Jd’:2月24日ディファ有明大会の観戦記
■団体:Jd’
■日時:2001年2月24日
■会場:ディファ有明
■書き手:ALOHA♪HAWAII(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 また行って参りましたディファ有明、本日はJd’でございます。冷たい雨が降りしきる中、試合時間18:00キッカリに会場に到着。今日はいろいろな大会が重なっているためか、会場前にはダフ屋の姿はなかった。さて会場内は本日も半分に仕切っての会場で、入りは7割程度。今回はjd’名物のサクラらしき人はいなかったような気がします。さて本日も明日のアルシが迫っているため軽めの観戦記です


▽第3試合:ID4vsNEO
薮下、○ブラディー、坂井(ブラディー・マリー17:53)田村、元気、×仲村
 この頃メッチャ元気な選手同士の対戦。Jd’のリングでNEOの選手を見るのは初めてである。最近西選手がNEOのリングで見かけることが多いので、たぶんそのお返しなのであろう。さて全員リング上に上がって両軍対峙すると面白い光景に出くわす。NEOの選手がJd’の選手よりも一回り以上もデカイのである。日頃小さいと思っていた由佳ちゃんまでたくましく見える。こういう対抗戦を目にすると日頃比べたことのない体格などが感じられて面白い。ちなみに田村様のハイタッチ入場は無かったが、「田村様の恰好でコールせよ」とリングアナに自分のサングラスを掛けさせることは健在だった。元気は私は初見の青が入ったバトルスーツ風のコスチューム。
 さて試合であるが、ID4の急襲で始まる。最初は坂井vs元気、20センチ弱の身長差である。それ故か、それともまだ手探りの為なのか、逆水平チョップもちょっと遠慮気味だった。次に登場はブラディーvs由佳ちゃんであるが、ブラディーは「お呼びでない」とばかりに、由佳ちゃんの髪の毛をむんずと掴んでNEOコーナーな投げつける。仕方なく元気再びリングイン、全女6年組の対戦である。元気ブラディーの身長は皮肉るように力比べをすべく左手を高々と上げるが、当然ブラディには届きそうもない、ブラディーは藪下を呼び肩車で力比べを挑む。それで何が言いたいかというと、今回の対抗戦は、対抗戦特有のギスギスしたモノはなく、提携したようなしっかりとした闘いであった。
 試合は進んで中盤、このメンツで特に面白かったのは、藪下vs元気。藪下は得意の跳び付きの腕十字を狙う。元気はその為に体を転がされるわけだが、その度に元気の長い足が大車輪キックのように回転して迫力十分。、その流れが続くと、元気は2回に1回は跳び付きに耐えて、抱えたままマットやポストに藪下を叩きつける。そしてその流れもある程度先が読まれると、今度は藪下が腕ひしぎにいくと見せかけて、すかさず裏をかいて脇固め。体格が違えども両者手が合うのか、まるで義経vs弁慶の様な闘いであった。
 そして試合は後半、このメンツでは明らかに格下の由佳ちゃんが、ブラディー得意のエグイ弱い者イジメ攻撃にあい。今日2発目のコーナートップからのダイビングセントーンを喰らった後、3度目のドラゴンスープレックスホールド(ブラディーマリー?)でピン。ちなみに試合途中に元気は、会場の梁からのダイビングを決行しようとしたが躊躇し、近くのエアコン上部に着地したが、体重の為エアコンの天板の部分を破壊してしまった。


▽第4試合:2冠戦次期挑戦者決定戦 ※2連勝したら勝利
○ドレイク森松(3−2)×黒姫
 この試合2連勝しないと勝者ではない。森松は黒バットを持っての登場、黒姫は普段通り。さて試合は序盤、黒姫の両手の組んでのダブル裏拳で6秒で最初のピン。次は森松がラリアット(?)でピン。両者、試合形式を上手く活かしてムチャクチャ早い展開。
 試合は3本目はプリンセス式(似非日本海式)原爆固めで黒姫がピン。4本目は森松がみちドラIIでピンを取り返す。そして森松は再び2本連続のみちドラIIを繰り出すが、黒姫それを2.9でピンを許さず。されど森松は黒姫の返して安心した隙を突いて、流れるような動きで腕ひしぎ逆十字で黒姫がギブアップ。森松にしては意外なフィニッシュ。
 試合後、藪下がリングへあがる。「ドレイクさん、あんたが勝ってくるとは思ったが、まさか腕ひしぎで取るとは思わなかったよ。いつの間に練習したんだか知らないんだけれど・・・・。3月4日宜しくお願いします。」 藪下と森松が小競り合いの後、長い時間にらみ合っていた。


