10/9修斗下北大会観戦記
■団体:修斗
■日時:2000年10月9日
■会場:北沢タウンホール
■書き手:うしをたおせ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

Aクラスが一人もいない、かなり地味な興行なんですが、観戦記アップさせていただきます。

行って参りました。究極のクラスB興行、10/9修斗下北大会。
時間通りに、全選手入場もなしで、すぐ始まりました。
北森さんの後を勤める、リングアナはカワチさん(?)。某修斗関係者の同級生。元アナウンサー
とのこと。精悍な顔でしたし、なかなか落ち着いた口調で良かったです。
ただ、声がやや、小さくてポイントとかが聞こえませんでした。
これは、マイクの音が小さかったのかな?入場曲も心なしか小さかったし。
では、早速観戦記を

第1試合 ○松根良太(判定3−0)×赤崎勝久 (20:18 20:18 20:19)

早速、今年全日本アマ王者、若干18歳の松根良太登場!
きれいな青(紫?)のスパッツ。右には「BE REAL」の文字。左には大きく「人」の文字??
赤崎は渋い黒、無地のスパッツ。

1R 松根大きな右パンチから素早い胴タックル!テイクダウン!そしてサイド!マウント!
バックマウント!素晴らしい動きだ。じっくりチョークを狙う。たまに細かいパンチを落とす。
赤崎は片手を取って凌ぐ。何分も松根攻め続けるが、赤崎凌ぎきる。終盤、松根、腕十字狙うが、
赤崎腕抜いて、上に。アリ・猪木状態で上からローを蹴り、ゴング。

2R 松根またも素早い胴タックル。コーナーで膠着するも、外掛けでテイクダウンしマウントに!
細かいパンチを落としながら、アゴで相手の顔をグリグリこする。マーク・ケアーばりのテク(笑)!
赤崎ブリッジも松根落ち着いてバランス取る。じっくり松根攻め続ける。
終盤赤崎、TKシザースで脱出!松根飛びついてバックを狙うも、赤崎、腕をアームロックの形に取って、
捻って上に!サイドからキムラの形に!劣勢だった赤崎大チャンス!松根腕をクラッチして凌ぐ。
松根ブリッジで逃げたとこ、赤崎バックを取り、チョークを狙う。極まりが浅く、極まらないままゴング。

見事、鮮烈なデビューを飾った松根良太。めちゃめちゃ若いので今後が非常に楽しみだ。
赤崎選手、終盤の反撃は見事だったが、ちょっと遅すぎた・・・。

第2試合 ○今泉堅太郎(判定3−0)×久保山誉 (20:18 20:17 20:17)

前評判の凄かった今泉とうとうデビュー。噂通りのルックス。かっこいいと言うより、ホントきれいな顔。
坂本さん好みの選手という声も(^-^;)。スパッツもかなり凝っててかなりかっこいい。白地に赤とグレーの
ライン。そして「ABSOLUTE」のロゴ。入場時は真っ赤なサンボ着。さすがサンビスト。
久保山選手は黒のスパッツ。硬派な感じのルックス。

1R 今泉左ハイ、ローを出す。久保山は右パンチで攻める。久保山タックルに行く。今泉倒されかけるが
踏ん張って立つ。久保山また果敢にタックル。今泉しっかりがぶる。上から腕を極めて、見事投げる!
バック取って、腕を固めながら殴る。一度離れるも、またがぶった体勢から、今泉が腕を極めて投げる。
バックからチョークを狙い、入った!と思ったが、久保山左手一本を差し入れ、凌ぎ、ゴング。

2R 久保山タックルも受け止められ、差し合いに、今泉見事な反り投げ!でテイクダウン。
そのままニー・オンザ・ベリー!久保山ブリッジで逃げようとしたところを今泉、バックマウントへ。
そしてパンチ!久保山ガードに戻し、上下からパンチの打ち合い。最後はセコンドの指示通り、
今泉、勝負をかけ、アキレスへ!極めきれず、両者足狙いの体勢でゴング。

極めることは出来なかったが、腕を極めての動きが素晴らしかった今泉選手。
なんといってもルックスがいいので(^-^;)今後もどんどん試合が組まれる可能性大だ。
久保山選手タックルと右パンチは良かったのだが、今回は見せ場を作れなかった。


第3試合 ○大内敬(判定2−0)×米澤迅三郎 (20:19 20:19 19:19)

大会荒らし、セミプロ等、色々ニックネームを持ち、また素晴らしいキャリアを持つ大内選手。
とうとう満を持して、プロ修斗の舞台にデビュー。真っ赤なスパッツには
「FIGHITING SCIENTIST」の文字。そう、大内選手は実は科学者なのです。
米迅はちょっとふっくらした気がするのは気のせい?髪も短くなってて、ちょっと残念。
せっかくのキャラがちょっと地味に・・・。

1R 大内、打撃で押す。パンチで優勢。米迅腕を抱えて、そのまま飛びつきガードの体勢になるが、
大内そのままテイクダウン。腕を抜く。大内上から上から少し攻めるが、米迅距離を取ってすぐ立つ。
今度は米迅が腰投げ。大内、下になったとたん、下から腕十字を仕掛ける。極まってはいないが、
米迅も腕を抜けない。米迅立ったまま凌ぐ。そのまま膠着。米迅インサイドガードに戻り、
上からパンチを連打で落とす。

2R 大内差し合いから足をかけ、テイクダウン。しかし、米迅またも上手く距離を取り立つ。
立つとパンチの打ち合いになり、大内が押す。何回か大内テイクダウン取るも米迅すぐ立つ。
終盤、テイクダウン後、大内がそのままハーフに。がっちり抑え、パンチ連打!でゴング。

