9.17 GAEA 後楽園大会
■団体:GAEAJapan
■日時:2000年9月17日
■会場:後楽園ホール
■書き手:maya(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

昨日、文体の観戦記を書きながら寝てしまった。起きたのが9:30。仕方無いから適当に占めてアップして、出かけようと思ったら外は雷で大雨。駅に着くまでにずぶ濡れになり、考えたら帰って来てから、また書かなければいけないかと思うと、はっきり言って今日の私のテンションはゼロ。大鬱状態でした。

会場はそれでもほぼ満員。売店は園子が一人で働いていたけど、今日は素通り。
まず、中島さん「本日は、ハイスパート600形式によるオールシングルマッチで行われると発表いたしましたが、第一試合だけ通常の30分1本勝負で行なわせて頂きます。ちなみに第一試合は広田さくら選手の試合です。」ここで少し笑い、テンションが5位あがる。

1.広田さくら×竹内彩夏

まずは、竹内の入場。今日もレガースを着用。
続いてスクリーン・トーク。今日はベルトを肩に、鼻の下に黒いものがある。これでテンションは20にアップ。
「私の心のライバル田村亮子、金メダルおめでとう」だって(お前のライバルは桜庭と椎名林檎じゃなかったのかよ)。
「そして、ポリスよ!お前はこの間の判定が不服らしいが、あれでいいんだよ。なぜなら、アイム ア ルール、アイム ア コミッショナー(ここでたらいが落ちて来るのだが、今日はよけてキャッチ)、アイム ア チャンピ〜オ〜ン!!!」
「おい、竹内今日お前に言うことはたったの3つ(たったのって、3つもあるじゃん)。
ひとつ、今日はベルトは賭けない!
ふたつ、お前が履いているのは、長靴か?
みっつ、このちょびヒゲが気になるだろう。」

たらいとちょびヒゲと言えば、今日のネタはあれしかないか。
聞き慣れた曲が場内に響くと早くも大手拍子。そして、ちょびヒゲに燕尾服に蝶ネクタイをつけ、ヒゲダンスを踊りながらさっそうと入って来る広田さくら。もうここで私のテンションはmax寸前に迄行ってしまいました。今日の広田は絶妙のつかみだ。

伊東レフリーのボディチェック中に小道具用のズタ袋がある。伊東さんが無理矢理取り上げ中を見ると、メロンパンとフォークが。伊東さんにメロンパンを渡し広田がフォークの柄をくわえると再びヒゲダンスのテーマがスタート(木村統括も最近は参加するようになったみたいだ)広田が対角線に行くと伊東さんが投げ、あたったのだが、メロンパンはボロボロになりマットに崩れ落ちる。場内大ブ〜イング。トミーさんが、「おい、誰が片づけると思っているんだよ。セコンドは私しかいないんだぞ。」
すると、袋の中からもうひとつメロンパンが。お前もやりたいだろうと嫌がる竹内に無理矢理渡そうとする。渡された竹内はなんとそれを食べてしまう。目が点になる広田。襲いかかろうとする所を竹内は伊東さんに渡す。伊東さんも半分位食べてしまい、さっきの崩れたメロンパンを片づけにリングに上がっているトミーさんに渡す。トミーさんも食べてしまい、もうほとんど残っていない。広田思わず、「私にも食べさせて。」トミーさんは竹内に渡し竹内は目の前でマットに叩きつける。

怒った広田が竹内に襲いかかり、やっとゴングが鳴る。しかしすぐに形勢が逆転し竹内は広田が持ってきた袋でタコ殴りにしてくる。血の気が引く広田。すると、竹内は袋の中からまた小道具を見つける。黒い長いゴム紐だ。

また演芸大会に逆戻り。広田が根性試しと言い、両者はゴム紐の端を噛み後ろに下がる。これは結構痛そう。結局広田が放し竹内の顔にゴムがピシーンと当たる。竹内はまたも泣き崩れてしまう。 場内大ブーイングから、大あやまれコール。さすがの広田もバツの悪そうな顔をし、土下座をして「大変、悪うございました」だって。

これでやっと普通の試合に。せっかくレガース(長靴はあんまりではないか)を新調してきたのに前回の遠藤戦ではほとんど出させてもらえなかったキックだが、さすがに広田は受けてくれる。最初はちょっとしょっぱいかなと思ったがだんだんキレが良くなる。ローで広田を追いかける所などなかなか見せてくれる。 途中、稲妻レッグ・ラリアートからタイガー・スープレックスからあわやの場面も。しかし最後は広田が薄氷の勝利。
だけど、最近の広田はプロレスも結構うまくなって来たね。この間の遠藤戦の10倍は面白かった。ということで、

○広田(8分50秒 変形沖縄固め)竹内×

しかし、変形と言われても原形の沖縄固め自体知らないぞ。

ここからは全てハイスパート600形式なので、全て10分1本勝負。
選手はほとんど相手の攻撃を受けたりしない、ただ攻めて秒殺を狙うだけだ。ちなみにこの日は休憩無し。

