XFLに沸くWWFに、「猪木」登場&アイーン炸裂!!
■団体:WWF
■日時:2001年2月5日
■会場:ジョージア州アトランタ、ジョージアドーム
■書き手:ひねリン(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

俺の怠慢によってしばらく休ませてもらっていたRAWのレビューを、今週から再開させてもらいます。まずざっと現状を説明します。

新世紀になってもチャンピオンは相変わらずカートアングル。でも、現在の話題の中心は完全にトリプルHとストーンコールドの抗争です。前回のPPVでストーンコールドがトリプルHの王座奪取を邪魔したことで、遺恨が拡大。次回のPPVでの一騎打ちが決まり、前回はリング上で調印式が行われました(この契約によって、二人は試合までお互いに手を出せないようになっています)。あと、最近のストーリー上の大きな伸展は、トリッシュの台頭です。トリッシュは妻リンダとの離婚宣言をぶっぱなしたビンスにお色気攻撃で急接近し、見事愛人の座を勝ち取りました。そして、それに腹を立てているビンスの娘、ステファニーとの抗争が盛り上がっています(さらにトリッシュはアングルのセコンドもやってて、その点でもトリプルHのコーナーにいるステファニーと対立している。アングルとステファニーはもう完全に切れています)。ただそれよりなにより、現在のWWFが一番プッシュしてるのは、先週末にとうとう開幕したビンスの新アメフトリーグXFLですね。今回のレビューでは、RAWの中でそれがどんなふうに宣伝されているかを意・図的に多く取り上げます。

また、日本のファンには嬉しいことに、近ごろ海援隊が「口パクマイクアピール(同時通訳とも呼ばれている)」の成功によって言語の壁を克服(逆利用)し、連続出演を勝ち取っています。これは、ふたりがマイク片手に、裏で別の誰かに英語でしゃべってもらいつつ、オーバーアクションで口パクでアピールするというギャグギミック(俺は事前に吹き込んでもらっていたのかと思っていたけど、2ちゃんねるでTAKA本人が、生で声を入れてると言っていた)。英語の裏声の内容はパターン化されていて、元ネタがあるのかどうかしらないけど、子供マンガの悪党二人組みたいな癖のある英語で、TAKAのほうがなんか相手をバカにするコメントを話し、最後に「我々は邪悪なのだあ(we are eeeviiil)、わはははは」みたいなことを言います(もちろんTAKAはおおげさに口パクしてるだけ)。するとそれに答えてフナキが「そのとおりなのだあああ(Indeeeeeed!)」と高笑いします(やっぱり口パク)。これがけっこう受けていて、最近は会場で「Indeed」と書いたプラカードが散見されます。この日のRAWでは、このギミックさらなるヴァージョンアップを遂げました。ではレビューにいきます。

番組開始。まず、先週のSMACKDOWNのメインのハイライト。カートvsトリプルHvsロックのトリプルスレッドタイトルマッチ。レフバンプの後、カートが急所打ちからトリプルHを抑え込む。そこにストーンコールドが飛びこんできて、失神しているレフェリーの手をとって強制高速3カウント。
「試合までお互い手を触れてはいけない」という契約を守りつつも、まんまとトリプルHをやりこめたことになります。

ジェリコ(前回のPPVで、ベノワからタイトルを奪取)vsマットハーディ(withリタ)のインタコンチ戦。
つかみなのに善玉同士のテーマない対戦だなあと思ってたら、試合開始前に、リタにフられ続けてるのに未だこりないマレンコが登場。花道で思い詰めた目でリタを見ている。こうなると試合はほとんどおまけみたいなもんなので、観客誰も注目しない中で適当に進行。マレンコ乱入のダメージでジェリコ勝利。その後マレンコはリタに詰め寄るも、マットに阻まれる。さらにサタンとジェリコも交えて乱闘。最後には、なんか髪を茶色にし
てテキサス人みたいな風貌になったエディが入ってきてジェリコにフロッグスプラッシュ。

