12月3日のアルシオン後楽園ホール観戦記
■団体:アルシオン
■日時:2000年12月3日
■会場:後楽園ホール
■書き手:ALOHA♪HAWAII(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 行って参りました。今回も私がメッチャ贔屓にしている団体、アルシオンです。いつものように後楽園ホールの玄関に6時半キッカリに到着。すると、ダフ屋の姿は見えず(別で聞いた話だが、チケットもなかったそうです) それで入口のチケット売り場を見れば、「B席5,000円、立見4,000円」との表示、「お客をなめとんのか!お主はアルシだぞ!分をわきまえて値段設定をしろよ!」とキレかかるも、贔屓の弱みしっかりと4,000円を払いました。
 さて会場に入ると、アルシにしてはメッチャ入っていました。掛け値なしのほぼ満員(それもほとんど男ぱっか)、本当にアルシでここまで入ったのは久しぶり。ただ会場は北側の定席(約300席)を潰して、選手の入場口を作っていたから、フルで入れたら約8〜9割の入りではないかと思う。席を潰した分チケットの値段を上げたみたいな感じであった。ただ女性もほんの少し(いつもの3割増し)増えたのはメッチャ特筆すべきである。
 そして試合前の入場セレモニーは前回の6人タッグトーナメントで軍団対抗戦は一区切りしたのか、チームではなく個人で入場、その為かメッチャ長い時間を掛ける。選手を数えたら23名。アルシはいつの間にか大所帯にになっていたのね。


▽第1試合:山縣優デビュー戦
○吉田万里子(クモ絡み5:01)×山縣優
 アルシ生え抜き第2世代(高瀬、山縣、前田)の真ん中の山縣のデビュー戦です。それでデビュー戦の相手を務めまするのは、山縣が付き人を務めます、師匠の吉田万里子先生であります。
 さて、山縣は群青色の渋いセパレートの水着で登場、メッチャ緊張の面持ち。師匠吉田はいつものようにクモの巣模様で登場です。試合はフェアプレイの握手をしてゴング、最初山縣はタックルを仕掛けて倒そうとするが吉田倒れず。そしてそのままスムーズに回転していつの間にか膝十字、山縣が「イタ」と叫ぶが早いかすぐにブレイク?その間20秒ぐらい。そしてしきり直しの直後も同様な感じで今度は腕十字、そして同じくブレイク(1分ぐらい)。そのまま同じ形で今度は腹固め(?)、そしてインディアンデスロックから弓矢固めで同じくブレイク。う〜ん、この試合吉田はこんな形で師匠の貫禄を示そうとする試合なのね。HAWAIIある意味納得。
 ただ山縣も全部が全部やられっぱなしかと云うとそうでもなく、新人必須科目のドロップキックの連続も吉田を倒すまではいかなくても、よろめかせるぐらいにまではなっていた。また膝十字には切り返しを見せたりもした(でも再び切り返えされたが・・・) コーナーに置いての体当たりエルボーもちゃんとダメージを負わせていた。新人の頃の評価を「笑うしかない」「見られる」「湧かせられる」の大雑把に分けたとしたら、今回のデビュー戦は「なんとか見られる」と云うモノではなかろうか。どっちにしてもデビュー戦にしては「御」の字である。
 最後は吉田のクモ絡みでギブアップ。優ちゃんは負けてベソ顔。


▽第2試合
○PIKO(マスク剥ぎの反則により勝ち8:14)×リンダ・スター
 先行しての入場のPIKOを花道途中で、リンダは客席の影に隠れての急襲、そしてそのまま客席での場外乱闘でゴング。そのまま四方での客席での両者イス攻撃だ。珍しい。おとなしいリンダの反則攻撃だ。でもさすがはリンダ、客席でのらっれっぷりもメキシカンらしく、イス席に投げ込まれる際にもトベコン状態で一回転して客席になだれ込むあたりはさすがルチャドーラ。
 さて試合は、場外での乱闘を持ち込んだのかのように、なんとなく不穏な空気を漂う。試合の中盤は、リンダがロープ越しの釣り天井、変形のメキシカンストレッチを繰り出せば、PIKO先生はサンボ仕込みの三角締めを繰り出す。ただリンダがことあるごとに、掟破りにマスクのヒモの手を伸ばす為か、PIKOはいまいち集中力が途切れがち。でも時々放つ掌底が再び流れを自分に戻す。
 試合は終盤、PIKOがリンダをコーナーポストに乗せるが、なぜかリンダ不自然なほど素直にその誘いに乗るが、PIKOが雪崩式の投げ技を放とうとコーナーに登った時を見計らうかのように四度、ボストにPIKOの頭を押さえつけてマスクに手を掛ける。怒りのPIKOはそれを払うと雪崩式の裏投げをリンダに決めてリンダをカバーをする。リンダはその時を待っていたとばかりにリンダの素早く取って大はしゃぎ。大値レフェリーは反則裁定でゴング要請。慌てて玲奈がタオルをかぶせる。
珍しくリンダがマイクを持つ「ヘイPIKO、オマエハイラナイ」
PIKO「リンダ!おいマスクマンのマスクを剥ぐとはどう云うことか分ってんのか」と怒り心頭で乱闘。
 そこへ登場のGAMI「えらいこっちゃ! マスクは取っちゃいかんだろ。PIKOちゃんもう一回やって完全決着付けてあげれば、よう聞けアルシオンチャンピオンシップ実行委員会委員長の決定によりPIKO対リンダの再戦決定。日時と場所は後日」と云うことで、この二人の抗争決定。