2.山田敏代×植松寿絵

まずは、山さんがさっそうと登場。植松がリングインする所を急襲し、試合はスタート。山田が出す技はエルボーのみ、というよりこの試合で出た技がエルボーのみ。徹底的にカウンターを狙いに行き、植松をノックアウト。試合時間24秒。ということで、

○山田(0分24秒 エルボーカッターから片エビ固め)植松×

山さん何も言わずにさっそうと帰っていく。いやあ、今日の山田は凄かった。これぞ、ハイスパート600という所か。

3.尾崎魔弓×永島千佳世

尾崎はニューコスチュームなのか前から持っているのか、滅多に見ないコスチューム。だけど、あんま似合ってないな。セコンドには相変わらずポリス。考えてみるとベテラン側はセコンド不足なんで来てるのかもしれない。また、入場曲も卑弥呼のテーマでなく自分のテーマで入場(デビル、北斗も)。永島はまたもOZジャンで。

試合はいきなり尾崎が凄い角度でフィシャーマン・バスターを打つ。もうここであはやという感じだが、どうにか返す。その後すぐに永島はフィシャーマンを打ち返し、いきなり交互に5発づつ位打っただろうか。その後も裏拳をかわしてのフィシャーマン狙いとか、大体この二人の絡みは目まぐるしいが、しかしこれ程目まぐるしいスピードのある試合も初めてだ。しかしサンダーファイアーボム、ライガー・ボムと持ち技の多さで若干尾崎有利か。最後はテキーラの打ち合いを制した尾崎の勝ち。

○尾崎(3分58秒 テキーラサンライズ)永島×

しかし、この試合が3分58秒とは。内容的には15分以上だな。
試合後にまたもリング中央で睨み合う二人。ほんの一瞬尾崎がニヤリと笑った。

4.KAORU×シュガー佐藤

ここまでで、ベテラン勢が2勝。やはり今日は文体の借りを返す日なのであろう。特にKAORUはシュガーにシングル3連敗だから今日は勝つでしょう。
あくまで、ライガーボム狙いのシュガーに対しKAORUはエクスカリバー狙い。お互いカウント2で返す。しかし若干パワーに押されるKAORUだが、まあどうにかするどろう。シュガーがライガーボムを打とうとする所をKAORUがウラカン・ラナで返そうとするが、強引に持ち上げて再度ライガーボム。余裕で返すと思ったらカウント3。えぇぇ。私唖然。

×KAORU(1分21秒 ライガーボム→エビ固め)シュガー○ 

これでKAORUはシュガーにシングル4連敗。おいおいどうなっているんだよ(涙)。

5.長与×関西

文体では、アジャ・関西がクラッシュに負け、その前の後楽園ではタッグながら関西は長与からピンを取られている。これは関西の雪辱戦である。関西は文体と同じニューコスチューム。

まずはクリーンに握手をしてスタートかなと思いきや関西が先制のラリアット。試合時間が10分というのもあるが、関西は凄いラッシュ。それでも長与は巧妙に腹固めのような関節で切返す。それにしても今日の関西の気迫は凄い。お互いスプラッシュ・マウンテンとデスバレーを打ち合うが、徐々に関西が押してくる、二度目のスプラッシュが完全に決まり、これで終わりだと思ったら、長与がそれを辛くも返し、すかさず三角締めに。これには関西やむをえずタップ。

○長与(4分58秒 三角締め)関西×

試合後の関西は凄く悔しそう。なおも長与に食い掛かろうとするが、尾崎達が必死に止める。ここまで、感情むき出しの関西というのは珍しいのではないか。それにしても、長与のこういう試合は面白いし、普段タッグではあまり出さないが、長与のグランドは上手い。だけど、長与に言わせると飛鳥はもっと上手いらしい。

6.デビル雅美×里村明衣子

この試合のテーマは笑いです。笑いながらの試合。
まずはデビルから入場。デビルはいつもと違い入場時から余裕の笑顔で。ただ、優しさモードのデビルとは違う、なんか恐ろしげな笑み。
一方の里村はいつもと変わらない表情。

試合は文体と同じような展開で進むが、デビルは終始笑みを浮かべて試合をする。
転機となったのは、デビルがコーナーにスイングするのだが、里村はスライディングで場外にエスケープをする。里村はリング上のデビルに、どうだざまあみろという感じで、リング下から冷たい笑いを向ける。それに頭に来たデビルはリング下に追いかけるが、今度は里村がリングに上がり、また上からおちょくった笑い。
それに対しデビルはリング上の、何やってんだよとかみたいな事を言った所に、スライディング・キック。これが延髄にあたり、デビルは場外に崩れ落ちる。

デビルはあまりの仕打ちに、頭来たと言って、客席前の鉄柵を激しく揺り動かすのだが、この時私はデビルと目が合ってしまい、自分がやられるのではないかという恐ろしさ。思わず、あっち、あっち、指を差そうになった。デビルの余裕の笑みが消えてしまった。

