2/4CMLL後楽園
■団体:CMLLジャパン
■日時:2001年2月4日
■会場:後楽園ホール
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 観衆、発表された 1,250 人はほぼ実数でしょう。よく入っていました。この日をもってCMLLジャパンは興行を停止。
 1人ずつコールされて入場式、サスケ・ザ・グレートとNOSAWAには女子マネ、巨乳ほり出したAKIKOと(たぶん)アンナ・カレリーナが。アルシオンの浜田、藤田とブラソ・デ・プラタ、じゃれあっている。
 最後だけ入場曲が「スカイハイ」に替わり、マスカラス兄弟登場、花道に殺到するファン。
 全選手が揃ったリング上、CMLLジャパン代表ミステル・カカオの挨拶が終わるや否やそそくさと1人先にリングを降りるマスカラス(笑)。

 いったん選手がはけたあと、あらためて登場するサスケ・ザ・グレート(折原)とNOSAWA。?第1試合出場予定ではないが… マイクを要求する偽サスケ、余談ですが私は折原のマイクアピールが大好き。ドスの効いた声、焦って喋って噛むレスラーが多いなか、堂々と落ち着いてタメを作って喋る。観客とのやり取りも自然、わざとらしいところがない。今まで面白かったのは、昨年2月、DDTで、すぐ後に予定されていた仮面シュータースーパーライダーの試合と順番を入れ替えて出場、勝利した後に「(息が上がって{ハァ、ハァ、ハァ、…なぜ俺が先に試合したかわかるか?… (タメ)…ホッパー選手が遅刻してるんだよ!」もう1つ昨8月メビウス興行、ミクスドマッチで対戦したコマンド・ボリショイに向
かって「オイ!てめえ。俺は、グラン浜田より小せえ相手とやったのは初めてだ!」どちらも改めて書き起こすとつまらないですね、スミマセン。
 ともかくこの日のマイクは、まず、年末ジャンボ宝くじで3億円当てたことを高らかに宣言、「今後のことについては俺の大親友、折原昌夫から発表があるだろう」(昨年も同様の経緯から、2億円を賭けたトーナメントを開いているので、たぶん今年もやるのでしょう。ただ昨年の場合もちろん、そんな賞金など存在していなかったのだが(笑))。
 つづいてNOSAWAとともにCMLLジャパン・タッグ王座のベルトを誇示、カカオとリッキー・マルビンの“エア・ブリッツ”を引っ張り出し、「コレが欲しいなら今、挑戦を受けてやる!」と挑発、そのまま試合?が始まってしまう。
 第0?試合は、連係、あい変わらずキレイな偽サスケのケブラーダなど、ルード組が一方的に押していたのだが、カカオの反撃チョークスラムがたった1発決まっただけでメキシコの悪徳レフリー(阿部四郎みたいなもん)の共謀があって超高速3カウント入る、で、

 ○カカオ、マルビン(2分27秒片エビ固め)サスケ・T・G、×NOSAWA(記録があるってことは、試合成立してたのね…)

 つまり、偽サスケ組はワザと負けて、無理やりカカオ達にベルトを巻かせたわけ。カカオとマルビンも?な表情のままベルト姿をアピール、しかし興行を停止する団体にベルトが戻っても、今後の展開も見通しも全く無い。たんなる皮肉か?
 さらに控え室より女子マネAKIKOとアンナ・カレリーナ現わる、ぼくはこの人達(特に巨乳ほり出したAKIKO)の大ファンで、「なぜ出て来ないんだ!」とそこまで怒っていたのだが、彼女たちの手には新しいベルトが。偽サスケ「これが俺達の黒いベルトだ!」観客ますます??
 ラインナップされた試合の幕前のスキット、途中(試合)までは良かったのだが、オチの意味がわからず???

第1試合 ○エル・エニグマ(7分37秒チョークスリーパー)×トルトゥガー

 なぜか、タックルからマウント、アームロックの取り合いという何かへのパロディのようなムーブで始まったこの試合。
 ぼくはトルトゥガーを見るのは初めてなんですが、ある意味日本においてのストーカー市川たちの先駆者のような選手なんですね。相手のエニグマ(たぶん日本人)がキック・関節技などU系のキツイ動きでくるので、あまりの痛みに試合放棄しかかる。その後、新崎人生を真似てロープ拝み渡り、後ろ歩き拝み渡りにトライ。さらにロープ上でのダッシュを要求されるが当然失敗して股間を強打。「CIMA!」と叫びながらのマッド・スプラッシュ(しかも不格好)。など。
 しかし意を決しての、トップロープから場外へのケブラーダにみごと大成功、「もう1回!」とまた観客に催促され試みるが、宙返りできず後向きのまま飛び降りるだけ、そこへ待ち構えたエニグマ、マット無しの床へジャーマン!これだけで充分グロッギーなのに強制的にリングに連れ戻され、締め落とされてしまいました(笑)。
 カメくん、おつかれさまでした。

第2試合 マリー・アパッチェ、○ファビー・アパッチェ、日向あずみ(14分21秒エビ固め)浜田文子、AKINO、×藤田愛

 アルシオン提供、手が合い好勝負が約束された女子6人タッグ。約束どおり、6人連動のレッグストレッチ、(惜しくも)5人連続のプランチャなど、魅せてくれました。
 ですが、日向だけはまだ、馴染みきっていない様子、Wアームからのシュミット背骨折り、コーナー最上段からの雪崩式WアームSPXなど、得意技の一部は出せたものの流れに乗りきれず。何年も前から「ルチャがやりたい」と言っていた日向選手ですから、きっとこれからアルシで学んで、開花させてくれると信じてます。
 アルシ生え抜き組の方でも、文子は前面には出ず、持ち前の大物スターの雰囲気をふりまくにとどまる。よく働いていたのは藤田、側転してのコーナー・アタックを何発もヒットさせる。
 アパッチェ姉妹のポテンシャルの高さについてはこれまで何度も書いてきて言うに及ばずなのですが、マリーのローリング吊り天井クレイドル、ファビーの錐もみ式プランチャは、この日も見られました。試合もファビーが高い高いパワーボムで藤田から。

