屋台骨支えた男は、最強とグランドで互角に戦った お見事ハン! リングスKOKファイナル両国大会観戦記
■団体:RINGS
■日時:2001年2月24日
■会場:両国国技館
■書き手:品川(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 ヘンゾ・田村戦からはや一年、月日の経つのは早いもの。武道館での感動の再現は今年もあるのか?
今年は武道館改修工事で使えず、両国相撲ホールでの決勝戦となった。実況をするWOWWOWも完全生中継で
伝えてくれるし、昨年をさらにグレードアップした戦いに期待が膨らむ予感・・・・

 JR両国駅改札を降りると、「余り券ないかなぁ〜〜〜」のドスの利いた威勢のいい掛け声の連呼が・・・
どうやら券余ってないのか?すごいことだと思い、入り口では当日券を求めて長蛇の列が・・・・・
中に入ると今日は生中継であるため15:30定刻にならないと始まらないのを知ってるもの多数らしく、ガラガラ
試合前には1Fマス席がほぼ埋まり(4人マスに3人しか入れてないので満員でも7割5分の入り)2Fイス席は、
8割くらいの入りか・・・・・ 7500〜8000位の入りでは・・・・

 
〜トーナメント準々決勝〜 5分2R+延長1R
○金原弘光 178cm92.5kg  vs デイヴ・メネー178cm88.8kg
(延長3分24秒 KO)

 1Rは、お互いにパンチの打ち合いだったが、メネーが打撃・テイクダウンとも一枚上手ではあったが、金原も
ひるむことなく打ち合いに堂々と応じる。メネーのラウンド。
 2Rに入り、主導権を握るかに見えたメネーだが、下がらないで打撃に応じる金原が徐々に試合の主導権を握り
だし、テイクダウン後ポジショニングをめまぐるしく変化させ、上を支配し腕がらみを再三にわたり狙う。
 寸でのところではずすも、今度は金原バックを取りチョーク狙い。グラウンドで圧倒的に有利だった金原

 案の定本戦判定は、19-19・19-18(金原勝ち)・19-19の1−0のため延長へ

 延長は、スタミナ勝負となりわずかにスタミナのあった金原が冷静にパンチの技術を見せ、右フックでダウン
奪いKO勝ち


ヴォルク・ハン190.107 vs アントニオ・ロドリゴ・ノゲイラ191・102.6○
(本戦判定 3−0)

 文句なし!本日の「心の」ベストバウト。ハンの潜在能力がいかんなく発揮された試合。

 ロシアンコマンドサンボマスターの実力は、寝技ポジショニングNo.1のノゲイラでさえ参った取る事はできず。
恐るべし!(今年40歳ですよ!ハンは)コンディション自体もあまりよくなかったらしいハン。
 しかし、ポジショニングこそ駄目だったが、間違いなくノゲイラをこれだけ苦しめた選手は、リングスの中で
見当たらなかったことは事実。 そりゃパンチは笑っちゃうくらい下手だし、スタミナはないし、しかし
ギブアップしなかったことはすごいことだと思う。

 途中ノゲイラのヒザ十字が決まったかに見えた場面も、表情一つ変えず、戦う姿は日本人選手こそ見習
うべきだろう。
 何しろ感動の一戦。


高阪 剛 181・102 vs ランディー・クートゥアー185・102○
(本戦判定3−0)

 頭脳戦(作戦)では勝っていたと思われる高阪、序盤ランディーの得意の至近距離からのアッパー・フック
攻撃に苦しみながらも、払い越しで倒し、絶妙の体さばきで巧みに膠着を防ぎ、優位を見せつけたまでは
よかったが、さすがは現UFCチャンプの意地。パンチで高阪のカット出血&鼻血でドクターストップにさせて
からは、一方的な状況。余りの出血に、レフェリーが都合3回ドクターチェックをするも、その都度なんと
「前田審議員」が何故かリングに上がりドクターに「止めるなよ・・・・」と目配せしてるように無言の圧力

 まあ日本勢で何とかなるのは、この人しかいないから・・・・3回もチェックしたら普通止めるけど・・・・
まあ、ランディーも高阪の強さは肌身でわかっただろう。

 ランディーのほうが一枚上手であったということであろう。 高阪はここ一番で運にも見放される・・・・
 20−19が3名でランディー勝ち


山本憲尚190・93.2  vs ヴァレンタイン・オーフレイム190・104.2○
(1R45秒下からの腕十字)