▽第3試合
○日向あずみ&ソチ浜田(みちドラII→片エビ固め15:40)×バイオニック・J&大向美智子
 痩せた日本人&ボリュームある外人コンビの対決。まず最初は痩せた日本人対決である。日向対大向。最初バックの取り合いから、大向意表をついてアキレス腱固めやフロントネックロックと地味目の技をだす。日向は押され気味だが、シュミット式のバックブリーカーを2回出したら、大向よほどこたえたのか背中を押さえながら、B・Jにタッチ、日向もB・Jの大きさを見たら「こりゃたまらない」とソチにタッチ、次はボリュームある外人対決である。こりゃデカイだけにチョップやラリアットも見応えがある。ほとんど肉弾戦。
 試合は中盤、再び日向と大向。この二人キャラが被るのかちょっと張り合う。途中両者髪の毛を掴んでガンつけ合うが、女の意地が感じられてなかなかの迫力。たぶん好敵手なのであろう。僕も日向はどちらかと云うと、文子より大向の方が組んでも敵対しても手合いがあうじゃないかと思う。
 さて試合は終盤、ソチの大向&B・Jに対してのダブルラリアットのアシストで、日向がみちドラ2でB・Jからピン。試合後は両軍ほんわかムードで握手で検討を称える。


▽第4試合:P☆MIXスペシャル
○マリー・アパッチェ&ファビー・アパッチェ&グラン・アパッチェ(みちドラII→片エビ固め16:12)×藤田 愛&キャンディー奥津&ミステル・カカオ
 私はこのハパ・アパッチェが大嫌いだ。なぜかと云うと、ミックスの時は必ず女子選手とキスしようとするからだ。この親父、以前文子の唇まで奪いやがった。ったく。出来たら俺も今から体を鍛えてプロレスラーになって美味しい目にあいたいぞ。まぁそんなことはどうでも良いが・・・
 試合前、奥津ちゃんがこの試合を最後に引退するのではないかと憶測を呼ぶが、考えてみれば引退試合がこの親父とのミックスタッグと云うのはあまりにかわいそうすぎる。それでいざリングに上がってメンツを見たら、このような試合で引退する訳ないと一安心。されど紙テープすごい数が乱舞する。ちょっと心配。
 試合は、さすがアパッチェ一家、連携一つ取っても素晴らしい。回転式釣れ天井(相手は奥津ちゃん、背中が・・・・)。3人連携のパワーボム(相手は奥津ちゃん、首が・・・・) 馬跳びボディアタック。抜け目のないところで愛ちゃんと奥津ちゃんにキス(コイツ試合後もしていた・・・)とほとんどアパッチェ一家のプロモーションビデオ。
 あとは、6人連続の飛び技、ミステルカカオはスワンダィブのケプラータ、奥津ちゃんはブランチャ、愛ちゃんはコーナーからのケプラータ、続いてマリー・ファビーそして最後は親父アパッチェのスワンダイブの側転しながらのトベコン(?)豪華6本立て(もう一人跳んだ気がしたが忘れてしまった)。なかなか見応えがありました。
 それで最後は、マリーのみちドラ2で愛ちゃんからピン。
 試合後、奥津ちゃんが一人リングに立って、「私事ですが、今度の北海道2連戦で現役引退します。最後の1月5日は皆さん来てください(?)」


