2001 Royal Rumble
■団体:WWF
■日時:2001年1月21日
■会場: (CS)
■書き手:ノリリン(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

会場はいつも満員・WWF

オープニングマッチ 
WWFタッグタイトルマッチ
チャンピオン・エッジ&クリスチャン vs 挑戦者・ダドリーボーイズ

さて、第一試合はそれほど引き出しがあるわけでもないけど、テーブル攻撃で大人気のダドリーボーイズが何度目かの世界王座に挑戦だ。分娩台ポジション(お産の時に股を広げたような姿勢)にブバがとらえた相手に、Devonが急所へのダイビングヘッドバットから勝利のダンス!これが儂は大好きだ。
プロレスの試合はたいてい何かを軸にして行われる。ワザであったり、怪我であったり、健介はそれが理解できない(but this is another story)。この試合の軸は先週のWAR,SmackDownにおいてEdge&Christianらの先制攻撃で受けたダドリーズのダメージだった。どたどたとロープを使った大技が両者で交換されながらもやはり、ダメージの残るDevonが捕まり始める。しかしながらコンチェルト(サンドウィッチイス攻撃)の自爆で流れはダドリーズに、ここから軸はDevonのヘッドバットに移る。ブバレイがEdgeをとらえてDevonが急所へのダイビングヘッドバット、勝利のダンス!しかし、Devonがテーブルを出しにいっているうちにカットされ、3Dは分断されて、逆にブバがクリスチャンに分娩台ポジションにとらえられる。ダドリーズピ〜ンチ!Edgeはトップロープに。ブバレイが回転エビ固めのような感じでするすると姿勢を入れ替えると、後ろからDevonにおされたEdgeが落下してクリスチャンの股間に・・・股間を押さえて場外に消えるクリスチャン。3Dからedgeがフォールされて、ダドリーズが王座返り咲き。このfinishはしばらくは忘れないであろう。

エッジはベビーで売り出そうとした頃から比べたら顔が変わったなあ・・・と最近思っていたが、それはまた別の話。それはそうとEdge & Christianの姓はなんなんだろう?

第2試合
インターコンチネンタルタイトルマッチ
ラダーマッチ
クリス・ベノワ vs クリス・ジェリコ

週刊ファイトに載れば、新日対FMWの代理戦争と書かれることはほぼ確実の試合だ。それにしてもこの二人、PPVでのシングルマッチは何回目だろうか? この試合のハイライトはトペをしかけたベノワがジェリコにパイプ椅子でうち落とされたところと、梯子上での弓矢固めと、梯子上からのダイビングヘッドバットの自爆だ(どれもやられたのはベノワだが・・・)。攻防は1シークエンス毎にレベルも高く、迫力もあったが、梯子に登ったところを落とし・落とされ、梯子を使って攻め・受けの繰り返しにどうしてもなるから、終わってみると痛い試合だったという印象はあるが、具体的な試合経過の印象が薄い。プロレスは難しいな。
試合はPPVでははじめてジェリコがベノワに雪辱。映画の撮影でTheRockが抜ける4月がジェリコにとって勝負か?

第3試合
WWF women's title match
Chyna vs Ivory with S Richard

圧倒的な体力のchyna。もともと女子王座などに興味はない。ニコニコとIvoryをいたぶり、リチャーズを場外へ追い落とし、コーナーのIvoryへサマーソルトエルボーからフィニッシュ・・・に行こうとしたところで急にチャイナが動けなくなる。ダウンしたIvoryの手がchynaの体にのってIvoryが防衛。RTCは動けないチャイナに特に攻撃も加えることなく去る。今回の怪我は仕込みであり、故障があること自身はシュートなんだろうが、RTCが攻撃しなかったことでChynaがfade outしていきそうな感じがする。

第4試合
WWF ヘビー級チャンピオンシップ
王者カートアングル with Trish Stratus  vs 挑戦者HHH with Stephanie HM

この試合のサイドストーリーは勿論TS vs Stephanie だ。それを盛り上げるために普段のPPVより多めにバックステージにカメラがふられる。
しかし、試合の軸はHHHの膝殺しだった。古典的(JRはバディーロジャースのワザと紹介)なレッググレープパインやら、ドラゴンスクリューやら、Figure 4 leg lockやらなんやら、PPVでしか披露されない一点に絞った攻撃を左膝にたたき込んでいく。HHHは器用には見えないし、動きもどたどたしているんだが、案外一つ一つのワザはちゃんときもを押さえている。対するカートアングルは最近自らをsuplex machineと規定したらしく、vertical suplex(ブレーンバスター)3連発など投げ技を多発していく。回数を重視しているようで一発一発の迫力がいまいちなのは残念。ただしそり方はやはり美しい。序盤は膝をねらったHHHが完全に優位に立つ。しかし、フォールに入ったHHHをTrishが妨害。切れたStephがTrishと場外乱闘を始めると、カメラはリング上を完全に無視。Vinceが入ってきて二人を連れ去る・・・までリング上は完全に忘れられたまま・・・日本では、というか会場を重視していればあり得ない展開!・・・これぞPPV
その間にカートは回復して流れは五分に戻ってしまう。回復したカートはHHHに月面空爆・・・カメラワークもよくて見事な・・・HHHにヒット、しかし膝を押さえるカート。
カート、あれは呪われたワザだ、使ってはいかん。
試合はすすみ、場外に落ちたカートにHHHがエプロンからハンマーパンチ!ところが間に入ったヘブナーに直撃。ヘブナー・ダウン。おい、あんまり効いてないぞ、へブナー。リングに戻ったカートがオリンピックスラムからフォールに・・・・しかし、レフェリーがいない。HHHが息を吹き返して、また場外乱闘に。ヘブナーが起きあがるが、また今度はカートに鉄階段に振られたHHHがヘブナーを直撃!今度は頭にしゃれにならないハードヒット。再びリング内で、HHHがPedigree。カートは完全にダウン。フォールへ・・・・しかしまだレフェリーはダウン。怒ってヘブナーをリングに上げようとするHHH。その時、ガラスが割れる音もなくオースティンが乱入。オースティンは前回のタイトル挑戦をHHHに邪魔されている。HHHを拳で殴って、腕で殴って、ベルトで殴って、椅子で殴って、帰ると見せかけてスタナー。完璧な間だ。オースティンがヘブナーをリングに上げる。カートはかろうじて肩手をダウンしたHHHに乗せる。もうろうとしたヘブナーが、1・2・3。
いい試合でした。

