1/8DEEP2001雑感〜新世紀はグレイシーに大阪プロレスが勝利して幕を開けた!
■団体:DEEP2001
■日時:2001年1月8日
■会場:愛知県立体育館
■書き手:メモ8(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 リンパン対抗戦があるなら、そりゃ行かにゃあかんだろうと、名古屋まで行って来ましたディープ2001。なのだが、速報をかなり細かく上げたこともあり、観戦記を書くモチベーション下がりまくり。しかし、年始めからさぼると、ズルズル行ってしまいそうなので、何とか書きます、がんばります。

 愛知県立体育館は、名古屋では定番の場所らしいが、勿論初めて。名古屋城の隣(というか敷地内)にあり、広々としてて悪くない。横浜文体より一回り小さい位の収容人数か。

 舞台(?)には、一応セットが組んであり、そこからリングに向けての花道も。しかしオープニングの照明ショーとも「最低の予算でセット組んで照明ショーやってくれ」と注文が来たらこうなるかな、というモノ。大昔に、自分が演劇部で材木買ってきて作った書き割りと花道を思い出した。努力はわかる、という感じか。

 入りは悪い。開始予定の15分前でアリーナ3割強、2階は2割強というところか。最終的にもあまり増えず、全体で4割強という感じ。

 そうこうしているウチに定刻の10分前に「フューチャーファイトを行います!」。照明落ちないままスタート。


△コバヤシゴウ(U−FILE)(2R時間切れドロー)コシダマサト(P東京)△
△マツダエリア(?)(U−FILE)(2R時間切れドロー)トビヤマヒロタカ(P横浜)△

 おおう、いきなりリンパン対決じゃん。レフェリーは、パンクラス梅木。ルールはグラウンドでの打撃が一切なし(どうやらスタンドでの顔面もなしのようだったが、確認できず)で、OFG、レガース着用、判定なし。

 1試合目は、終始上を取りつづけたコバヤシが圧倒。2試合目の方が双方のレベルは高そうだった。蹴りでいきたいマツダをレスリングで勝るトビヤマが押し切ったという感じ。


 いったい何試合続くことかと思ったが、これで終わり。しばらく間があって、丁度16時半に客電落ちてスタート。全選手入場して舞台のセットに並んだが、照明の当りが悪くて選手の顔が見えない。レフェリーは梅木、塩崎、サダメタカシ(誠ジム)。ルールは5分3Rのコロシアムルール(とそっくり)。


○木村仁要(誠ジム)(1R1分52秒腕十字)シュリジン・ワレンチン(掣圏道)×

 ワレンチンはピーズの白いスパッツ。だからスパッツ位買ってやれよ佐山。

 上になったロシア人だが、木村の下からの十字。ロシア人立ちあがってねばるも。


 この試合終了後、空いていた目の前の席に、カシンJr坂田が座り、何かソソウをしたら速報上げるために抱えていたノートPCで後ろから殴りつけることを決意する。


△安生洋二(3R時間切れドロー)チラギシビリ・ギア(掣圏道)△

 ギアはピーズの黒いスパッツ。Tシャツは何故か「H2O MAN FAN」。チミ、どこの国の人?

 1R開始直後、安生上になって攻めてたが、あとは3R通してほとんど上になれず。タックルは切られまくるは、もつれても上になれないわで最悪。3R後半にはかなり上からパンチ入れられ、判定あったら、圧倒的にギア。佐山も意地悪いな安生にはレスリング出来る奴当てるなんてと思っていたら、このギア、青森で窪田に秒殺されてるんだな。安生、いつも惨敗で未だ実力測定不可能なファイトばかりなわけだが、やっぱり滅茶苦茶弱いのかも。


 カシンJrの隣に尾崎社長まで座りやがった。きーっ、うるさい。邪魔だ。囲んじゃうぞ。


△窪田幸生(3R時間切れドロー)上山龍紀(U−FILE)△

 おれ的には、当然この日の裏メイン。ルールはグラウンドでの顔面なし、しかしブレイクもなし。ところが何故かグラウンドでの顔面以外への肘はあり、というわけわからんルール。

