO
 ちょっと問題の試合、試合開始早々万里ちゃんが3・4発程AKINOのこめかみにフックを飛ばす。それも単に当てただけのパンチではなく腰の入った振り抜くパンチである。そしてその後自らロープで反動を付けての顔へのフロントキック。たまらずAKINOは場外へ、このあたりから何かムードがおかしくなってきた。
 AKINOリングに戻って仕切り直しの後、吉田はタックルを仕掛けて、そのままAKINOの首を抱え込んでのフロントネックロック、それも適当なところで離さず、そのままグラウンドへ、ココでも両者ねちっこく極め合おうとする。最初は吉田が優勢だったが、次第にAKINOがヘッドシザースや腕を十字極めようとしたりして優勢に、その状態が3分以上続いた後、吉田か痺れを切らしてグラウンドの状態で句点を打つべくAKINOの顔面へパンチ。このグラウンド勝負AKINOの勝ち。この事が余程吉田のプライドを傷つけたのか、AKINOの顔面ウオッシュ攻撃の後、再びグラウンド対決へ。AKINOはココでも膝十字や腕十字を執拗に掛けて(ココの辺りで万里ちゃん右肘を負傷)流れを優勢に進めるが、今度は万里ちゃんが逆襲。クモ絡みを極めた後はなかなか離さないし容易にロープに行く事も許さず。観客はメッチャ静か。

 最後は、万里ちゃんが2回目のクモ絡みを掛けたうえ、それを1分以上掛けっぱなし。AKINOは意地でもギブアップせず。そのまま落ちた為なのかレフェリーストップ。AKINOは手当の後、余程腹に据えかねたのか、狂ったように赤コーナーの吉田に突っかかる。別れ際、吉田もう一度するかと人差し指を立てると、AKINOは般若のような形相で思いっきり中指を突き立てた後、悔しさで顔をメチャクチャに崩しながら花道を戻る。


○浜田、日向(浜ちゃんカッター→片エビ固め13:26)マリー、×ファビー
 今日は夜に闘龍門の試合があるらしいので、ケツが決まっているせいか、試合数が少なく進行も早い。その為なのであろうか、都内のアルシ興行では珍しく5試合しか組まれていない。それゆえ当然4試合目にしてこの日のセミとなった。ところで話は変わるが、前回の第1試合にゴングを誤って早く鳴らしてしまったサブのリングアナ氏は、結局この日は姿を見せず。代わりにと云ってはなんだが、夜に見に行った愛蛇のリングアナをアルシにも登場させて欲しい(マジで素晴らしすぎ!)
   そんなこと(↑)はどうでも良いのである。さて話を試合に戻すと、日向が闘いたいと云った相手(文子&アパッチェ)に囲まれての試合。文子は今回おニューの水色のガウンを纏っての入場、なかなか似合う。日向は2.20のJWP復活興行の際に新調したピーターパンを思わせる黄緑色の水着、コレもなかなか綺麗である。

 試合は文子vsファビーで始まるが、ファビーがアームホイップを出した序盤辺りで、日向がリングに乱入。文子と2人で合体攻撃を仕掛けようとしてファビーをロープに振るが、帰り際逆にブエロアクロバティコ(後方回転指固め投げ)で2人とも綺麗に返される。ココの辺り日向もアルシで馴れた所為なのか全く違和感がない。後でもアパッチェ姉妹が連携でのパワーボムを2人揃って逆さ押さえ込みに返すなど文子との息もピッタリだった。そしてファビーはマリーにタッチ、手4つで力比べで日向はエビ反りまで押されるがそこから挽回し、逆に相手をエビ反りまで返すが結局倒される。そこからマリーは変形のリバースのインディアから首に巻き付いての変形STFと流れる。また面白かったのは中盤で、日向をアルゼンチンからマットに叩きつけると、日向にウラカン・ラナを仕掛けられるが、体を返される直前でマリーはそれを耐えてその担いだ状態のまま逆エビに移行するなど、相変わらず彼女の技は合理的で、そして新鮮かつ多彩。
 その後、日向はトペコン、シュミット式2発、ローリングジャーマンは3発。文子はケプラータ、ラブファドーラを出すが、マリーも日向もみちドラIIを出すのを両軍許して貰えなかった。最後は文子の浜ちゃんカッターでファビーをピン。帰りは手は挙げるモノのマイク無しのあっさり目。ただ日向&文子の連携は良かったので、近い将来ツインスターで見られるかも知れない。


大向、○玉田(ミサイルキック→エビ固め12:22)吉田、×GAMI
 本日のメイン。正規軍、VIP、Re:DRΛGがバラバラになっての闘い。そう云えばアルシオン旗揚げの頃のメンバーが、3年経って残ったのはこの4人になった。その4人が新生アルシのメインを務めるのであるから、何か観客に対してのメッセージがあるのであろう。
 さて試合は、GAMIvs玉田で始まる。玉田は本日大変元気であった。まず、GAMIを花道に連れ出すと、スイング式DDTでGAMIの頭を花道にぶつけて雄叫びを上げると、吉田のエアレイドクラッシュ、GAMIのアディオス・アミーガも3カウントを許さず、そのうえを吉田のGAMIの両者をジャーマンで固める。いつもの玉田でないみたい。また、対角では吉田が元気だった。玉田には永田ロックII、脇固め。大向には膝十字、スリーパー、裏4の字固めと先程のAKINO戦の続きのような、グラウンド技がねちっこく続いた。

 試合は結局、玉田→大向→玉田のミサイルキック3連発でGAMIがピンを取られる。で、HAWAIIのこの試合の率直な感想は、正直に言うと各人バラバラのような闘いだった。一つ一つのやり取りは結構激しいのであるが、ぞれぞれが各々勝手に考えて勝手に動いている様な感じで、試合全体の起承転結みたいな流れは全く感じられなかった。こう言ったら分かって貰えるだろうか、中央司令室が爆破され指示系統の機能がやられてしまった軍隊で、下位の部隊がそれぞれ勝手に動いて戦っている感じだった(余計に分かりにくいかな?) 結局、見所は結構あったのだが、正直感動はあまり無かった。団体の支柱であるアジャの抜けた穴は団体にとって結構痛いと云うことだけは良く分かった。

 試合後のマイク、まず玉田「もうコミカルなRe:DRΛGはたくさん。これからはシリアスな闘いをしたい」と云うと、それを受けてGAMI「あららら、いつからそんなに過激になったの? でもPIKOちゃんPIKAちゃんの闘いが面白いのもまた事実、それと私は好んでコミカルをやっているんじゃないです。コレが“地”なんです。まぁこの事はあとで焼き肉でも食べてゆっくりお話ししましょ」と、嫌がる玉田の手を強引に引いて花道を引き上げた。
 残された吉田「今までは大人しかったので、これからはシビアな吉田にギアチェンジします。まず文子のクィーンに挑戦します。」と云って本部席を睨むと、「後は文子と社長で決めるでしょう」と云うと、いつもの通り青コーナーの花道からサッサと戻ってしまった。本部席近くで見ていた文子は結局何も言わず。
 最後に大向「私は我が道を行く」と一言云ってコチラは赤コーナーの花道へ。結局、各人のマイクもバラバラだった(涙)


総括:
 団体のトップのアジャが抜けての初めてのディファ大会は、各チームのトップ(吉田、大向、GAMI)がバラバラで団体としてカオス状態であった。ある意味トロイカ体勢の難しさが垣間見られて興味深かったが、2・3回こんな大会は続けられまい。戦って決めても良いから、早くキッチリとしたリーダーを立てて、ちゃんとした流れのある闘いに戻して欲しいものである。




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