世界“最強”タッグ2000開幕
■団体:全日本
■日時:2000年11月19日
■会場:後楽園ホール
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 NOAHと対照的にすっかり男性客密度が高くなった全日ですが、後楽園ホールほ
ぼ満員。

第1試合 奥村茂雄 vs 愚乱・浪花
 自分より明らかに小さい選手とやるのは久しぶりであろう奥村、余裕の試合運び。
浪花健闘するもエクスプロイダー2連発に敗れる。
 余談ですがセコンドに元WARで元全日練習生の平井らしき人影が。

 休憩前馬場元子社長より挨拶あり、途中で声を詰まらせ「悲しいお知らせがありま
す」と言うので、スワ活動停止か(笑)かと思いきや、なんとハンセン引退発表!膝
がもう限界、とのこと。来1/28ドームでセレモニー。……う〜〜ん、ついに……

 ついで最強タッグ選手入場式。暗い場内、リングだけにスポットが集まり「オリン
ピア」が流れると、やっぱりなんだか胸が高鳴ってくる。リング上の面々は微妙に様
変わりしてしまったが…

第2試合 公式戦 藤原喜明&ダニー・クロファット vs スティーブ・ウィリアムス
&マイク・ロトンド
 リングアナのコール前から強襲するウィリアムス組、藤原を捕らえ合体のバックド
ロップ、合体のコーナー2段目からのアバランシュホールドで秒殺。
 ウィリアムスは、ヘタに試合を長引かせるより、こうしてメチャクチャに暴れさせ
たほうが持ち味が生きますね。ただそのせいで、久々のクロファットの出番が全くな
かったが(笑)。
 ロトンドも、新日にちょこちょこ来ていたときの埋没した印象より、体格そのもの
も大きく見えたような。こちらもほとんどファイトはしてないが(笑)。

第3試合 公式戦 垣原賢人&長井満也 vs マイク・バートン&ジム・スティール
 UWF組、いきなりダブルのフライングニール、ダブルのアキレス腱固めで攻め込
む。キックの連係なども。しかし超大型の外国人組、余している。長井の腕ひしぎに
ヒヤリとさせられる場面があったものの、スティールがターボドロップでなんなく長
井をピン。
 途中、「長井、早くプロレスに慣れろよ〜」というヤジが飛んだが、どうみても、
しばらく捕まって受身を取り続け、切り返し、連係を主導していたのも長井の方。い
っぽうの垣原は、受身を取ることもなく、たまに出てオイシイところを取るだけ。客
席の冷たい反応、意外な不人気は自ら蒔いた種とも言えるが、それを見返すのも、今
後のファイトにかかっているのだが…

セミ 公式戦 天龍源一郎&荒谷信孝 vs バリー・ウィンダム&ケンドール・ウィン
ダム 
 4選手ともチョップ、パンチで試合を組み立て進めていく。驚いたのはケンドール
で、天龍との打ち合いに一歩も引かない場面あり。期せずして“ケンドール・コール”
起きる。
 荒谷がショッパ気味で、動きがバタつき、連係の間を外したりする。なんとかムー
ンサルトは決めるが、ウィンダム兄弟のバックドロップ+スタナーの連係に沈む。天
龍、アッサリ敗れる。

メイン 公式戦 川田利明&渕正信 vs 太陽ケア&ジョニー・スミス
 ここまでの公式戦が3戦とも、悪く言えば大味だが、豪快で、開放的な、大型外国
人レスラーの良いところが出た試合ばかりだったのだが…
 メイン、試合前半は辛気臭い展開となった(笑)。細かい打撃と関節技、いかにも
川田&渕組なのだが、間がいいわけでもなく… 今日、全体の試合数が少なく、秒殺
もあり、ここまでの進行が早かったことから、この試合は時間切れになるのでは、と
前半の時点で先が予想される、そんな展開に。
 中盤でようやくケアの腰を攻めたところ、25分あたりから川田のパワーボムをケ
アがこらえにこらえる、ようやく決まる、スミスがストレッチプラムを耐えに耐える、
時間切れや否や… という展開になり、ようやく終わり間際に少し盛り上がるが、やっ
ぱり30分時間切れ。


 とにもかくにも“最強タッグ”であり、「オリンピア」だけでなく「ワルキューレ
の騎行」であり「勇者の叫び」「UWFのテーマ」「サンダーストーム」「Holy
War」と、言い方は難しいが“外側”の豪華感、メジャー感はある。外国人勢も、
いろいろと意見はあるでしょうがそれなりのムード、イメージのある選手が来ており、
とくに真ん中の3試合では、外国人レスラーの良いところが出て華やかだった。
 しかし、団体を中心になって担うべきメイン出場レスラーの試合内容にいまいち不
安定感があるというか…
 雰囲気、イレモノはなんとなくメジャー感があるが、内容、中身がなんとなくチグ
ハグな、そんな印象でした。繰り返しますが、外国人勢はイイよ。

 今日見たかぎりで優勝予想は、◎バートン&スティール、○バーシティ・クラブ、
×ウィンダム兄弟。やっぱり川田&ケア組か天龍&ケア組がよかったんじゃぁ…


▽世界最強タッグ決定リーグ戦30分1本勝負
ロトンド、○ウイリアム=2点(体固め1:7)クロファット、×藤原=0点
○スティール、バートン=2点(片エビ固め11:9)×長井、垣原=0点
○ケンドール、バリー=2点(片エビ固め9:59)×荒谷、天龍=0点
渕、川田=1点(時間切れ引き分け)スミス、太陽ケア=1点




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