シュガー&永島防衛失敗!そして…
■団体:GAEAJapan
■日時:2000年12月17日
■会場:後楽園ホール
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 あい変らず超満員です。昔から、という感じのクラッシュファンに加え、おっさん
もけっこう居る。というか僕の両隣とも2人連れのおっさん。というより僕自身もお
っさん。

第1試合 長与千種 vs KAORU
 KAORUの引き連れてきたセコンド、関西、山田、デビル、それぞれがバット、
机、机の上板などの凶器を手にして入場。
 試合はKAORUのバット一閃長与のわき腹にマジ命中、から始まり、じゅんじゅ
んに持ち込んだ凶器を使っていく展開に。机が割れやすいのでそっと寝かさなければ
いけないのにセコンドの関西が長与をボディスラムしてしまい、KAORUが飛ぶ前
に机が割れちゃったのはご愛嬌。(KAORUがちゃんとアドリヴを利かせて攻撃を
続けました)
 それに対し、デビルは流石なもので、リング下で常に表情を作り、きちんと試合に
参加する一員になっている。
 終盤、大技の打ち合い、長与のスーパーフリーク、掟破り逆エクスカリバー等から
のカバーをいずれもカウント1で返してKAORU、エクスカリバー連打、机の上板
で痛打はさんでまたエクスカリバー、堂々ピンフォール勝ち。
 KAORU格好良くてファンなんですが、ハードコアなシングル戦としては、2月
のアジャ戦を見て以来ですがその試合に比べて今日はイマイチ。凶器を使うにして
も、発想の自由さ、奇天烈さが感じられない。長与がアッサリやられ過ぎ、という
か、今の長与ではKAORUの良さを引き出すための肉体的裏づけに欠けている、と
いうことか。
 グロッギーの長与を労わるセコンドの飛鳥、「KAORU、殺す!」おお、評判の
良かった7月の飛鳥戦は見ていないので、これは見たいぞ。しかし、長与ですら次の
展開のためのかませ犬にしてしまう、というのがGAEAの凄さなのかも。
 KAORUの凶行に怒るファン「ひとりじゃ勝てないのかよー」熱いね… この熱
さもGAEAを支えている大きな要因の一つですね。

第2試合 加藤園子&竹内彩夏 vs 植松寿絵&ザ・ブラディ
 Jd'も久しく見ていないが、ブラディはGAEA勢の中に入りイキイキしていた。
力量のつり合いというか、手が合うんでしょうか。技のキレはいつも通り。
 竹内、足にレガースしてるんですね。前に見たときのドロップキック、タイガーS
PXに加え、ノアの丸藤の技“不知火”を出しました。加藤との息も合っていって、
敵のコーナーからのダブルダイビングを丁度いいタイミングでカットしたり。
 植松、今日はラフ主体の戦い方、走り込んでのヒザを顔面に命中させ、竹内口の中
から流血。最後も粘られ切り返されもしたものの、ダブルリストアームサルトを連打
して勝利。
 いい試合でした。

第3試合 ライオネス飛鳥&里村明衣子 vs デビル雅美&山田敏代
 里村が7割方前面に立ち奮闘、デビルを意識して張り合うものの、デビルもコンデ
ィションがたぶんいいのだろう、受けてたってビクともしない。僕個人的には、里村
からはどうも次世代を担うというようなオーラをあまり感じない。男子で言えば佐々
木健介とダブるような気がする。
 フィニッシュは飛鳥がLSD(?)で山田から。
 飛鳥、KAORUを強く意識、またも「殺してやる!」試合順の秘密はこんなとこ
ろにもあり、か。

セミ 広田さくら vs ダイナマイト関西
 広田登場前の、スクリーンに映されるインタビュービデオ、ちょっとダレ気味で、
客席からヤジが飛ぶ。今日のコスチューム、関西のガウンを真似たもの、脱いだ下も
関西のものとソックリにした水着が。
 「ダブルタイトルマッチその1」とコールされ女子プロ界の至宝HHH王座がかか
ったこの試合、広田の関西物真似“コール時に一瞬しゃがみヒザをぽんと叩き伸び上
がって手をあげる”から始まる。ネタとしては後頭部・ケツにアイアンクロー(ご丁
寧にギブアップか確認するレフリー)、コーナーから水泳のスタートの要領でタメに
タメてからダイビングヘッド放つもののまるで距離が足りない、後ろ手押し車からの
腕立て伏せ、など。決まり手は、掟破り逆ダイハード関西に担ぎ上げるものの投げら
れず、担いだ体勢に耐え切れず広田がギブアップ、というもの。
 広田のネタ、もう少ししゃべりを抑えて、カラダを使ったドタバタをもっとふんだ
んに盛り込んで欲しい気がする。