 上山のセコンドには、スーツ姿の坂田。窪田には伊藤と渡辺。

 強引に押し込んで上になるもそこから何もない窪田、下から腕狙いの上山という展開。1R中盤、上山の下からのアームが極まりかけ(完璧に背中に腕が回った)、窪田回転して逃げようとするとロープから飛び出てしまい、中央からのSDM。窪田に有利な体勢から始まりそうになり「パンクラスきたねーぞ」という野次まで。リング下にいた塩崎(レフェリーはサダメ)が慌てて上がって体勢直すなんて一幕も。

 上山がガブっている時に、セコンド坂田が「肘出せ、肘!」とアドバイス飛ばし、素直に肘を出そうとして余計体勢を悪くしてしまうというシーンが数度。パンクラ側もセコンド大したこと言えない2人なので助かりました。3Rに入りやっと自分からタックルを出し始めた上山、何回か上になるも、全体的にはポジションを制した窪田、下から攻めていた上山という感じ。判定があったら僅差で窪田かもだが、試合後、坂田が大きく頷いて上山をコーナーに迎えたのを見て、これにも納得出来ました。対抗戦らしい緊迫感があって満足な一戦。

 試合後、双方の選手が双方のセコンドと笑顔で握手を交わし、涙ぐむおれ。しかし例によって坂田があまり偉そうな態度なので、涙流れず。


○謙吾(1R22秒KO)大刀光(SPWF)×

 打ち合ってすぐ下向いて追撃食ってKO負けのタチ、やる気あんのか! いやない(断言)。かつてタチに向けて「夢をありがとー!」と叫んだ自分に後悔。


<引退エキシビジョン>
△山田学(3分)菊田早苗△

 双方、胴着着用(山田は白帯)での打撃なしスパーを3分。試合前に2人でやってたスパーはハイスポットの打ち合せだったんだな、という展開。ダメだよそういうのを観客に見せちゃ。グラウンドでゴロゴロ。

 山田、モースミ戦骨折したところを再骨折して選手生活にドクターストップかかったそうな。マイクのみでセレモニー等はなくあっさりしたモノ。退場はパンクラスのテーマで。


 休憩15分(との発表も実際は35分もあった)。


 日本、ブラジリアン柔術5vs5ということで、両国の国家吹奏から。


△石井大輔(3R時間切れドロー)ジョルジ・パチーノ・マカコ(ゴドイ&マカコ)△

 例によってコーナーに詰められると何も出来ない石井、直ぐに倒されそうになるも、菊田がセコンドについていて「下から」の一言で差し返し倒れない。しかしそれも最初だけで、後は押し込まれ倒されパンチもらいまくり。1R終了後、マカコのセコンドにはブスまで出てきて指示出していた(メインのセコンドはヒベイロだと思うが確信なし)。途中、ネガティブファイトで両者にイエロー出たが、まあよくある打撃系と寝技系の膠着戦という感じか。判定あったら、勿論大差でマカコ。


×藤井克久(フリー)(2R2分27秒チョーク)マルセロ・タイガー(チーム・タイガー)○

 1R、タックルがヌルいタイガーを打撃でKO寸前というところまで追い込み、グラウンドでも上になっていた藤井だが、詰め甘い。2R入って倒されると、サイド、マウント、パンチの乱打で反転、チョークという定番を食らう。うーむ。タイガーもあまり強いという感じはしなかったのだが。


×KEI山宮(2R29秒KO)パウロ・フィリョ(Bトップチーム)○

 当初はカーウソン所属と発表されていた、フィリョ、ブスがセコンドについて、コールもBトップチーム。シューズ着用で、小型アローナという感じの風貌。山宮には近藤と北岡。

 タイガーに比べれば、はるかに鋭いタックルのフィリョ、それを切る山宮。しかし、やっぱりいつかは倒れちゃうんだな。密着して凌ごうとする山宮に対し、パスは狙わず立ちあがって引き剥がし、中腰のままでパンチ連打のフィリョ。うーむ、こいつメチャ強。1Rは何とか凌いだ山宮だが、2R開始早々、やはりイン中腰から乱打されストップ。しばらく立ち上がれず。

 高橋主導のハイブリットボクシング、倒されたら何も出来ません。いい加減モノ考えて欲しいと思う。


△美濃輪育久(3R時間切れドロー)ヒカルド・リボーリオ(Bトップチーム)△

 まだ見ぬ最後の柔術系強豪という感じ(ベテラン系ではね)のリボに対するは、我が愛する美濃輪。いやーこれが表メインです。美濃輪のセコンドには、みのると渋谷。リボのセコンドには当然ブス。石澤戦のハイアンみたいな凄い気合。