第5試合:Royal Rumble

(言わずもがなだが、知らない人もいるかもわからないので説明を。Royal Rumbleでは30名のレスラーが抽選で極められた順番に従って2分ごとに入場する。フォール・ギブアップによる決着はなく、トップロープ越しに場外へ転落して両足をついた時点で失格となる。30人が全員入場を終えた後に、最後まで残った一人が優勝だ。当然最後に登場したら有利なので、たいてい数週間前から登場順を巡るアングルが張られる。今回は事前の4 way matchで30番目がRIKISHIと決まった。99年の優勝はVince, 2000年の優勝はTheRockだった。優勝者にはWrestleManiaでのタイトルマッチ登場権が与えられる。)

Jeff Hardy〜BullBichanan(RTC)〜Matt Hardy〜Farooq (APA)
Jeffが入場、続いてブキャナン登場。体格差で押しまくるブキャナン。しかし2分後Hardiez兄登場で形勢が逆転。Buchananが最初の退場者となる。残ったHardiezが兄弟対決を始めてしまったので、後から登場する大きな兄弟の共闘に興味が飛ぶが・・・それはまた後のはなし。すぐにFarooqが入ってきてHardiezはまた共闘する。Farooq退場。そして4番目はコメディアンのドゥリュー・キャリー・・・・って、儂は知らん!彼はTrishに色目を使って怒ったVinceにだまされての出場。のそのそと入場している間に、Hardiezは共倒れで両者場外転落・・・この日のHardiezはワザが不正確であまりいただけなかった。そして誰もいなくなったドゥリューは意気揚々とリングイン。しかし、急に暗転して炎と爆音が!ケイン入場・・・顔色を失うドゥリュー・・・・はKane買収を試みるも失敗とみるや、自らオーバーザトップロープ。Pete Roseと違って覚悟がないただのタレントの投入は全くの無意味だった。
・・・と、延々とやってもしょうがないのでここらへんから、端折る。
〜Raven〜Al Snow〜P Satern〜Blackman〜GlanMaster (2 cool)と溜まる・溜まる。試合はHardCoreMatchの様相を呈する。ゴミバケツやヌンチャクや消火器やもろもろ・・・しかし、劣勢だったKaneが爆発。次々とSweep。Kane一人を残して次の局面に。
〜HonkyTonkMan (すぐKaneが掃除)〜TheRock〜GoodFather(すぐKaneがclear)〜Tazz(すぐRockがclear)
ここら辺は基本線はKane vs Rockで、入ってきたやつは次々とKaneにSweepされる。
BladShow〜P Albert〜H.Holly〜K Quick〜Val Venus〜S Regal〜Test
次第にまた選手が溜まり始める。そしてKaneとRockはtargetとなってしばしば劣勢に立たされる。TestはいきなりRegalをclear
〜Big Show復活〜
Test とK Quickを場外へいとも簡単に放り投げる。そして残る全員をChokeSlam、しかし最後に残ったTheRockがクロスラインでBigShowを場外へ、
怒ったBigShowはRockを放送席へ葬る
〜TheUndertaker〜Scotty 2 hotty
袋叩きにされて、KaneがピンチだったがUndertakerが登場して二人で放送席のRock以外の全員Sweep。
〜Stone Cold Steeve Austin〜B Gunn〜Haku〜Rikishi
ついにオースティン登場、しかしさっき襲撃を受けたHHHが後ろから襲撃、場外で流血に追い込まれる。Rockがリングに復帰。Rikishiが入場時に場外でのびているAustinを襲撃。生き返るAustin、ついにAustinもリングイン。AustinがHakuをclear。HakuがRikishiと絡むのかと思えばいきなり、何の接点もなくHaku退場。RikishiがUndertakerをSuperkickでclear。RockがRikishiを、AustinがB Gunnをclear。残るはKaneとRockとAustin。AustinとRockがやり合っているところを後ろからKaneがRockを場外葬。WWFタイトルに燃えるKaneすでに1時間以上リングで戦って12人をsweepしている。対するAustinも大流血。Kaneがついに椅子を取った。しかしAustin Stunner、椅子3発、クロースラインでついにKaneを場外へ・・・流血のオースティンがWrestleManiaのMain Eventへの切符を手に入れた。
名物にうまいものなし。WWFで唯一趣向のはっきりしたPPVイベントであるRoyal Rumble。儂は大好きな形式で、日本でも有効に使ってほしいとおもうのだが、今年はなんだかふつうのBattle Royalだった。
最近何かとオ〜スティンに甘いVinceを考えるとそろそろ一時噂になったAustinのheel turnもあるかと思ったが、今の陣容を見るとそれもなさそう。AustinがWMでのタイトル挑戦が決まったけど、逆に言うと普通に考えたらそれまではAustinはタイトルに絡まないわけでどうするんだろうと不思議に思える・・・『夜も眠れません』




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