その後の、デビルのライガーボムはいつもより当たりがキツイのではないかという感じ。最後はデスバレーを切返しデビルがピンを取る。

○デビル(7分01秒 エビ固め)里村×

試合後に負けた里村がケラケラと笑う。一瞬何が起ったんだという感じだったが、デビルも笑うしかない。セコンドで見ていた長与も笑みが漏れ、トミーさんまでも思わず笑ってしまった。そのくらい、この里村の笑いにはインパクトがあった。ただ一人セコンドに付いていた広田だけ、唖然とした表情でリング下から里村の表情をのぞき込む。

自ら本部席に降りて、マイクを持った里村。笑いながら「おい、デビル!!これで面白くなったな!!」「これからだぞ!!」
流石にこれにはデビルも笑うしかない。場内にもなんか押し殺したような笑いが漏れる。デビルが笑いながら、長与の所に行きなにやら耳打ち。それに対して長与も笑顔でうなずく。

何を言ったか分からないが、私が思うにこの二人は精神的に接点が出来た感じだな。いずれ、デビル・里村組というのがあるかもしれない。

7.アジャ・コング×ライオネス飛鳥

あれ、これがメインでは無かったの。私にとってこのカードは究極のカードだな。今の女子プロ界ではこの二人の戦いが頂上決戦と言ってもいいのではないか。二人とも体が大きい割には動きが早いし、プロレス的にはオールマイティにこなせる。男のジュニアでもこの二人に勝てる奴は限られるのではないか。

最近のタッグではおとなしめの戦いをする飛鳥だが、シングルのこういう相手だと以前のヒールっぽい戦いになっていく。やっぱヒール飛鳥の方が面白い。だけど、相手も元大ヒールか。いきなり場外戦で、アジャをいたぶる飛鳥。この時点で試合の主導権は飛鳥のものになった。

途中アジヤも裏拳、垂直落下ブレンバスターで切返すが、この試合の最大のポイントは、机上のアジャへのダイビンゲ・フット・スタンプ2発であろう。試合は時間切れ引き分けになったが、今日は飛鳥の優勢勝ちだな。

△飛鳥(時間切れ引分け)アジャ△ 

試合後、飛鳥が「アジャ、くやしいけど、まだイーブンだ!おまえもそうだと思うけど次が楽しみだな!」
アジャ「引分けは負けと一緒だ、これからだ!」
最後に飛鳥が客席に向かって、「これからもやるからよ、見に来てくれよ」(行く、行く)

しかし、引き分けだったけど重量感ある素晴らしい試合だ。

8.北斗晶×加藤園子

なんと、このカードがメインか。その理由は北斗の入場で分かった。
般若の面に片手に真剣(のはずないか)。もちろん頭はパープルに。ついにデンジャランス・クイーンが戻って来てしまった。場内にはどよめきが。
一方またも木刀片手に現われた園子。花道で北斗のコスチュームを見て、一瞬表情が固まる。自分がさんざん挑発していたからだけど、ついにやっちゃったという感じだ。大体、園子クラスのキャリアの選手で、あのコスチュームの北斗とシングルで対峙した選手はいるのだろうか。

それでもコーナーには長与と飛鳥の二人がいるので、平静を取り戻しリングイン。飛鳥が園子に、「落ち着いていけよ」というアドバイスが印象的だった。
試合開始前に園子「横浜と同じ目に合わせてやるよ」そして、自分の持っている木刀を北斗に投げつけ、「お前は使えよ、私はそんなの無くてもお前に勝てるんだよ。」すると北斗は投げつけられた木刀を客席に放り投げる。

もうこの時点で、客席のテンションはマックスを越えている。園子が突っ込み試合開始。北斗にカミカゼ、ミサイルキック、ダイビング・ギロチンを打つが、張り手一発で返される。
すると、北斗が「良く見ておけ、これが北斗晶だ!」と叫び、ノーザンライト・ボム。片足で抑えて撃沈。試合時間1分01秒。

○北斗(1分01秒 ノーザンライト・ボムから体固め)園子×

もう、恐れ入谷の鬼子母神としか言い様がない。
北斗は他のチームクラッシュに対して、「お前ら本当の北斗晶を知らないんだよ。それがいかに恐ろしいか分からせてやるよ。」
普段は強がりにしか聞こえないが、今日は説得力有りすぎ。さすがの園子も今日はグーの音も出なかったみたいだ。そして凍る場内。

とりあえず、現状で有明以降に作られた枠組みは今後も継続みたいだ。しかし、あくまでもデビルの言う「第二章」みたいだ。もちろん、近い将来デビルと里村がタッグを組むというのもありそうだが。

あとは、分かんないや。ただ、言えるのは文体、後楽園を通して言えるのはGAEA面白すぎ。特に今日の試合のテンションは半端ではなかった。

ちなみに今日の興行は1時間半だった。




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