アルシオン:1月27日ディファ有明大会観戦記
■団体:アルシオン
■日時:2001年2月27日
■会場:後楽園ホール
■書き手:ALOHA♪HAWAII(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 行って参りました。東京地方3年ぶりの大雪である1月27日の吹雪の中、いつもの車での通行は不可能になった吹きっさらしの未開の地、有明くんだりまでバス〜電車〜地下鉄〜地下鉄〜バスと乗り継いで片道800円も使って行って参りました(公共交通機関を使うとこんなに不便な地だったんだね) こんな時でも入り口間際にはダフ屋も健在、商売の成り立つところには彼らはちゃんといるのね。ちなみに売りが多かったような気がする
 さて、会場の中はディファを半分に区切っての半規模開催。そして、ただでさえ独特な男が多いアルシに於いて、遠い有明&外は吹雪の悪条件をモノともしないアルシへの熱中度の高い男共が集結、同じ会場なのにNOAH大会とは全く違ういつ種独特な世界を醸し出していた。
 それで入場式は私個人は久々の軍団単位の入場、挨拶は文子。そしてこの大会よりSAMURAITVが番組として放送。ちなみにHAWAIIは今年初めてのアルシ観戦。
○高瀬玲奈(チキンウイング・アームロック5:55)×山縣優子
 この試合一応同期対決だが、山縣がデビュー1ヶ月半に対して、高瀬はデビュー10ヶ月、当然自力の差と云うか、リング上での慣れの差が出た。高瀬がグラウンドでバックに回ったりしてスムーズに動いているのに対して、優ちゃんはまだぎこちない。ただ、新人にありがちな「笑うしかない」と云う状態ではなく。「見ていられる」状態であるからこの時期にしては遙かに合格点。
 で、試合は優ちゃんが、グラウンドで脇固め、片エビ等を繰り出せば、玲奈子は胴締めスリーパーやコーナートップからのフライングボディーアタック、そして度々の腕ひしぎ狙い。ただ中堅によく見られがちな苦し紛れの腕ひしぎと云うわけではなく、グラウンドにテーマを持って闘っているみたいな感じでした。そして最後は意外にもチキンウィングでフィニッシュ。

○バイオニック・J(ウイップラッシュ→片エビ固め6:09)×玉田凛映
 玉田はパーマをストレートに戻しての入場。個人的には最初の頃の積み木くずし風のパーマ姿が好きだったので、個人的にはちょっと残念。
 玉田は大きなB・J対策なのか、アルゼンチンからの切り返しや、ドラゴンスクリューを見せ、大きなB・Jをジャーマンで投げきるが、最後はB・Jが「肩車→みちドラII」の様な大ワザで玉田をピン。

○PIKA&PIKO&GAMI(ヒーロ・デ・スター→片エビ固め13:20)×チャパリータASARI&藤田愛&ファ ビー
 PIKOの双子の妹、PIKAの初登場の試合。おおおおおーーーーぉ全く同じ背格好だ。それに対戦相手はASARIと云うことは、噂されたASARI説も見事に振られた。う〜ん誰だろう? 入場の際チラリと見えたPIKAの瞳の色は青色、と云うことはPIKOと双子なのに片方は外人なのか? 謎は深まるばかり(と云うことにしておこう)
 そて試合の方は、PIKO&PIKAはさすが双子らしく意気が合っている。二人連携してでのロープの飛び方、ボリショイキック(?)は歩幅も合うのかあまり狂いもない。暫くはこのコンビ、面白そうである。
 さて、その中で今回比較的良かったのが愛ちゃん、ミサイルキックも側転串刺しエルボーも綺麗。そしてフィァーバードスプラッシュも相手が避けてもちゃんと着地するあたり、体のキレが大変良かった。そしてASARIもココ暫くは吉田の影響か関節技を多用する機会が多かったのだが、今日は以前のASARIに戻ってあまりグラウンドを多用せず自然であった。そして最後は、どこかで見覚えのあるヒーロ・デ・スターでPIKAがASARIからピン。何?ヒーロ・デ・スターはリンダスターのフィニッシュ技ではないか、と云うことはPIKAはリンダだったのか?
 試合後のコメントGAMI「いゃーPIKAちゃん凄い。さすがPIKOちゃんの双子の妹。これでRe:DRΛGはさらにパワーアップ。<中略>決してPIKAちゃんはリンダ・スターの変身と思わないように(笑い)。ほなサイナラ」
 う〜ん、やはりリンダ・スターではなかったのか、と思いつつも、有明の吹きっさらしの風が会場にまで・・・

アジャ・コング&吉田万里子&美幸涼(時間切れドロー20:00)三田英津子&下田美馬&大向美智子
 結構楽しみな一戦。HAWAIIにとって初美幸である。それで印象は、デカイ、美しい、そしてポッチャリである。そこの辺りはちょっとロシア人とのクォーターらしいからで、その点はちょっと心配である。
 さて試合であるが、まず吉田vs大向のグラウンドの攻防から始まる。吉田はグラウンドは得意としているが、大向もフロントチョーク等で負けずに対抗する。そして下田vs美幸でに変わる。美幸は下田にフライングメイヤー→胴締めスリーパーとオーソドックスな流れ。でも美馬姐にロープに振られてから形勢逆転、踵落としを喰らったのち、再び大向とで二人がかりのキャメルクラッチ+踵落としを浴びる。う〜ん可哀想と云うか破格の扱いというか・・・。この後、美幸頑張ってコーナーから大型ブランチャーを出すが、良かったのはココまで、この後はちょっといただけない流れが続く。まず受けない(受けれない)例えば三田パイルドライバーやパワーボムを出そうとするが、美幸は腰が引けて不完全な形で技を受け、余計に危ない箇所があった。また、フライングニールキックを狙うも目測誤ってなかなか当たらない。最後は度々技を受けない(逃げる)為、VIP組は同士討ちの連続。20分時間切れドローとは、美幸の頑張りで時間切れに持っていったのではなく、美幸が受けない為に終わることが出来なかったという印象を受けた。まぁデビュー3週間の女の子にラスカチョ+大向の技を受けろと云うのも酷な気もするが、負けれるうちに、ちゃんと受けて負けないと、この後選手として不完全に終わる気もする。

