G1タッグ2nd優勝決定戦 広島サンプラザ
■団体:新日本プロレス
■日時:2000年11月30日
■会場:広島サンプラザ
■書き手:ノリリン(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

広島のサンプラザは広島駅から山陽線を下り12分の新井口の駅から徒歩5分の位置にある。音響もいいし、大きさも手頃ないい会場だ。会場に近づくにつれて・・・プロレス気分が・・・なぜか盛り上がってこない。というのもあんまり人出がないんだ。仕事で7時前になったというのもあるが明らかに人出が少ない。夏のG1より明らかに人が少ない。ダフ屋もいない。会場入りしてもアリーナ7〜8割、スタンド6割。3/4くらいの入りか?しかも『ともしび会』というプロレスファンらしくない名前の団体や、車椅子の一団、セミ前になると一斉に帰ってしまった正体不明の家族など明らかにpaper ticketのにおいが・・・・まあ誰もG1タッグなんか興味がないのだからしょうがない。

第一試合:柴田勝頼vsキッドロメオ・・・残念ながら入場したらちょうどロメオがかったところだった。ロメオはおもしろいレスラーらしいんだが・・・

第二試合:越中・鈴木健三vs安田・西村
夏には蝶野とメインを努めて見事勝ちを収めた越中が第二試合だ。WOβで大ブレーク中の安田もここの位置だ。これが新日の層の厚さか・・・しかし、橋本の元付き人で微妙な立場の鈴木、橋本の元付き人の上さらに微妙な立場の安田が絡んだこのタッグマッチは妙な緊迫感を生んでいた。越中がいつもの暑さでお尻をぶち込めば、安田がいつもの大技を繰り出していく。いつもの試合なんだが・・・それなりに沸いて安田が押さえられてピン。安田こそが新日のキーパースンと思ってたのだが・・・もうしばらくは浮き上がれそうにない。いつもの試合なんだが、魂はこもってなかった。鈴木と西村のペチョペチゥというチョップの音が静かに耳の奥に残った。

第3試合:エルサムライ・ケンドーカシン・高岩vs田中稔・金本・真壁
これがまたいつもの試合なんだが・・・儂は新日Jrがゴングや週プロで大きく持ち上げられた頃から睡眠タイムに決めていた。しかし今日は起きていたぞ。ケンドーカシンや高岩が悪役テイストでアクセントをつけていたし、久々にみるレフェリー失神シークエンスも新鮮だった。もっとやって。なんとカシンがコーナーの田中にレフェリーの海野(だったかな?)をハンマースルーで投げつけて攻撃。レフェリーが失神している隙に田中がカシンに腕ひしぎを極めタップをとるが、レフェリー不在で認められない。その間に高岩がカットして、こんどはカシンが田中を腕ひしぎに、復活したレフェリーが田中のタップを確認・・・
これは!!!カウントならともかく腕ひしぎのタップをレフェリーが失神して見逃すというのが新日で許されるのかああ!?関節技の神話ってのはもうどうでもいいのか?まあ、いいのか

第4試合:G1タッグリーグ戦優勝戦進出者決定戦その1・中西・吉江vs天山・小島
さて、このとき、蝶野とノートンには1日2試合は無理だし対面は永田&飯塚が確定的。ならこの試合は天山小島が勝つなんて思ってはいけません。
ただし、このメンバーにはいると明らかに吉江が一枚落ちる。中西はしょっぱいかどうかという一面の的評価では全く計り知れない突き抜けた魅力を身につけた。天山はタッグになると素晴らしい動きをする。おそらくシングルで見えるつなぎの荒さがタッグでは見えなくなるからだろう。小島はパフォーマーとして天性のものをもつ。たとえば吉江と小島が両者ダウンで同時にタッチを求めにいったときがあるが、単調に這うだけの吉江と外連味たっぷりで苦しさを表現しながらコーナーへ飛び込む小島。どちらを客が見ているかは明らかだ。小島は雰囲気に大仁田に近いものがある。新日を飛び出して大仁田のポリスマンとして働くべし・・・無理だろうが・・・テンコジはダドリーズに匹敵する。これがほめ言葉に聞こえる人にはほめ言葉に聞こえるだろう。
ともかく1週間近く経つ今では詳細は思い出せないが、スウィングしたいい試合だった。打撃や投げの音が第2試合とこの試合では明らかに違う。バンボンドスン。試合の中盤を中西がゴリラダンスとタックルとアルゼンチンで中盤を征するが、 テンコジはダブル小島カッターなどで対抗。最後は天山が恐ろしいツームストンから顔に似合わない美しいムーンサルトで中西をピン。

第5試合:G1タッグリーグ戦優勝戦進出者決定戦その2・永田飯塚vs蝶野ノートン みんな知っていると思うがノートンの今の体は寂しいばかり。蝶野のコンディションは案外いい。序盤は蝶野が先兵を引き受ける。飯塚はどこか動きが正確でないし、技も的確ではない。今日に関してはいいworkrateはつけられない。中盤からはその飯塚が蝶野ノートンの悪の連携(といっても特に悪い事するわけではないのだが)に長く捕まる。蝶野がSTFで攻める。しかし何とか耐えた飯塚が裏投げからスリーパーで蝶野からタップをとる。蝶野はすでに勝つことにこだわってない。この蝶野の潔さをなぜ利用しない、長州!アホなのか?

第6試合:健介・SSマシーン・ライガーvsヒロ斉藤・T2000マシン1・2号
この試合なら当然SSマシーンが裏切ってSSマシーンズNeoを結成すると思うだろ?平田は素顔でいる意味がない。顔を隠すと10歳若く見える。是非平田には決断を望みたい。さもなければいらないレスラーだ。

第7試合:G1タッグリーグ戦優勝戦・天山小島vs永田飯塚
これは序盤〜中盤はあんまりスイングしなかった。なんと天山小島がグランドにつきあったんだ。やっぱりグランドはいるよ。いきなりつっこまないだろ?それが効いたのか効かないのか、中盤からは盛り上がった。大技を交換し両者へろへろ。超人タッグリーグ戦のごとく4人ともリング内に入りっぱなし。第四試合のごとく天山がツームストンからサマーソルト(本当は武藤との技封印マッチに敗れたから使っちゃいけないはずなんだが・・・)しかし永田は返して、バックドロップホールド二連発で決着

アホのぼけのとなじる新日だが、いけばおもしろいんだよなあ。特に天山小島のからんだ試合はいい試合でした。会場の満足度もかなり高かった。儂にとっては中途半端なものを見せられた大阪のPride11よりは遙かによかった。
ただし、一般にアピールする大きなギミックをしょってないので、天山小島が引きつけれるのはあまり大きなマスではないであろう。中西にしてもしかり。これが大きな問題だな




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