ロック様会場入り。前回のロイヤルランブルでもストーンコールドにやられ、先週のSMACKDOWNのメインでもかやの外で、憮然としてインタビュアーを無視。まじめな話、ロック様は現在完全にストーンコールドとトリプルHに主役を取られてる状態。

CMタイムで、開幕したばかりのXFLの次回放送の宣伝が流れる。RAWをやってるTNT局は、来週はじめてXFLを中継するので、あと6日と盛り上げている。いまTNT局の全ての番組で、画面の右下にあるシンボルマークに「XFLまであと〜日」というテロップを加えている。

ロック様入場してマイクアピール。あまり必然性もなく、アングルへの挑戦権を賭けてトリプルHに喧嘩を売る。でも最初に出てきたのはステファニー(トリプルHは最近新しいテーマ曲になったので、かつてのトリプルHのテーマがそのままステファニーのテーマになっている)。今日は髪がくるくるカールで、一段とbitchy。さらにトリプルHも出てきて(現在ストーンコールドに触ることができないので)ロックの挑戦を受ける。

そこにアングル登場。「ばかばかしい。私と闘う権利を争って二人で闘うって?じゃあ君達でさえ分かるように、ゆっくり話してあげよう。」そして手話みたいなのをまじえつつ「君達、両方、とも、私には、勝て、ないよ。」「簡単なことだろ、ここにいる高校教育を終了した3パーセントの観客だって理解できるはずだ。」そして二人に、まあくだらんがやりたいならやれ、と。

さらにそこにビンス登場。まず、ブーイングをはじめた観客に向かって「礼儀をわきまえろ。さもないとお前ら(の町)はXFLの球団を得られないぞ」そして「公正さを実現するために(In the Interest of Fairness:最近のビンスのお得意のフレーズ)、、」と話したところでロックが「その糞公正はどうでもいい。トリプルHと試合を組まないならXFLの赤黒の新品のボール(このボールはかっこい。現在発売中。)をお前のケツに突き立ててやる」そこにごますりアングル「ミスターマクマーン、私はあなたは常に公正だと思っています。It's ture。」それでも不機嫌なビンスはトリプルH、ストーンコールド組vsロック、アングル組の試合を一方的に宣告。焦ったアングル「ミスターマクマーン、それは公正ではありません!」ビンスは聞く耳もたずに引き上げる。

うーん、決まったカードは四大スターを奇抜に組み合わせてて面白いけど、マイク合戦そのものはどの台詞にも必然性がなくていま一つだった。XFLの宣伝が随所に入っているというだけ。

CMタイムに別のXFLの予告が二つ。「2500万人が目撃。批評家を黙らせた、フットボールの革命を体験せよ!」自慢のフィールド中に準備したカメラからのど迫力アップ映像を編集したもの。もうひとつは野外でファンに喋らせるもの。「XFLは噴火する火山だ。NFLが(アメリカのチンケな)黄色いマスタードみたいなもんだとしたら、XFLは、めちゃ辛いヨーロッパ直輸入のブラウンマスタードだぜい!」

エッジ&クリスチャン入場。前回のSMACKDOWNで、アコライツをイスでサンドイッチ攻撃しようとしたところ、海援隊のフナキに体を張って阻止された。そこで今回はなんと海援隊のお株を奪う、口パク逆バージョンを披露。クリスチャンがマイクを取るといきなり「こんばんわー、元気ですかー!」と猪木モードの日本語が流れる。その間クリスチャンは大げさなゼスチャーで口パク。さらに日本語「おい、海援隊!この野郎お前ら食らわすぞこの野郎!いくぞコラ!ビョーン(?)アイーン!」(すみません、日本音痴なので元ネタよく分かりません。)そして次にエッジがマイクを取ると日本語で「本当にいいい!(フナキのIndeedの日本語訳)」と流れる。実況のJR「いったいなにがどーなってんだ?」