▽第5試合:第4代スカイハイ・オブ・アルシオン・タイトルマッチ
○AKINO(飛びつき腕ひしぎ十字固め11:15)×チャパリータASARI
※AKINO、第4代スカイハイ・オブ・アルシオン・チャンピオン
 この試合コール時に、AKINOに対して大量の紙テープが飛ぶ。そして今回のコスチュームは前回と同じのピンクにブルーのライン入り。ASARIは赤のごっついマントに身を纏い、その下はいつもの青ではなく黄色の水着だった。ASARIのセコンドは当然関節技の師匠吉田、AKINOのセコンドは、なぜか鮮やかな黄色のTシャツを纏ったVIPの府川と大向が待機する。
 さてこの試合、ASARIはセコンドの吉田に披露するかのように、アームブリーカーや腕十字等の腕を中心とする関節技を繰り出す。対するAKINOはインディアンデスロック、逆エビ、ナガタロックIIと同じく関節技で対抗。でも、スカイハイのタイトル(名前)がどこに行ってしまったかのように、両者あまり飛ばず。AKINOは綺麗なミサイルキックを見せるが、全体としてASARIがコーナーポストから場外へのトベコンが唯一のスカイハイらしい飛び技だったかもしれない。またコーナーでの恒例の顔面ウオッシュは出たが、前回のアジャ&吉田に囲まれての6人タッグと同様に、今回もAKINOは声が控えめ。コレはメッチャ残念。たぶん試合への真剣さの裏返しだと思うが、彼女の元気な声はある種アルシの名物だからしっかりと声を出して観客の期待に応えて欲しい。でないと、会場が男ばかりの声で、全く華やかさがな悔いかにも寂しい。
 さて試合は、まだ中盤思われる時間に、AKINOが繰り出す飛びつき腕十字で、ちょっと唐突にギブアップ勝ち。よっぽどポイントに入ったのか、ASARIは1秒ぐらいの溜めもなかった。

試合後のマイク
AKINO「ファンの皆さん、お待たせいたしましたぁ! このベルトができてから2年くらいたちますけれど、このベルトはハッキリ言って、自分の為に造られたものでした。スカイ・パーフェクトですから・・。でも、でも、やっと、やっとこのベルト、巻くことができて本当にうれしく思います。今回、このベルトが獲れたのは、ある人から、必殺技を教わりまして、アルシオンのファンの皆様でしたら、すぐわかると思います。府川選手ありがとうございました。」と言って府川に頭を下げての握手。

HAWAIIのこの試合の感想、ASARIは確かに吉田の前で関節技を披露するのも良いのだけれど、もう少し自分らしい試合を出しても良かったんじゃないかとも思う。


▽セミファイナル:ツインスター・オブ・アルシオン・タイトルマッチ
○下田美馬&三田英津子(カカト落とし→片エビ固め15:49)×GAMI&玉田凛映
※ラスカチョーラス・オリエンタレス、第6代ツインスター・オブ・アルシオン・チャンピオン
 VIP対Re:DRΛGの総決算。前回の6人タッグでは、Re:DRΛG組が完勝したが、今回は満を持してのラスカチョとしての登場。今日は金と銀のガウン(と云うより衣装)を纏って、トレードマークの黄色とピンクのイスを持っての入場。さすが華がある。そうそう。HAWAIIはこの時を待っていた。試合前のセレモニーは、GAMIが強引に実行委員会委員長として、チャンピオン戦認定宣言をして、自作のベルトでむりやり記念撮影を行おうとする。すると下田切れて「遊びはココまでだよ!GAMI」とすごむ。
 さて試合は、コールいきなりメガホン攻撃から場外乱闘、しかし場外乱闘なら猛武闘賊のお手の物、下田は玉田、三田はGAMIを引きずって、アルシでは珍しいフェンスを越えての南定席での乱闘。ただココではいつの間にか攻守入れ替わってのRe:DRΛG組の優勢。
  ただ、ここからはタッグチームとしての自力の違いが出てしまった。GAMIはそこそこ動けるが、如何せん玉田がこのメンツではちょっと落ちる。マット上はGAMIが一人に対してラスカチョ二人のハンディキャップマッチの様相(玉田は何やっていたか不明) GAMIは三田にはデスバレー、下田にはかかと落としを喰らいながらも、GAMIは下田にアディオス・アミーガ2発とストラングルホールドγを出すが、下田に再びかかと落としを喰らって会えなくピン。

