1/21第2回タイタンファイト雑感
■団体:Power of Dream
■日時:2001年1月21日
■会場:東京流通センターアールンホール
■書き手:メモ8(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 第1回は、POD勢の上位独占となったが、その時の観戦記に色々予言をしたこともあって、こりゃチェックはせずにはいられませんと行ってきました、ヤマケンの第2回タイタンファイト。会場のアールンホールは、東京流通センターの中にあり、流通センター自体がドデカいものだから、中に入ってからちょっと迷ってしまったが、中々いい会場。普段はファッションショーとかやるスペースだと思うのだが、平舞台(?)のタイタンファイト用リングにはぴったり。出していた席は、招待客も含めて300強。やや空席があったが、同時に立ち見もボツボツいたので、まあ300人の入りというところ。次回もここでやるようだが、まだイスは充分置けそうだし、悪くないと思う。

 7分オシ位で、明るいまま前回のハイライトシーンのビデオ上映。20分オシで照明落ちて全選手入場、ヤマケンの挨拶、スタッフ紹介と続く。この辺の段取り、前回と比べると格段によくなっている。

 今回は、サポーター着用なら肘・膝ありと、ルールは益々過激に。リングから落ちたら負けルールは健在。


<1回戦>

×李昇龍(1R2分12秒RS)岩部宏○
○村本真一(1R1分32秒腕十字)三浦伸哉×
×山田護之(1R29秒ヒールホールド)芹沢健一○
○サイリョウジ(1R2分54秒ドロップアウト)佐藤晃一×
○ミスターX(1R2分14秒RS)下迫紀雄×
○太田裕之(1R2分3秒ドロップアウト)岡田滋×

 全員で22人なので、1回戦はこんだけ。

 1試合目の李昇龍は朝鮮大学柔道所属。しかし本名じゃないよな、さすがに(笑)。バックに回られパンチ連打されストップされる。

 2試合目の村元はストライプル所属。セコンドもよく見る顔(名前知らない)。キレイな十字であっさり。

 3試合目の芹沢は慧舟會静岡支部所属で、セコンドは門脇。これまたヒールであっさり。

 4試合目は最初、ドージョーカマクラ所属のサイのサポなし膝で反則負けの判定が出たのだが、抗議があったようで、ヤマケンが事情を説明し(サポーター、リングに上がってから渡されるものかと思ったとか)、再試合となり、今度はサイが押し出し。佐藤はA3所属。

 5試合目のミスターXは入場式に続いてマスク着用までのファイトで(所属は非公開)、前回のカシンJrみたいでウンザリさせられたが、入場して裸になると凄いカラダしてる。プロレスラーみたい。ところが開始早々スタンドのジャブ一発で目の上カットしてしまう。ドクターチェックしようとするものの、マスクマンだから出来ない(笑)。しょうがないので一旦退場してチェック(してた模様)。散々待たされてから(5分位?)、試合再開となり、今度はあっさりテイクダウン取ってパンチ連打でストップ。

 6試合目の岡田はRJW所属でちょっと期待するも、太田の下になった状態からの巴投げで場外転落。

 前回と同様、グラウンドでパンチの連打が入るとすぐストップが入る。悪くない。


<2回戦>

○折橋謙(1R33秒RS)野村康治×
×岩部宏(1R1分31秒スリーパー)村本真一○
○芹沢健一(2R3分32秒RS)サイリョウジ×
○割田佳充(1R1分21秒フェイスロック)五十嵐祐樹
○野沢洋之(2R18秒ドロップアウト)井上敦×
○ミスターX(1R1分30秒RS)太田裕之×
○所英男(1R2分19秒腕十字)好川統×
○久松勇二(1R1分6秒)宇田亨×

 折橋は前回も出ていたPODの選手(確か前回は「相撲」とか公表されていたような気がするが)。スタンドのパンチ数発で相手鼻血出し、ストップ。

 村本は1回戦に続き、今度はバックからのスリーパーであっさり。

 芹沢は今度は苦戦。セコンド門脇の指示通りになかなか動けない。2R後半でやっと上になりパンチ連打でストップ。

 POD割田は、サイド、マウント、バック、首狙い(首には入らなかったようでフェイスロックという発表だが)と、定番であっさり。

 ミスターX、PODの太田に下から足でメクられそうになるも、何とか凌いでパンチ連打。

 所は前回もいい動きしていたPODの選手。今回もなかなかいい動きで十字であっさり。

 そして、慧舟會の久松先生。パンクラス出場時は「燃えよドラゴン」で入場だったが、今回は11PMの「しゃばだばしゃばだとぅーどぅびどぅば」(曲名知らん)。相変らずトボけていい味。セコンドは、わーいトイカツだ。門脇とかトイカツとか見れて何だかオトクな感じ。例によっての原町接骨院スパッツの久松先生、バック取って、下からパンチ入れてあっさりストップ。