メイン AAAWタッグ選手権試合
 (王者)シュガー佐藤&永島千佳世 vs (挑戦者)北斗晶&尾崎魔弓
 王者組、Ozのスタジャンをはおって登場。
 挑戦者組の尾崎、「今日は正々堂々勝ちたいんだ」とセコンドのポリスの胸倉を突
き飛ばす。水着がなんだかヌメ光っててカッコいいぞ尾崎。
 出だし、やや永島が捕まりがち、掟破りに逆ぶら下がり逆十字をやられたりするが、
場外乱闘に入り運動量で優る若い王者組が押し返し、南側客席入場口上からのフット
スタンプを連発、北斗をダウンさせる。
 リングへ戻り2対1、尾崎を連係で追い込む。ファンタスティックフリップ式の連
係、シュガーのパワーボムからの各種連係、シュガーの肩からの(!)ぶら下がり逆
十字、そこへ北斗やっと蘇生してミサイルキックで尾崎を救う。
 逆に北斗が永島を攻め込む、ストラングルホールド!危ない角度のドクターボム!
どちらも間一髪。(その後シュガーも北斗のドクターボムを食ったが、角度が危険す
ぎるような気がするのだが…)
 シュガーに代わって今度は1対2、2人に突っ張り!続けざまにパワーボム!コー
ナーに重ねもちにしてボディアタック!ちょっとした“女ベイダー”の趣きあり。ま
たまた個人的には、ですが、GAEAの次代を担うのは、僕は里村でなくシュガーで
あって欲しいんです、もう少し俊敏さとまでいかなくてもキレというか反射的な動き
を養って欲しい。
 試合終盤、シュガーは北斗のカットを防ぐのに専念し、永島−尾崎一騎打ち状態が
演出される。とにかく2人してフィッシャーマンバスターを打ち合い、掟破りのテキ
ーラサンライズあり、裏拳をはさみ、その裏拳をかわし、飛び付いて何かを狙い、そ
の飛び付きをはずし、非常に目まぐるしい打ち合いを制したのはけっきょく、尾崎の
側のフッシャーマンであった。挑戦者王座奪取。
 なんだよまたまた今さらババア組がチャンピオンかよ… という思いもあるものの、
動きの悪い北斗をフォローし、中盤の2対1、終盤の打ち合いで若い王者組に打ち負
けず耐えて競り勝った尾崎はスゴイ。大熱戦、永島たちもよくやった。

 勝利後セコンド陣も上がり、賞金300万のうちから1万ずつ分配したり賞品のワ
イン1年分のボトル(五升瓶ぐらいあった)をデビルがラッパ呑み、など祝賀ムード
のリング上、対して突如騒がしくなる南側最後方、スポットを浴びて出現したのはな
んとZERO!およびZEROとコーディネートしたメイクの飛鳥!

 …うーんそうかそういうストーリーなのか。ここでまたZEROバージョンで仕切
り直しされたクラッシュとババア軍の抗争が始まるわけだ。若い2人の大熱戦の余韻
が消されちゃったのが少し気の毒。ダシにされた感があって、さすがGAEAはやる
ことがえげつない。

 遠くない将来、クラッシュ2000がシュガー&永島、植松&ブラディ、里村&加
藤と対峙する光景を見たい僕なのですが、その日が来るのはまだまだ先でありしかも
一筋縄ではGAEAのことだから行かなそう。
 そうそう、飛鳥対KAORUはすぐにでも見たいぞ。


○植松、ザ・ブラディー(ダブルリストアームサルト13:55)×加藤、竹内
○飛鳥、里村(片エビ固め12:48)デビル雅美、×山田
○関西(ギブアップ7:48)×広田
▽AAAWタッグ選手権
北斗、○尾崎=挑戦者組(片エビ固め24:37)シュガー佐藤、×永島=王者組




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