そこに海援隊のオリエンタルなテーマが鳴り響き、日本国旗を振りかざした二人が花道に入場口に堂々登場。TAKAは威勢いいんだけど、前回身を犠牲にしたフナキは首を痛そうに抑えている。マイクを掴んだTAKA(の英語吹き込み)「バカどもめ。お前らの日本語は最低だぞ。お前らは、自分達はこれからカンペキに(totally:エッジ&クリスチャンの常套句)ラクダとセックスすると宣言したんだぞ。」それを聞き、自分達の日本語が分かってないエッジ&クリスチャンはリング上でおおいに悔しがる。TAKA(の英語吹き込み)「我々は長い髪もサングラスもいらねえ。なぜなら我々はただただ、、、シュ、シュ、シュ(TAKAはそれに合わせてブッチャーばりの空手のポーズを披露)邪悪だからだ!」次にマイクを渡されたフナキは、首をおさえてめんどくさそうに口パク「Indeeeeed!(吹き込みの声だけ威勢がいい)」そして海援隊がリングに走り込んで試合開始。

試合はそつなく進み、最後はエッジ&クリスチャンの合体雪崩式肩車ブレーンバスター(これで通じますか?)で決着。ずっと出てるせいか、海援隊の動きは攻めも受けもとても良かった。エッジ&クリスチャンとのミスコミュニケーションもまったくなかった(しかし、TAKA本人によると、全然ダメだとのこと)。しかしほんと凄い出世ですよこのふたり。前のようにたまに出てくるんじゃなく、完全にキャラを確立して、ストーリーの中にはまりこんでレギュラー登場しているんだから。しかも相手は、世界一のタッグ屋(誇張でなく本当にそう思う)のエッジ&クリスチャンですよ。また、世界に放映されてるWWFの看板番組で、日本人プロレスファンにしか分からんネタをやるというのも凄い(日本語の吹き込みは、TAKAによるものだという説がある)。ちなみに試合中、放送席のキングとJRは「TAKAの言ったことホントかなあ?」とか話しあっていた。

ステファニーが控え室で、メーキャップ担当に向かって怒っている。今朝マクマーン家のメイドが、ビンスの部屋に落ちてたイヤリングを「これお母さんのでしょ」とステファニーに持ってきた。でもステファニーはそれが母のではなく、トリッシュのだと確信。遂に証拠を掴んだわ、もう許さないと出ていく。それを背後から、スティーブン・リーガル(彼もずっとマクマーンにずっとごまをすっている)が覗き見している。

CM後、ビンスが控え室で誰かと電話している。「私は批評家どもがなにを言おうと気にしない。奴らは地獄に落ちるがいい。大事なのはファンだ。ファンはXFLを楽しんだ。10.5%の視聴率だ、、」もう徹底的な宣伝ですね。そこにステファニーが来てイヤリングを見せてビンスを詰問(ビンスはずっと、トリッシュとはただの友達だと強硬に主張しごまかしてきた)。ビンスが追い詰められたところで、リーガルが入ってきて「ミスターマクマーン、昨日は私を部屋に止めてくれてありがとう。おお、これは私のだ!」とステファニーの手からイヤリングを取ってゆくナイスフォロー。ビンスはピンチを逃れる。

ストーンコールド会場入り。今日のカードをインタビュアーから知らされる。

キャット(ミス・キティ)がアコライツ警備会社の簡易オフィスを訪れる。キティは前回のSMACKDOWNでストリップをしようとして、RTCに阻止された。そこでキャットはRight to Nudity (ヌードになる権利)というグループを作るため、警備が必要だと言う。お金はないけど、コートの前をはだけさせて(カメラは後ろからなので当然見えない)アコライツのプロテクションを勝ち取る。

駐車場を徘徊するモーリーホーリーの姿。最近登場した謎の新キャラ、レイヴァンの仲間の忍者女に、前回従姉妹のクラッシュがやられたため、復讐を狙って待ち伏せしている。

ダッドリーズvsケイン、テイカーのタッグタイトルマッチ。
ダッドリーズは前回のPPVでタッグタイトルを奪取。ケインとテイカーは最近あまり意味もなく仲直りして組んでいる。試合はまあみんなそつなく動いた後、なぜか入ってきたエッジ&クリスチャンの持ち込んだイスをレフェリーが勘違いし、テイカーの反則負けに。

