GAEA 10.22 後楽園ホール
■団体:GAEAJapan
■日時:2000年10月22日
■会場:後楽園ホール
■書き手:maya(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

日本シリーズに菊花賞。今日の後楽園は人であふれるのだろうな。
それで、ホールはというと、まだ指定席が残っており、気持ちいつもより少ないか。まあ、それでも満員だ。

横浜文体と2日後のホールで若干ケチがつき始めたGAEA。文体後の新しいビジョンももう一つはっきりしないところに、今日の地味目のカード。もう一つ今日は何をポイントにしていいのか分からなかったが、鍵はメインのカードにあったようだ。

1.植松寿絵(13分15秒 キャプチュード→片エビ固め)竹内彩夏

前回の川越では、驚きさえあった竹内の里村戦。実は、試合前に売店で竹内に、「この間の川越の試合は、もの凄く良かったよ」と言ったら、嬉しそうにお辞儀までしてお礼を言っていた。

しかし、この試合は竹内にとってよりも対戦相手の植松が試される試合になるであろう。自分の下の相手とどういう試合を成り立たせるか。前の里村がそつなくこなしたので、植松も当然比較されるだろう。

試合は植松の猪突猛進スタイルでスタート。前回のUの雰囲気なんて微塵もない。開始5分くらいまでは、竹内が徹底的にいたぶられる展開なのだが、竹内が半ば強引な腕固めから、腕ひしぎに。

この腕ひしぎが、なんか不思議な感じで入るのだが、かなりがっちり入る。植松はかなり痛そうというか、相手が竹内でなければここで降参だったかもしれない。

植松は半ば強引に手を振りほどいた感じだが、相当のダメージが残る。あとは、またも竹内タイム。稲妻レッグラリアット、ビクトル式のキーロック、ダブルリスト・アームを切返してのタイガースープレックスでカウント2.9。

最後は腕を痛め技が決められない植松が、打撃で防戦をして最後は顔面に膝を入れてキャプチュードでピン。キャプチュード迄出さした所は、大したものだ。
植松も途中迄、あらゆる意味で大丈夫かよと思ったが、まあ頑張った方だろう。

しかし、これから竹内の試合は注目だな。かなり楽しませてくれる。同時にこれから一期生がどう戦うかという闘いにもなるであろう。そういえば、竹内は明日でデビュー丁度一周年だ。

2.○加藤園子(クーロンズゲート 片エビ固め8:23)×広田さくら

まずは、HHH王座の変遷ビデオから。もうこれは、あまりに下らないので省略。ちなみに、川越の植松からポン太(GAEA道場の飼犬)。そして広田に。次に園子の入場で、またもスクリーントーク。

まず、広田のファンという永田裕志に「ユー アー ノット アイ!!」だって。その次に、「おい、ハゲチャビン。お前はそのハゲで英雄気取りのようだな!」だって。これで今日のネタはバレバレ。

再び、園子の入場テーマで広田が入場。園子と一緒にトミーさんまでしゃがみこむ。本人が最高傑作と言っていた前回のコスプレと太股は一緒だが、水着は新しく作る(前は昔のをかっぱらっていた)。そして頭はボウズで必要以上にハゲを強調する。顔は園子というより、北の国からの田中邦衛だ。

リングに上がると、執拗に園子ムーブを真似る。園子も笑っているしかない。まあ、試合はいつもの通りだけど、いつも他の選手だと笑って見てられる所も、相手が園子となると個人的には、腹の底から笑えない。

特に少し髪が伸びて、やっと頭の傷も見えなくなった所を、EBISUをかけてわざとお客さんに見せるあたり、手前、何をすんだという感じだ。
しかし、園子も今日は終始リラックスモードで試合を楽しんでいるようだ。まあ、ついでにバカバカしいと思いながらも、トミーさんもね。ただ、最後のクーロンズゲートは結構ハゲしかったけど。一瞬凍ったけどね。

3.○ライオネス飛鳥、里村明衣子(LSDIII 片エビ固め10:26)ダイナマイト関西、×KAORU

関西・KAORU組というのは、初めてではないかな。剛と柔という組み合わせという意味では結構良いチームかもしれない。
実際、前半は関西・KAORU組のペースに。まあ、飛鳥・里村組があまり噛み合って無いというのもあるが。

それにしても今日の関西の気迫は凄まじかった。まあ、ここで気合いを入れなおさないと埋没しかけるからであろう。しかし、今日は誤爆も多い。大体味方のピンチは誤爆から始まるという感じだ。

最近イマイチ冴えないKAORUも攻める分にはいいのだが、受けに回るとこの中では体の線の細さが気になってしまう。最後は関西のラリアットの誤爆から飛鳥のLSDIIIでまたもKAORUがピンを取られる。なんか、見てて悲しくなってくるな。