▽メインイベント:変則金網デスマッチ(日本初の天井付き金網デスマッチ)
○阿部(エスケープ21:21)×鈴木
 休憩は30分、その間にリングの周りに業者によって鉄骨とボルトで締められたメッチャ頑丈そうな金網が設置された。その間に前回の後楽園ホールでのLSD2001でのファングvs阿部ちゃんを大画面モニターで放映。この試合は観ていなかったので、個人的にメッチャありがたかった。
 さて試合は日本初の屋根付き金網、凶器は一人一つまで認められる。会場はリング中央近くには7段の脚立がデンと置かれる中に、まずは阿部ちゃんリングイン。コスチュームは前回の後楽園ホール同様、黒と茶色のヘビ柄の水着。ファングさんは普段の黒と黄色で、黒のイスと赤いリボンが結びつけてある松葉杖を持って入場。ファングさん、まず「アベ!、お前は2月10日に引退してんだよ。<中略>2度とリングあがれないようにしてやる」と云って、赤いリボンの松葉杖を対角のアベちゃんに皮肉のプレゼント。阿部ちゃんそれを取ってファングに襲いかかるが、ファングにすぐに奪い取られる。ファングはそれを阿部ちゃんに振り落とすが、阿部ちゃんすんでのところでかわし、松葉杖は脚立を直撃・大破。ファングは割れた松葉杖を握りしめ阿部ちゃんのおでこに突き刺す。阿部ちゃん開始早々早くも流血。
 それから試合は、倒れて阿部ちゃんに脚立を叩きつけたり、コーナーに脚立を置いてのサンドウィッチラリアットなど、脚立の扱い良さと、体力に勝るファングが常に試合のペースを握る。阿部ちゃんはコルバタ、スクールボーイ、ミサイルキックを決めるが、単発な感は否めない。 隙をついて足早にエスケープしようとしても、イスで叩き落とされる。前半は阿部ちゃんは常に劣性を強いられた。
 さて試合は中盤、前回のLSD2001で2本目を決められたファングのスリーパー地獄に繰り返しあうが、阿部ちゃんはその度になんとかロープに逃げる。その後もエグイ攻撃を受けるが、されどそれでも闘う意識は健在、よたりながらもカウント8で立つ。そして隙を見てみせるラ・マヒストラルで逆転を図るが、残念ながら返されてしまう。阿部ちゃんに勝ち目はあるのか?
 試合は終盤、脚立を挟んでの攻防を阿部ちゃんが制すると、阿部ちゃんが天井にぶら下がってフットスタンプを決行。痛がるファングを横目に2度目のエスケープを試みるが、ファングは当然追いかける。そして、そのまま屋根の上での闘いへ移行し、レフェリーのトミーさんも連動。ただココでも常にファングが優勢に試合を進める。5メートルもの高さの天井での釣り天井を仕掛けると、LSD2001で3本目を取るのに効果的だったSTOで阿部ちゃんを叩きつけて、屋根よりエスケープを図る。されど、ここからは重量級選手の悲しさ、フェンスを辿って降りようと手間取っているところ、アベちゃんが天井の上で立ち上がり、下のニッと笑ってガッツポーズ。そして何を思ったか、5メートル下へ必死のダイビング! 下には正規軍のセコンド陣が大信頼でキャッチ。エスケープルールでの阿部ちゃんの大逆転勝ち。狂喜乱舞する正規軍
 ファングさんのマイク「あべぇぇぇぇぇぇーーーー! お前凄いよ。凄いよ阿部幸江! あべちゃんじゃないね、阿部さんだね。凄いよ阿部幸江! おまえ、凄いレスラーだね。だけど阿部幸江を、あべちゃんを、レスラー阿部幸江にしたのは、このあたしだから。これからも宜しく。ここからスタート! あべちゃんヨロシク!」
 阿部ちゃん、そのまま肩車されてリングを一周、そしてジャガーさんの前で止まり、抱きしめられて泣き崩れました。


総括、
 良かったと思いますよ。アベちゃんの頑張りを見られただけで結構満足。一応ディファと云うプロレス会場として本場所でのメインの重責は果たせたと思います。なによりも、金網天井の決死のダイブ前の、彼女の微笑みは素晴らしいモノがあったと思いますし、その笑顔を見ただけで会場に来た甲斐がありました。




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