CMタイムに、さらに三つ続けて新たなXFLの宣伝が流れる。一つ目は、老黒人元フットボールプレイヤーが、酒場で昔のフットボールの激しさを語るもの(今のNFLのヌルさを揶揄することになる)。二つ目は、XFL開場を待つファンの集団がアメリカンにバーベキューしながら騒いでいるもの。三つ目は、同じセッティングでさっきのマスタード兄ちゃんが自分の無法な高校フットボール時代を喜んで語るもの。

ここでなんか俺のテレビのケーブル受信が乱れてしまいました(すぐ復活)。今カルフォルニア電力不足だから、、、って関係ないけど。トリッシュとマクマーンとオースティンがなんか控え室で話してて、なんとオースティンが今日のカードをマクマーンに感謝したみたい。

アコライツ&キャット入場。キャットが先週、RTCにストリップを邪魔されたことを抗議。表現の自由の保護、新グループRight to Nudity の設立を宣言。「なんで裸でこの世に生まれてきた私たちが、裸でリングに立っちゃいけないの?なんで町を裸であるいちゃいけないの?私たちは今こそ、裸の自分自身を主張します」それを聞いて狂喜したキングも放送席で服を脱いでいる。そこにRTCが乱入。キャットのガードのアコライツがそれを阻もうとするも、数の利でスティービーがリングに上がり、キャットに悪態を付く。そこにキャットはキスで反撃。狼狽したスティービーはブラッドショーのラリアットを食らい完全KO。得意満面のキャットはストリップをはじめようとするけれど、アイボリーが後ろからそれを阻止。キャットのスピーチは、俺的には本日のベストパフォーマンスです。おおげさなゼスチャーを巧みに使って、見事にアメリカの市民団体のアピールのパロディーを演じてみせました。実際に市民運動のアジテーターをやらせたいくらい。

駐車場で腕立てふせをしながら待ち構えているモーリーに、レイヴァンがにやつきながら話しかける。俺には家族がいないとか、いつものキャラで。モーリー「どーでもいいわ。あんたの女はどこよ?」レイヴァン「あいつは俺の女じゃねえよ。俺に女などいねえ。」

ビンス&トリッシュin控え室。ビンスがトリッシュにフットボールの体勢の説明をし、実際に演じて教えようと、バックから挿入の姿勢にはいる。そこにアルスノーが入ってきて、ビンスに(だいぶ前にコミッショナーを解雇された)ミックの親友として、彼の処遇を考え直してくれと訴える。ビンス「私はミックはどうでもいいが、君は違う。今日試合があるから、がんばりたまえ。」

駐車場で待ち構えていたモーリー、忍者女の車が到着すると同時に襲い掛かかって殴る蹴る。レイヴァンが後ろからモーリーを抑えるも、急所打ちでレイヴァンダウン。その隙に復活した忍者女が、へなへなした裏拳でモーリーを倒し、やはり倒れているレイヴァンを乱暴に放り込んで共に逃げる。どうやら、レイヴァンより彼女のほうが偉いらしい。

CMタイムに、また別のXFLの宣伝が二つ。おなじように、開幕戦の会場の外でファンにしゃべらせたもの。XFLでは、選手の基本年給はみんな一率たったの45000ドルで、試合に勝つごとに一チームにボーナス100,000ドルが与えられます。NFLの選手達と違って、本当に結果を出さないと金が手に入らない。そのシステムをファンが称賛してました。しかし、これだけ一番組内にXFLの話題を連発で詰めこむとは。ほとんどサブリミナル効果か?