あと、里村も後半、飛鳥に試合を預けて関西のカットに徹するのだが、前回の川越でもそうだが、少し引く事を覚えた事に関しては進歩だけど、あまりにやりすぎるから、試合のダイナミズムを奪ってしまうな。もう少し連係攻撃をしてからとか考えた方がいいな。

試合後、またもマイクアピールするKAORUだが、飛鳥にそういう事は、勝ってから言えと一蹴されてしまう。場内も確かにそうだなという雰囲気。場内に木枯らしが吹いてしまった。
こういう時はおとなしく帰った方がいいな。

4.長与千種、○植松寿絵(飛龍原爆固め12:18)北斗晶、×山田敏代

北斗・山田組はポリスに先導されて入場。
長与のコール時に北斗・山田が奇襲。絶妙なタイミングだ。いきなり場外戦から始まる。そして今日はポリスが手を出す、手を出す。これで、一気にGAEA特有の大乱戦に。

ポリスは恐らく前回の川越で長与にコケにされ執拗に長与を追いかけるというシチュエーションになったのであろう。しかし、ポリスのこの嫌われぶりも半端でない。客席から罵詈雑言がポリスに浴びせられるが、これが会場の熱気を核分裂させてしまったようである。

もうこうなると、いつものように展開は覚え切れないのだが、ただ、こういう乱戦の中でも、長与が北斗にサソリを狙う所を、北斗がSTFで切返し、そこをまた長与がスリーパーで切返すというなかなか大人の攻防も見せてくれる。

しかし、中盤北斗と長与がニールキックの相打ちから、何処かを痛めたのか、あまりの展開の速さに息が切れたのか動きが鈍りグロッキー状態になる。そこを植松が長与のサポートを受けながら、山田をダブルリスト・アームサルトで追い詰め、最後は渾身のドラゴン・スープレックスでピン。植松は長与と相性がいいのか、こういう乱戦ではキラリと光るものを見せてくれる。

試合後は、またもや長与コント劇場の始まり。このへんに長与の広田へのライバル意識を感じる。川越に続き、またもポリスをいじる。前回は「ヘナチン」で今日は「弱虫」で、最後は腕相撲を長与とやるんだけど、見事にヘナチン振りを見せる。

GAEAはこういう破茶目茶な試合が最高に面白いね。

5.シュガー佐藤、○永島千佳世(エビ固め12:12)デビル雅美、×尾崎魔弓 

有明以来の結成となる現AAAWタッグ選手権チームのシュガー・永島組。二人とも最近いろいろな選手とタッグを組んでおり、持ち味を見せているが、やはりこの二人が一番しっくり来る。

一方の尾崎はいつもヤル気が無さそうだが、今日はいつにも増してヤル気なさそう。こういう日は試合中怖い。

試合はまたもGAEAらしい目まぐるしい展開に。尾崎はこの二人の特徴を知っているので、序盤は相手をなるべく分断して場外戦に誘う。シュガー・永島組も連係プレーを防がれているのと、久し振りのチームなのでなかなか調子に乗れないのかイマイチ苦戦気味に。

しかし徐々に戦況を立て直すあたり、この二人なかなかなもんだ。デビルが出て来るとシュガーが当たり、尾崎が出てくると永島が当たる所なんかも考えているし、この二人の波状攻撃にデビルを表情に余裕が無くなる。

終盤は、誰がピンを取られてもおかしくない展開だが、永島が尾崎にウラカンを仕掛けるが、途中で踏ん張られる所を、シュガーがカウンターでラリアットを入れ、永島が丸め込む。実にこの二人らしい勝ち方だ。

試合後、デビルがまず一言「お見事。」この試合はもうこの一言に集約されているだろう。それに続けて、「この間も言ったけど、私は今ベルトが欲しいんだよ。お前らのベルトに挑戦させてくれよ。」
シュガー「はっきり言って、タダでは挑戦させられないね!」(今日はちゃんと言えた。少しタドタドしいけど)
永島「(長与、飛鳥達も指して)ここにいる全員でトーナメントして勝ちぬいた奴に挑戦させてやる!」
北斗「お前ら、随分生意気になったな。それなら私たちにも条件出させろ!おい木村、金だ金。金を用意しろ!お前ら、クラッシュで相当儲けているの知ってんだぞ!」

という事で、次のGAEAは賞金付きのタッグのトーナメントということになりました。しかも、どうやらデビル、クラッシュ以下全員参加して、優勝したチームが、シュガー・永島組に挑戦するみたいだ。なんだか、シュールだね。

まあ、有明以降同じ展開だったら飽きが来る所だったが、これでまた面白くなって来たな。まずは、チーム編成を待つか。
やはり、GAEAはそう簡単に曲がらないみたいだな。実際今日の試合なんかも、凄いボルテージだったもん。




本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