最後の攻勢が評価され2:0ながら大内選手見事デビュー戦を飾る。青コーナーの大内選手に対して
リングアナが「勝者、赤コーナーーーーー!大内!」って言ったもんだから、会場も本人もちょっと困惑。
米迅は跳びつきの後を上手く展開できず、敗戦。ガードを得意とする選手は最近厳しい・・・。


第4試合 ○山下志功(1R 1'18" 腕ひしぎ十字固め)×マチアス・リチオ

魔人登場!パレストラでは身内から憎まれるほどの強さの魔人。プロ修斗でもその強さを発揮するか。
リチオは外人にしてはずんぐり体型。

山下、怒濤の胴タックル!そしてテイクダウン!パス!マウント!素晴らしい魔人の動き。そして
パンチを打ち込む!リチオがブリッジしてきた頃を見事腕十字!完勝!!
うーん強い。次は竹内選手へのリベンジか。それともまたも国際戦か?

その夜、山下選手が祝勝会を終え、飲み屋から出ようとすると、なんと数名の女性が
「山下さんだー!!」「山下さんがいるー!」と大騒ぎ。照れつつも、声援に応える山下選手。
回りのパレ勢には「志功ちゃん!きゃー(笑)!」「上京して以来、最高の日だな(笑)」と
冷やかされたのでした。


第5試合 △高橋大児(ドロー0−1)△喜多浩樹 (19:19 19:19 19:20)

喜多選手、2戦目の今日はニュースパッツ。オレンジと黒がベースでなかなかきれい。

1R 喜多、タックル。高橋倒されながらギロチンに抱える。時間をかけてなんとか首を抜く喜多。
コーナー際でじっくり喜多がパス。高橋は上体をロープにもたれかけ、完全に押さえ込ませない。
その態勢のまま、高橋がハーフに戻す、そしてガードに。喜多またハーフにするも高橋上体を起こしたまま
押さえ込ませない。両者スタンドに戻ると、パンチの打ち合い。喜多のいきなりの左ストレートが、
ガードの甘い高橋の顔面を何回か捕らえる。

2R またも喜多が左ストレートを中心としたパンチで押す。攻勢だった喜多だが、このラウンド中盤
から急に、動きが鈍くなる。スタミナが切れたようだ。逆に高橋のパンチを食らい、後退する。
組まれてから、大きく振られると、踏ん張れずテイクダウンされる。ガードで凌ぐが、パンチを食らう。
喜多はなんとか体を起こし、片足を抱え、起きあがる。最後はお互い死力を尽くして、パンチの交換。

結局判定はドローに。コールの瞬間、喜多選手はショックだったのか、崩れ落ちてしゃがみ込む。
この一戦にかけていたのだろうか。いい感じでスタンドもグラウンドも自分のペースで戦っていただけに、
終盤のスタミナ切れが本当に惜しまれる。戦い方のせいか、コンディションのせいか、年齢のせいか、
分からないが、スタミナをつけて実力を発揮して欲しい。
高橋選手は前回のような下からの華麗な攻撃は見られなかった。また打撃に難ありか?


第6試合 ○井上和浩(判定3−0)×植野雄 (20:18 20:17 20:18)

1R 打撃の打ち合い。井上はパンチとローで攻め込む。植野はローを返す。植野飛びつきガードへ。
井上押さえ込んだまま、脇腹にパンチ連打。アリ・猪木状態になり、植野隙をついて立つ。
またもスタンドの戦い。植野は首相撲からヒザ蹴りを狙う。井上は腕で突き放し凌ぐ。

2R またも打撃の打ち合い。植野ガードに。井上パンチを落とし、植野は思わずグラウンド状態の
井上を蹴ってしまい、中断。減点1。終盤も井上、上からパンチラッシュ。植野はパンチをかわしながら、
下から十字狙うも、形に入れない。

井上選手、実力通りのパワー、勢いを生かして、勝利。勝田選手へのリベンジの機会はあるか。
植野選手、柔術家ならではの個性的な戦いぶりが大好きな選手だが、戦績は振るわない。
やはりガードがベースの選手は、相当下からの攻撃力がないか、スタンドが上手くないと厳しい。
個人的には下からの蹴り上げは特に危険でもないので、ルールとして認めて欲しい。
そうなれば、柔術家の修斗での戦いぶりに幅が出るのだが。


第7試合 ○池本誠知(1R TKO(レフェリーストップ))×ダミアン・リチオ 

ロー打ち合い。池本タックル。一旦切られるも、足をかけ、テイクダウン!ハーフに。
首を抱えられるが、なんなく抜く。パスして、腕を狙う。(アームロック?アームバー?)
そして一気に腕十字へ!リチオ首を抜いて起きあがるが、池本素早くバックへ!そしてチョーク狙い。
リチオ暴れる。池本上体を起こして、強烈なパンチの連打!動かないリチオを見てレフリーストップ。
リチオは「効いてないぞ!なぜ止めた!」のポーズ。確かにやや早かったが、動きが止まっていたので
やむ無しか。

相変わらず華麗な動き、ルックスの池本選手。格下相手には見事な試合を見せることを示した。

最近本当に選手が増えてきている。興行数を増やして試合数を増やして欲しい。特にBクラス。
Aクラスの日本人同士の試合もどんどん見たい。
Aクラスの選手対Bクラスのトップ選手の試合はもっと見たいっす。




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