10・22:ガイア後楽園大会
■団体:GAEAJapan
■日時:2000年10月22日
■会場:後楽園ホール
■書き手:タカハシ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

今回の観戦は先月の横浜大会での感動(と言うと大げさだが)から決めたもので、
実に旗揚げ2戦目以来の後楽園での観戦となった。
今女子プロレスで最も集客力がある・・・というか唯一入っているガイアの後楽園を
一度見たいと思っていたが、チケットはいつも完売というイメージとは裏腹に当日券は
開始20分前の時点でも全席種残っていた。
客層は異常に平均年令が高く、男女比率は4:6くらいか?結局最上段のみ空席がチラ
ホラという感じの満員マークであった。
北側のスクリーンに先月の横浜他をフィーチャーした映像が1分ほど流れた後、リング
アナの挨拶から即試合開始。てっきり入場式もあるのかと思ったが、それもなく映像も
各試合ごとに使用するでもなく、試合中に使われる事も(メインも含め)なかった。

第一試合:植松寿絵対竹内彩夏
植松はデビュー当時に見せてくれた素晴らしい空中姿勢での技の数々、特にリープ
フロッグなどは目を見張るものがあった。現在は肉体改造に伴い、残念ながら飛び技を
多用しなくなったようで期待していたリープフロッグも出すことはなかった。
竹内は広田とのやり取りから、どうも無表情なイメージがあるのだが、それ以上に植松
がやたら声を出して戦うのが、追い上げられている事へのあせりに思えてしまった。
結局竹内がかなり攻め込むものの、切り札とも言えるキャプチュードで勝利。
この後セミでも戦うのだから、この試合では地味目のコスチュームと地味目の試合展開
でも良かったのでは?

第二試合:加藤園子対広田さくら
加藤入場後広田のスクリーントーク。コロシアムでの公約?については触れずじまい。
予想通りに加藤のコスプレでの登場となったが、ファンの方も青の紙テープを用意して
欲しかったな。自分はあまりガイアの試合を見ていないため、どれが加藤のコピーで、
どれが広田の持ち技か判らなかったが、他の観客はキチンと理解しているようだった。
この事からも今回の客層の常連の比率が見える気がした。横浜の時は幅広い客層に感心
したものだが、横浜からまた見始めた・・といった風情の人は見当たらなかった。
また個人的に加藤は試合に出る我の強さが鼻につくので、どうも好きになれないのだが
この試合では広田に付き合って試合を作っていたため、結構いい感じだった。
ただフィニッシュのクーロンズ・ゲートは一歩間違えると大怪我しかねないので、
もっと使い所を考えてもいいのでは?と思う。正直観客の一部は引いていたようだし。

第三試合:ライオネス飛鳥・里村明衣子対ダイナマイト関西・KAORU
実際に出版される事はないだろうが、このメンツの中で男向けの写真集が出るとしたら
まぁKAORUくらいなものだろう。KAORUのセクシー&ハードコアという新規
路線は海外なら需要もバッチリ、WWFでならエラいスーパースターになっているかも
知れない。ところがハードヒットが要求される日本では、スリムな体はマイナスにしか
ならず、最近はかなり負けが込んでいるようだ。
話変わってライオネス飛鳥の方は復帰となったドーム後しばらくのメタメタな頃の面影
(もっとも内蔵疾患だったそうだが)は完全に払拭し、試合後のKAORUの寝たまま
でのマイクにも余裕を持って躱していた。今のKAORUが何をやっても飛鳥の視界に
入る事はないだろうが、お客さん自身KAORUに期待できる部分が見当たらないのが
正直なところだろう。
ここからは妄想だが、KAORUには福岡の所へ(カメラ付きで)行って、ムーンサル
ト・フットスタンプの使用許可をもらって欲しいね。そして福岡には「母となって初め
て自分があんな恐ろしい技を仕掛けてきた事を後悔してる」とか言って涙のひとつも
見せて欲しいよ。まぁどうでもいいが。

第四試合:長与千種・植松寿絵対北斗晶・山田敏代
今の北斗について複雑な感情を持って見ている人は多いと思う。自分もガイアに復帰し
た時は「結局北斗も長与ファンって事ですか?」といささか皮肉な視線を向けていた
ものだが、今は「あれだけファンを楽しませてくれたのだから、あとは好きなように
レスラー生活を送って欲しい」と考え方も切り替わっている。
そしてボロクソ言われる健介だが、「北斗を引き取ってくれただけエラい!」と声を
大にして言いたいところだ。
さてその健介の持ち技であるサソリ固めを北斗がSTFで切り返したのが、自分に
とっては興味深かったが観客の方は専らちょくちょく介入するポリスの動向にヒート
していた。面白かったのは前の席の女性2人で、長与に場外から手を出すポリスに
「触るな!」とバ声を浴びせていた事。この2人にとっては試合に介入される事より
長与が男に触られる事の方が重要なのか?と考えたがサスガにこれはうがち過ぎだな。
試合は植松が山田をドラゴンでピン。山田に上がり目はあるのだろうか?
試合後ポリスの「デブ!」という発言に激しく反応していた長与に、「人殺しと言われ
ようと何と言われようと構わないが・・・ハゲと言ったら許さん!」という大山総裁の
言葉を思い出した。

第五試合:シュガー佐藤・永島千佳世対デビル雅美・尾崎魔弓
今日のラインアップでガイアの1期生以外の生え抜きは広田と竹内のみ。途中入った
はずの市来もいつの間にかフェードアウトし、どこまでを若手と区切っていいのか
ちょっと判りにくい。佐藤・永島は第一試合でセコンドにつき、メインでは尾崎から
巧みなコンビネーションで勝利。もはや順当なのかも知れないが、どうもアップセット
としか受け取ってもらえていないような気がするし、多分しばらくそのままだろう。
それを払拭するためか、試合後はクラッシュも含めたタッグトーナメント開催がブチ
上げられ、勝者が佐藤たちに挑戦する事に。
どうも新聞他によるとクラッシュでの参加はなく、勝ち上がってきた相手に防衛したら
佐藤・永島はクラッシュと対戦という方向のようだ。
ここでオープンの形式を取り、ラスカチョや山田・豊田、W井上などが参加したなら、
また大きな話題になりそうなものだが、残念ながらそれはなさそう。
ここで獅フイメージの打破と山田、KAORUの底上げを果たせるのか?あるいは
結局クラッシュのオオバコでの対戦相手決定までのストーリーラインでしかないのかは
年内にはなんらかのカタチが見えてくる事だろう。
多分そんなマニアの邪推なんぞとは違う次元で深〜く考えているんだろうけどね。


1.植松寿絵(13分15秒 キャプチュード→片エビ固め)竹内彩夏
2.加藤園子(クーロンズゲート 片エビ固め8分23秒)広田さくら
3.L・飛鳥、里村明衣子(LSDIII 片エビ固め10分26秒)D・関西、KAORU
4.長与千種、植松寿絵(飛龍原爆固め12分18秒)北斗晶、山田敏代
5.S・佐藤、永島千佳世(エビ固め12分12秒)D・雅美、尾崎魔弓 




本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