 リボのタックルはキレるという感じではないのだが、確実に押し込んで、足すくって倒していく。何とかハーフを美濃輪が取れば、丁寧に足を抜きにかかるリボ。みのるの声が場内に響き渡る。「抜きにくるよ抜きにくるよ最初のモーション始まってるよ」。美濃輪、しばらく粘るも最後は抜かれてしまうのだが、抜く瞬間のリボの腰の浮きを狙って、反転してカメ。んでもつれる。基本はこの展開の繰り返し。

 1R後半には、ガブりの体勢から、美濃輪突然パイルドライバー風に抱え上げ(未遂)、場内沸く。

 3Rに入ると初めて自分からタックルに行った美濃輪、双方スタンドのまま足の取りあいになりもつれて倒れ、そこから双方足向け状態になり足関節狙い。ぎゃー、タマラン展開だ。まあ、最後まで、美濃輪が優位に立ったという光景は1度もなかったのだが、なのに何でこんなに訴えてくるものがあるんだろう、美濃輪。素晴らし過ぎる。勿論、ベストファイト。

 リボーリオも噂に違わずという感じか。まあ、グラウンドでの打撃をあまり使えない(使わない?)など、VTにおける課題は多そうな感じだが。


△村濱武洋(大阪プロレス)(2R時間切れドロー)ホイラー・グレイシー△

 というわけで、おれ的には、もう魂の脱げ殻状態で、帰りの新幹線の時間が気になりだしたのだが(この時点で21時近く)、結果としては、いやー村濱さん、期待しないでごめんなさいという感じ。ちなみにこの試合のみ10分2R(定番のゴリ押し)。

 村濱、えべっさんとくいしんぼう仮面(とあともう1人悪魔みたいなマスクの奴)を帯同して大阪プロレスな入場。実際にセコンドについたのは、兄天晴とヤノタク(だと思うのだがキャップを深く被っていたので違うかも)。

 ホイラーのセコンドには、当然のヒクソンとヒベイロ(つーか、マカコのセコンドについた奴、どっかで見た顔だと思っていたのだが、ホイラーについた時点で、あっヒベイロだなと思った次第)。

 1Rスタンドでのお見合いから間合いが近づいたところで、いきなり座り込むように引き込むんだホイラー、あっという間にガードから村濱の身体によじ登る(という表現ぴったり)で、バックに。これが3分過ぎ。そこからホイラー延々のチョーク狙い。ホイラーの片足をしっかり両足でフックした村濱、凌いで凌いで凌いで凌ぐ。セコンドからは「はい親指からはがしていって!」(天晴)、「はいもう1回転回って!」(ヤノタク)
、その通りに動く村濱。残り30秒で、腕狙いにきたホイラーだったが、これも凌ぐ。

 2Rに入ると間合いを完璧につかんだ村濱、しょぼいタックルやら引き込みを切りまくり、散発ながらパンチが当り出す。5分位までには相当有効打が入った感じで、ホイラーの引き込み、ダウン誤魔化しにしか見えない。やっと倒せたホイラーだがパンチ相当効いていたようで、パスも狙わずインで動かず。下からパンチを出し続ける村濱。残り1分でもつれて立つと、再度いい打撃が何発か。寝るホイラー、来い来いと挑発する村濱。場内盛り上ってゴング。

 ラウンド毎のポイント制でつければドローかホイラーの勝ちが妥当だろうけど、全体を通して判定しろと言われれば、おれは村濱につける。村濱自身のマイクアピールも満足度で興奮しまくりだったほど(事情はよくわからんが、正道会館の金に感謝してた)。


 全選手入場。佐伯代表の挨拶(普通のスーツ姿なのだが、一般的なお仕事をなさっている方のようには見えませんでした)。「第2回、3回と続けられるようにがんばる」そうな。


 興行全体の出来としては、思わぬ拾い物という感じか。高いカネかけて名古屋に行くまでのモノかと言われると、うーんどうだろう、なんだが。まあ、リンパン笑顔で挨拶は見れるし、山宮・石井が相変らず自説の高橋最悪説を証明し続けてくれるし、美濃輪は素晴らしいし、大阪プロレスはグレイシーと引分けるし、何よりカシンJrが大したソソウをしなかったし、満足度は高い興行であった。帰りに山本屋で味噌煮込み食うのを忘れちゃったくらい。




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