 試合後、いよいよRe:DRΛG印(犬印)のチャンピオンベルトの授与。
下田「ウチらはこんなインチキくせぇベルトは巻かねぇんだよ。オラァ!」
GAMI「ベルトの受け取り拒否し言うことは、ウチらチャンピオン?(場内爆笑) 申し訳ない。キミらが拒否したと云うことは、ウチらがチャンピオン。それで良いでしょう? (自作のベルトを指して)コレが本物。(『おまえが何言おうと偽物なんだよ』と下田ツッコミ)、いやコレが本物」とあくまで言い張る。
そこで三田「おいGAMI、おまえらいい加減にしろよな」と凄む(迫力満点) 続いて「残念だけどな、カカオさんにメキシコより探してきて貰ったよ」 そう言うと、西よりミステル・カカオが、2GAMI達が9/30にメキシコのゴミ箱に捨ててきた2本の元祖ツインのベルトを掲げての登場。そしてラスカチョに手渡す(そんな仕込みを・・・・)
 コレを見てGAMIが切れて「余計なことをするな、カカオ」と、カカオとラスカチョに食ってかかって、再びマット上は乱闘騒ぎ。この際どさぐさに紛れて前田(練習生)が下田に突っかかったらしく「邪魔するんじゃネェぞ!新人」と蹴り(?)ともに一喝される。
 再びGAMI「何回も言っているようだけれど、コレが本物。オリジナル。もう、君たちがもう一回闘いたいと言うのなら、50歩譲ってもう一度やってやるわ。ダブルタイトルでもなんでも良いぞ。 なんでもやってやるわ。悔しかったら取り戻しに来い!」
 再び下田「言いたいことはそれだけかGAMI。お前な、本当はウチらとやるのが好きなんだろ!(笑い) こっちはな1000歩譲ってやってやるよ。でもな、ただのタイトルマッチじゃつまんネェからな。VIPとその汚ったねぇ犬軍団の解散を掛けてやってやらぁ!」と挑発。
三度GAMI「下田美馬さん、いつも怖い。あのねぇ、申し訳ないけれどRe:DRΛGは今が旬なので解散はしません。ダブルタイトル決定。ほなサイナラ」とスカしながら去る。
ただ今回の勝負は、前回と違い、試合内容もマイクもラスカチョ組の圧勝で終わった感がある。挑発に乗って解散ぐらい掛けても良かったのに。とHAWAIIちょっと残念。

 さて一段落着いたと思ったら、いきなり聞き慣れぬ声が
「おい、ラスカチョ! さっきはどうもありがとうございました。私はな、アジャコングとお前達の試合を見てプロレスラーになることを決めたんだよ。悪いけれど、デビュー戦の相手してくれますか?」
三田「本当にアルシオンの奴は、どいつもこいつもアホな奴ばっかだな。アジャの教えかそれは? デビュー戦は地獄満たいんだな?分かりました分かりました。小川社長よろしくお願いします。」 続いて、前田に対して「練習しろよ練習!」と再び一喝する。と云うことで前田のデビュー戦はラスカチョvs前田美幸、アジャ(?)に決定のようだ。なんと新人としては破格の扱い。たぶん21世紀の初めを飾る大型ビジュアルファィターで売り出すのであろう。


▽メインイベント:クイーン・オブ・アルシオン・タイトルマッチ
○浜田文子(スピンキック3連発→片エビ固め17:52)×アジャ・コング
※浜田文子、第3代クイーン・オブ・アルシオン・チャンピオン
 さてこの頃、試合に勝ったら勝ったで文句を言われ。負けたら負けたで不満を並べられる文子の試合。今日の一番の注目カード、vsアジャのタイトル戦。前回8月のアジャ戦は文子贔屓でも正直「全く歯が立たなかった」の一言で片づけられた。が、9月からは曲がりなりにもアルシの代表的トーナメントのZIONで優勝し、長丁場のタッグリーグ戦も優勝し、その勢いでスカイハイのタイトルを3連続防衛。まぁアジャのタイトル挑戦者としては、履歴的には申し分ない実績を残している。それが余程自信になったのか文子自身8月の頃より一回り逞しくなっての挑戦である。HAWAIIのちょっと期待する。
 さて今回の文子はピンクの水着に純白のショートのガウンで登場。アジャは赤地に金のラインのコスチュームで登場。もしかしたら“おnew”かもしれない。さて試合は序盤、まずロックアップ、そして手四つと、相手の出方を探るような様相。そしてアジャが文子のコーナーに押し込んでの逆水平を打つ。いい音である。
 ただこの試合、コレ以降はアジャの一方的に押しまくりである。逆水平チョップ、サッカーボールキック、エルボードロップ、逆エビ、腹へのキック、片エビ、釣り天井から振るネルソンと。それぞれが前回八月の倍ぐらいの威力で文子に襲いかかる。文子もサッカーボールキック、頭突きで切り返そうとするが、アジャは文子の10倍以上威力で再び打ち返す。ドロップキックやアイコノクラズム放っても、立つのは必ずアジャが先である。場外へ誘われてのケプラータもイスで迎撃される。
 ただ、全く歯が立たなかったかと云うとそうでもない。アジャに比べて文子の攻撃は弱いのは否めないが、アジャの攻撃を全て受けても、闘う意欲は満ち溢れていた。前回は一つの攻撃を受けるたびにアップアップだったのが、今回は“余裕”とまではいかなくとも、いつでも攻撃を繰り出すだけの気力は十分持ち合わせていた。