 ここで休憩。グッズを売るためだろうが長い長い。それが目当ての人も多いでしょうから、まあいいんですが。最後の興行、1円でも多く現金化したいところもあるのだろう、興行終了後3時からさらにグッズ販売をやったらしい。この日夜の部のパンクラス、せっかく日曜の開催なのになぜ7時開始?と疑問だったがそれで納得。

第3試合 ブラソ・デ・プラタ、○ミステル・カカオ、リッキー・マルビン(13分11秒小包固め)ペンタゴン、キンバ、チバ・ラヤーダ・セグンド

 プラタのプラタによるプラタのための試合。この男ただのチビデブのおじさんではない。見習わなければ。
 入場時、テーマ曲にのってエア・ブリッツの2人とともに、巨体を揺らしエロエロダンスを踊る。
 出場のほとんどのメンバーがEMLLからの派遣であるのに対し、ルード組のペンタゴンだけはAAAの選手、またこのペンタゴンて奴は心底憎たらしい、イヤな奴なんですが、この試合では他の2人とともにおとなしくプラタの引き立て役に回る。味方を1人コーナー後ろ向きのプラタの尻に捕らえられたルード軍、救出しようと正面から攻撃すると、反動でプラタの尻が味方を直撃。この間のズレ方がなんともいいんだ。また、3人重ねもちにダウンさせられ、たっぷりと間をとって煽りに煽ってのヒップドロップを何度も何度も食ってしまう。極めつけは、この日も出ました、デブデブ・スイシーダ!!横で見ていた友人がポツリ「橋本もあれぐらいやればいいんだ…」
 リンピオ軍も、プラタが全開だったため、カカオはほとんど目立たず、リッキーは高速ラナでわずかに潜在能力の高さを示したぐらい。
 またこの試合、通路奥で観戦していたサスケ(本物)が、みちのくでのペンタゴンとの因縁からか乱闘に巻き込まれるというサービス・カットあり。
 あと、チバ・ラヤーダっていうのはつまり“山羊”なんですが、“山羊”が闘ってる、ってだけで何かおかしかった。

 決着後、試合中はおとなしくやられていたペンタゴンがマイク握り、「ポルキー!カカオ!リッキー!¥%2;<@*+$♂!アリバ・ルード!」(ポルキーは“豚”、プラタの愛称。アリバは「万歳」(でいいんでしたっけ?))対するポルキー、観客煽って「クレーロス(馬鹿)」コールをペンタゴンに向ける。つづけて「メヒコ、ハポン、トモダチ!」パートナーを指さし「カカオ、プロモート、ナンバーワン!メニー、メニー、カンバック!」なんどもなんども友好を訴え、別れを惜しむポルキー。涙ぐんでいる。…

第4試合 ○ミル・マスカラス、ドス・カラス、エル・イホ・デル・サント、ラヨ・デ・ハリスコJr.、ドス・カラスJr.(18分13秒フライングクロスアタックから)×アルカンヘル・デ・ラ・ムエルテ、ショッケル、ブルー・パンテル、サスケ・ザ・グレート、NOSAWA

 当初3本勝負だったはずが1本に変更。マスカラスのオーバーマスクに群がるファン。偽サスケは折原を伴って現われ、試合にはなぜか折原の方が出場。
 まあマスカラスのための試合なんですが、リンピオ組のいいところは、ざっと一通り出ました。ラヨの闘牛士ムーブ(ちょっとクドかったけど)、サントのセントーン・アトミコ、マスカラス兄弟のWフライングクロスチョップ、ドス親子・サント&ラヨの2組による場外編隊飛行、と。ドスJr.は背がメチャ高く、長い手足をやや持て余し気味でした。

 ま、当然のようにマスカラスが試合を締め、そそくさと退場した後、その他の出場選手たちが上がりフィナーレに。リング上の集合、ショッケルがやたらイイ奴そうだった。ちょっと浮いていたのがやっぱり日向、入場式と同様リラックスしていたアルシオン勢と対照的に、所在無げに半笑い浮かべ陽気なメキシカンミュージックに手拍子とり続ける(笑)。根っからのヒールかつ別団体のペンタゴンもつまらなそうにしていたが、彼はあれでいいし、またこれで日本との縁が切れるかもしれない他の多くの選手と比べこれからもちょくちょく来日するであろうから、さしたる感慨もないのだろう。
 カカオのギブアップ宣言、しばらくの別れの挨拶のあと、やっぱりポルキーがメッセージをくれた。「メヒコ、ハポン、トモダチ!」「ココロ、プレゼント!」「ドモアリガト、ゴザイマシタ」陽気で、もの悲しい…
 
 なにかCMLLの観戦記というより、折原と日向の観察記みたいになっちゃいましたが(笑)、代表のミステル・カカオは、今後一レスラーとして、当面はみちのく参戦を訴えていくそうです。34歳にしてレスラーを志願し、あの肉体美をつくりあげ、ルチャの動きも過不足なく身につけた努力の人、頑張って欲しいです。




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