 山本は、絵になる男です。  地獄の特訓→決勝進出→地獄の特訓→改名→一本負け
まさにお見事なやられっぷり。話題提供今回No.1言うことなし。
オーフレームは、見様見真似の関節が、見事に「極め」に昇華したまれなケース。これから期待大


〜スペシャルマッチ〜 1R10分 2R5分
○アリスター・オーフレイム vs ウラジミール・チャントゥーリア
(1R 1分6秒 マウント→チョーク)

 シドニー五輪銀メダリストは、何もできずに負けましたとさ


〜トーナメント準決勝〜 5分2R+延長1R
金原弘光vs アントニオ・ロドリゴ・ノゲイラ○
(2R 27秒 チョーク)

 ジャパン勢ただ一人準決勝進出の金原。ボディーにさらし(テーピング)巻いてきた。
 アバラ折れていた?らしく痛み止めの注射を何本か打って出たらしい。 しかしグラウンドでのめまぐるしい
攻防は、金原の成長振りをうかがわせた。もっともKOKの寝技の攻防としては、前田を満足させるものであっ
たと思う。ビジュアル的にも画面を通じよかったのではと思う(金原&ノゲイラの顔は除く)。

 薬の切れた、2Rバックからチョークで万事休す。 金原の成長はすばらしかった。


ランディー・クートゥアーvs ヴァレンタイン・オーフレイム○
(1R 56秒 下からのフロントチョーク)

 見事なミス!ランディー! オーフレーム爆発といったところです。
 たった一つのミスが、2000万以上の現金に羽が生えてランディーの前を飛んでいきました。


〜スペシャルマッチ〜 1R10分 2R5分
坂田亘175.85.5 vs 柳沢龍志191.101.2○
 (本戦判定2−1 )

 坂田は、試合前客入れをしてる中、滑川相手に皆に見せつけるようにオープンガードからの展開の練習をして
いた。これは無言のアピールだと思った。(ナルシストゆえのなせる業でもあるんだが・・・)

 そして、本番の試合は・・・・・全く練習が生かせてませんでした。そりゃ柳沢だってそんなに目を見張る
どころか、下手下手の選手ではあるが15kgも体重差があるので、ちょっとや、そっとじゃあ倒せない。
坂田は下からの攻め、力で返そうとしているのが随所に見られる、「柔よく剛を制する」という言葉を送りたい。

 田村のところでは限界があるので、金原に頭を下げエンセンに習ったほうが、いいと思う。

 そんなことはどうでもいいのだが、坂田の締めのマイクが非常に印象残ったので一言
 こういういわゆるお客さん的に(私は15kgの体重差をよくしのいだ坂田を誉めたいが)しょっぱい試合の
ましてやる必要のない負けたほうのマイクは

 1)開き直ってヒールになる(高瀬大樹方式)
 2)男は黙って 四方に礼→ 花道もダッシュで帰り、負けたけど反省十分してるな!を強調。(田村方式)
 3)日本語わからない振り(ほんとはわかってる)、訳わからないマイクをする(エンセン・カイヤ川崎方式)
 
 などが考えられるが、坂田のマイクは「しょぼい試合してしまって ごめんね・ごめんね・ごめんね」という
最も中途半端、かつ言い訳半分風のハーフ アンド ハーフにしてしまい、余計顰蹙を買う結果となった。

 もし坂田がプロであると自覚しているなら、マイクの中身は事前に考えておくのが彼の生きる道だと
アドバイスしたい。 窮地に立たされたとき人間のスケールの大きさが出るものなのだ・・・・・
彼にはアドリブは現時点で無理。


田村潔司 vs レナート・ババル○
(本戦判定2−0)

 本戦に出られない田村のモチベーションの低さを、誰が責めることができるんだ!!!
以上!

〜トーナメント決勝〜 5分2R+延長1R
○アントニオ・ロドリゴ・ノゲイラvs ヴァレンタイン・オーフレイム
(1R 1分20秒 肩固め)

 オーフレームの化けの皮はがれる。
 ノゲイラの思うまま。 おめでとう 決勝戦が一番イージーであった。


 総括すると、バラエティーに富んだ、リングスならではの結果になり。よかったのではないだろうか?
そりゃ高阪が上がれなかったことに、前田は落胆してるだろうが、ランディー相手にあれだけの健闘したことは
今後のUFCでの戦いへのいい布石になったと思うことにする。

 個人的には坂田が印象に残った(こんな人私しか いまい)

最後に

 「ハンは 本当に神だということがわかりました。」




本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