 さて試合は終盤、アジャのフィニッシュの裏拳を出すが、文子は返す。そしてここ一番の十八番グローブを取っての素手の裏拳を出すが文子コレをも返す。そして再び立たせての裏拳を狙う時に、空手バカ一代で実名で登場したと云う「逆真(not極真)会館」の山崎照朝師範に直々に伝授されたというの後ろ回し蹴り(スピンキック)を繰り出す。だが当たりがズレた。と思いきや、間髪入れず再びスピンキックを出す。まだまだ弱い。と思ったら3度スピンキックの登場。今度はアジャの顎にヒット。ワン・ツー・スリー、大逆転のピンホール勝ちである。新チャンピオン誕生である。おめでとう浜田文子!
 さて、ここでこの試合を振り返ってみると、この試合で文子の勝利に説得力があったかというと、まだ十分ではないであろう。ただ、アジャ学校の卒業試験には不合格かと云うと、十分合格点をつけても良かったんではないかと思う。ただ「受け」の科目はまだ良いとして、課題は「攻撃」である。これが新チャンピオンとしての課題である。

   マットに戻ると、文子ベルトを巻いて「今日は来てくれて、本当にありがとうございました。ずっと一年間、これらの為に、試合で頑張ってきました。(余程嬉しいのか、この後日本語グチャグチャ)あと自分にとって大きな目標が、21世紀浜田文子はアルシオンと女子プロの為に、これからもっともっとよりガンばっりたいと思います。応援よろしくお願いします。・・・・今日は本当にありがとうございました。」
 アジャ「どうしたチャンピオン。何泣いている。チャンピオンに涙は似合わないだろうが。文子、お前はお前はプロレスの星に生まれてきた、生まれながらのプロレスラーだ。この先もっともっと心身も共に頼もしくなって、このアルシオンと女子プロを引っ張っててってくれ。頼むよ。(拍手) そして、ライセンスナンバー1はお前に譲る。いいか、名実共にお前がナンバー1だ」
続いて「AKINO、藤田、山縣、それから前田、全員上がってこい(4人がマットに上がる) 文子、お前を含めたこの5人、お前らがアルシオンジャパン。これから21世紀のアルシオン、女子プロ界を引っ張っていく、アルシオンの生え抜きとして、この先もしっかり頑張っていけよ! 分かったか!(ハイ) その為にだったら、私はいつでもお前らの味方にでも敵にでもなってやる」と退場。

うっ、アジャさん、高瀬玲奈も一応アルシ生え抜きなんだけれど・・・・


総括
 まぁ文子の新チャンピオン誕生に、賛否両論あろうかと思うが、わたしゃええんじゃないかと思う。と云うのは、これから先、次期挑戦者と思われる吉田、大向、GAMI、日向、三田、下田と気合いの入った試合が見られるかと思うと、結構嬉しくなる。それと文子を無理矢理アジャの対抗軸に引っ張り上げれば、この先アジャとのシバキ合いも見られるだろう。たぶん今回みたいに卒業試験的な試合ではなく、本当の闘いが見られるような気がする。それだけでも期待させるだけのモノはある。
 それともう一つ、VIPvsRe:DRΛGの対立軸はもうそろそろ解消して、年末年始にかけてガラガラポン状態で、新しい軍団抗争を見せて欲しい。プロレスは旬でと思ったときは腐りかけみたいなことが多いから、是非そうして欲しい。その為にはこの日ダブルヘッダーで頑張ったラスカチョ様が、もう一踏ん張りしていただいて、アルシの中を掻き乱して欲しい。欲を言えば、来年の同時期には、ラスカチョvs文子&AKINOの髪切りマッチみたいなテンションの高いシチュエーションを作っていただいて、再びアルシが横浜文体に再進出して欲しい。




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