 ここまで見た感じで、既にPOD勢と慧舟會勢の一騎打ちという気配が漂いはじめる。そこにデカいミスターX(183cm、91kg)がどう絡むかという感じ。

 ここで休憩でもないのに「しばらくお待ちください」とかアナウンスしてしまったもので、客が外に出てしまい、しかたがなく5分位休憩が入る。


<3回戦>

○折橋謙(1R25秒ドロップアウト)村本真一×

 折橋は身長は大してないものの(173cm)、体重はかなりあり(100kg)、重さで相手をコントロールした感じで、リング端まで上に乗ったままズルズル移動して、そのまま押し出し。


○芹沢健一(2R3分40秒RS)割田佳充×

 芹沢、今度も苦戦。2R後半でようやくマウント奪ってパンチ連打でストップもどうも見ていてじれったくなるようなグラウンド。


△野沢洋之(1R1分30秒両者ドロップアウト)ミスターX△

 ミスターX、サイド取って殴ろうとするも、もつれて立った後、お互い投げ合って、両者転落。


×所英男(1R56秒ドロップアウト)久松勇二○

 所のかなり鋭いタックルを久松先生いい反応で切ると、引き込む所。かついでパス狙いと見せかけて密着が解けた瞬間、いきなり場外に押し出す先生。ウマい。


 休憩。

 大会スポンサーのイングラム(アパレル系らしい)のカトーベン氏の挨拶、前回優勝の梁の挨拶(ヘタクソ)と続いて来賓の紹介。菊田、佐々木(以上グラバカ)、サコミズ(コロ2Kチーフディレクターと紹介された)、塩崎、禅道会から2人。その他、おれの知らない(格闘技系じゃない)人、数人。

 でさー、グラバカファンなのでこういうことはあまり書きたくないのだが、菊田、来賓として呼ばれているのにも関らず、例によってのトレーニングウェア、しかも会場をウロウロ、どうも落ち着かない。キミはもうパンクラスのエースなんだぜ。どこに行こうが、パンクラスのエースとして恥かしくない行動を取って欲しいと思うな。もう街の兄ちゃんじゃないんだ。そんなことしてると、また郷野が生活出来ないって泣いちゃうよ。


<準決勝>

○折橋謙(1R1分17秒ドロップアウト)芹沢健一×

 あっさり上になった折橋、インのまま芹沢をリング端まで運ぶと、そのまま押し出す。見事。まあ、芹沢勝つと決勝慧舟會同士になっちゃって、ヌルくなるのミエミエなので、これでよかったと思うが。

○久松勇二(不戦勝)


<決勝>

×折橋謙(1R25秒ドロップアウト)久松勇二○

 3回戦と同様に上になってインに入った久松先生、かついでパス狙いのついでにボンと押し出してあっさり。

 優勝賞金80万ゲットで力強くアピールをする久松先生、マイク持つと新規オープンのジム、タイガープレイス(久松先生が責任者)の宣伝。「RJW、慧舟會、A−3に続いて、格闘技界に新風を吹き込みます!」。その心意気やよし! がんばれ!


 表彰式に続いてヤマケンの総評。「タイタンはプロレスでもK−1でもない、あらゆる格闘家が戦う戦場です」。まあ、そりゃそうなんだが。しかし、ヤマケンの声はドスが効いてていつ聞いても素敵。


 選手が玉石混交なのは前回と同じ。だからポンポン技が極まって実に面白い。押し出しありルールも、今回は使いこなす選手も多く、ゲーム性も高い感じで見ていて痛快。純粋に興行として面白いと思う。誰もがカブリつきで見れて、これで3千円なら滅茶苦茶オトク。素手パンチでやたら出血するので、初期UFCが好きな人や、スプラッター好き(?)にもお勧め(おれは大量出血見ると貧血起こしそうになるので勘弁して欲しいが)。

 懸念される安全面も、これだけストップが早ければ、最悪でも手の骨折とか靭帯伸ばしちゃうとか、その程度で済むような気がする(実際、1回戦で慧舟會芹沢にヒール取られた山田はやっちゃった模様)。それだけでも大問題という声もあるだろうけど。

 問題はあれだな。前回も書いたように、レスリング系の強豪が出てきた場合だな。あっさりだよ多分。バック取って耳元にパンチ3発でストップ。んで12月のグランドチャンピオンシップ(賞金1千万)は、RJW系の身内の大会になってしまうという(ありそうで恐い)。まっ期待は来賓で呼ばれていた禅道会か。RJW系vs禅道会ってのは、結構ドキドキするよな。いやーそうなると、こりゃくるねー、タイタンファイト、うん。

 進行も演出も前回に比べると格段の進歩だし、見ておくなら今のウチ。次回は3月25日。




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