 試合後のマイク(テープが切れてしまって全くのうろ覚え) 下田(美幸を見て)「おい!これだけの先輩を相手にして良くやってくれたな」とイライラ爆発。アジャのマイクもあったが、VIPに対してではなく美幸に対して「プロレスをとことん教えてやる(?)」、あ〜あ可哀想な美幸嬢。されどココで萎んでは次期スター候補とは言えない、次回対戦が決まっている大向に対して「私はお前を倒す」と宣言、でも少し遠慮があるのか「倒せなくても良い試合してやる」少しトーンダウン。でも良い気持ちだけでも負けていなければHAWAII的にはOK!

 と、云ったところ、白いチャイナ服の府川がリング中央で「皆さん聞いてください」とマイク。「私もディファのリングに一度でも立ちたいです。お願いします」と純情半ベソ状態でアピール。ファイティングプロデューサーのアジャは「お前、どんな状態にあるか分かっているのか?絶対ノーだ!」と速攻拒否のうえ、リングを降りる。見かねて下田が「社長府川の願い聞いてやれよ。府川はあたしらがまもってやるからさ」と人情話の助け船。社長は「立っているだけ」と条件付きでOKを出す。たぶんそれだけでは済まないまないと思うけれど、ケガには気を付けてと心より祈るしかない。

日向あずみ(時間切れドロー15:00) マリー・アパッチェ
 日向は初参戦時は、「闘いたい相手は?」と問われて、浜田文子と応えるかと思いきや、あにはからんやマリー・アパッチェの名を上げた。理由はフィニッシュ技がみちドラIIと共通だからだそうである。よく分からない・・・。ともあれ、日向が熱望した相手とのシングル戦である。
 日向もマリーも普段のコスチュームで登場。序盤は手四つの力比べでからマリーが優勢。でも、日頃のタッグではマリーはルチャ技全開のなのに、今回はレッグロック、インディアンでのフェイスロック、片エビ固め、キャメルクラッチ、胴締めスリーパーとオーソドックスの技が並ぶ。ココまで日向良いところ無し。中盤、日向が鉄柱からのトベコンとからコーナートップからの浴びせ蹴りのあたりから、同じフィニッシュ技に向けて攻守がめまぐるしく変わる。マリーはライガーボムやコーナーからのセントーン(?)を繰り出せば、脇固め・ジャーマンを出す。ただ日向のロコモーションは今回三回と少なめ。そして、肝心のフィニッシュ技のみちドラIIは両者複数回、技を宣言するが、残念ながら両者それを許さず、結局15分ドロー。HAWAIIはこのシングルも試合前に期待していただけに、ちょっと消化不良の感は否めない試合であった。もしかしたら、日向は体の調子が悪いのかもしれない。

○浜田文子(スピンキック3連発→片エビ固め12:53)×AKINO  さて、去年の豊橋以来の同期の再選。その際は文子のスカイ卒業を謳ったタイトルマッチであったが、結果はドローであった。今回の対戦はメインであるがノンタイトル戦。AKINOはスカイのベルト、文子はクィーンのベルトを掲げての入場。文子はもう立派にチャンピオン然として、表情には自信が漲っていた。
 試合の最初はロックアップ。当然押していたのは文子、この時点でAKINOとの差は歴然としていた。文子は裏四の字、リバースのインディアンからそのまま弓矢固めと、ゆとりを見せての闘い。AKINOもナガタロックIIと関節技を見せるが単発であってつながりが少ない。その後も文子はまるでAKINOをもてあそんでいるかのように、旋回式パワーボム、アイコノクラズム、浜ちゃんカッターを繰り出すが、AKINOも同期の意地を見せ、全てカウント2で返す。その後AKINOは鋭い掌底で形勢逆転を狙うも、文子の小馴れてきたスピンキック3連発でマットに沈む。

 試合後、コーナーでのベルトを掲げてのアピール。その姿も様になっている。その後、文子はAKINOに手を差しのばすが、AKINOはそれをはねつけてリングを降りる。前後して、真っ赤なウィンドウブレーカーを羽織って、次期タイトル戦の挑戦者である日向がリングイン、そして文子と対峙し長い長い視闘を見せる。文子マイクを取り「私はお前を潰す」とドスの利いた低い声でアピール。日向は無言であった。

総括
 天候及び場所の為、いつもよりさらに凝縮したアルシ独特のコアな男共が会場を埋めた為か、会場はいつもより盛り上がらず(アルシの男のファンは本当に静か)、それでもGAMIなどは懸命で煽っていたが苦労はあまり報われなかった。テレビも入ったことだし、今度は女性ファン開拓もやった方が良いかも・・・。



本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