控え室でToo Cool インタビュー。本日、旧友のラキシ&ハク(最近WWFに復帰。ラキシと南洋コンビと結成)とマッチメイクされて、その複雑な心境を語る。そこにハクが入ってきて、わけのわからない言葉(トンガの言葉らしい)でわめきたてる。さらにラキシが来て、Too Coolに向かってにやっと笑って「よう、元気か?」 俺はラキシとToo Cool ってのは、南洋系+相撲という、今まで人種的にも文化的にも悪役と決まっていたキャラのラキシを大ヒーローにした大きな意味を持つ人種横断トリオだったと思っているんだけど、今はラキシが完全に伝統的な人種の区分を強調する悪役にもどってしまってますね。ま、いいけど。ハクと組んでいるということは、今はトップ戦線から落とされているということでもありますね。

ラキシ&ハクvsToo Cool。
ラキシがグランドマスターをヒップドロップでフォール。しかし、ヒール転向以来、ラキシのスティンクフェイスはほとんど観れなくなってしまいました。本日もなし。ハクは相変わらずコンディションがいいようで、元気に伝統的なバーバリアンキャラを演じています。

カートアングルが廊下で本日のパートナー、ロックを探している。廊下にいたエセリオスに「おう、君はまだこの会社にいたのか。よかったな。3Iを忘れずにがんばりたまえ」エセリオスは嫌悪感を隠さない。

CM。今度は、最初のと同じXFLのコマーシャルが。ということはXFLCMは全部で8種類か。

アングル、ロックの控え室に入り、今日の試合は勝つために協力しようと申し出る。ロックは笑顔で了承し、握手。でもそのままロックは手を離さずカートに顔を近づけて、近いうちに自分がカートのタイトルを奪うと、静かにささやく。なんか神の言葉を授かった予言者のような感じで。ロックって、基本的に宗教キャラですよね。

アルvsベノワ。
ベノワがクロスフェースで勝利。反則もストーリーもなにもないきれいな試合。

ビンスの控え室にステフが。ステフは、トリプルHのために、本日の試合に条件をつけるよう頼むが、ビンスは脚下。

なんとチャイナが、WWFNew York からリポート。新刊のチャイナの自伝が山積みされ、ファンに囲まれている。チャイナは前回のPPVでアイボリーを一方的にいたぶっているうちに(ストーリー上)首を負傷して今はお休み中で、優等生的に本の出版を喜ぶスピーチをしてた。チャイナの自伝は俺も買いましたが、けっこう面白いです。彼女はレイヴァン(のキャラ)と同じくらいすさまじい子供時代を送ったようです。そのうち別枠で紹介できればいいなと思います。

XFL開幕戦大成功の様子をダイジェストで(今度はCMじゃなく、番組内)。キングは、XFL(と実況に参加したキングとJR)を雑誌で批判した批評家を名指しでバカにしてた。

控え室で苛立つトリプルHを、ステフがなだめている。そこに余裕の表情のオースティンが入ってきて、トリプルHに今日はよろしくと握手を求め、さらにステフにも、やあ会えて嬉しいよと挨拶して去って行く。

ロック&アングル(withトリッシュ)組vsトリプルH(withステフ)&オースティン組
この試合は、反則裁定なしの特別ルール。この組み合わせだから、両チームともうまくいかず、試合は荒れ気味。アングルがロックを後ろから殴って、試合がいよいよめちゃくちゃになってきたところでビッグショウ(最近復帰)が入ってきてロックを攻撃して帰って行く。アングルはしてやったりの表情。今後ビッグショウと組むのか?でもそのおかげでアングルは孤立してしまう。ストーンコールドとトリプルHは、契約上お互い触れることができないんだけど、ストーンコールドが何食わぬ顔でロープをずらしたり、タッチを求めるトリプルHから逃げたりして巧みに間接攻撃。
怒ったトリプルHがオースティンを睨みつけている後ろから、アングルがイスで一撃してピン。ストーンコールドは、その後アングルにスタナーを入れて観客からビールを受け取って帰って行く。ありていに言って、このメインは展開に特に意外性もなく面白くなかった。

はっきり言って今回は、スター達のマイクアピールもメインも全然面白くなかった。PPVまでの間、奇抜なカードで適当につないでるだけという感じで。で、それにXFLの宣伝を至る所に挿入してたと。まあ、日本のファンとして今日は海援隊に尽きるということでいいでしょう。いやあ、ジョージアドームの大観衆の中、テーマ曲に乗って日本国旗を振りかざして花道に立った二人の姿は、ふだんナショナリズムにシニカルな態度を取っている俺ですら思わずじーんと来てしまうほどかっこよかった(笑)。




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