修斗横文大会観戦記
■団体:修斗
■日時:2000年8月27日
■会場:横浜文化体育館
■書き手:うしをたおせ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

当然行って来ました、修斗横文大会。
相変わらずTシャツ大人気です。当分続くのかな?こういうの。

チケットにPM4:00開始って書いてあったから、余裕持っていったら、いつのまにかPM5:00
開始に変わってたそうです。もちろん5:00になっても始まりません。
はあー。今回も随分待たされました。入り口に小さく時間変更の張り紙がしてあったそうですが・・・。
当分続くのかな?こういうの。
他の掲示板でも話題になってましたが、炎天下で入場させてもらえずに辛い思いをした方も随分
いたみたいですね。もうちょっと時間変更を周知できなかったのでしょうか?

会場はお見事、ほとんど埋まっていました。まあ、超満員ではなかったですが。
満員と言っていいでしょう。
プライドが同じ日なのによく集まったなーとホント思います。そういえば大会場なのにつまらない
ヤジが少なかったのは気のせいかな?
また、いつもどおりというかいつもに増して女性の観客多い気がしました。
 
というわけで始まった大会。試合自体は衝撃的な試合が多くてよかったです。
キーワードは、流血。ヒザ蹴り。ギロチンです。
では、観戦記を。

[第 1 試合]  ミドル級 (-76.0kg) 5 分 2 ラウンド
△ 鶴屋 浩 [パレストラ松戸/日本]
    ドロー 0-0(19-19, 20-20, 20-20)
△ 池本 誠知 [ライルーツ・コナン/日本]
 
1R いつも通り組み付いて首投げを狙う鶴屋。池本凌いでバックを取りかける。池本セコンドの森さん、
今回は「首投げ来るぞ!首投げ来るぞ!」を30回ぐらい連呼(笑)。相変わらずおもしろい。
しかし2度目の仕掛けで見事首投げ!!そしてサイド!!鶴屋いつも通りアームバーを狙う!池本は手を
クラッチして凌ぐ。クラッチ切られるも、クラッチし直す。池本テッポウで反転しかけるも、鶴屋上手く
バックを取ってスリーパーへ!足はフックできず、結局極まらず。両者立つと池本の膝蹴りが目立つ。
今度は池本が首投げするも抜ける。鶴屋上に。池本ガード。が、池本得意のヒップスローで一気に
マウントへ。池本のバネは相変わらず凄い。パンチ連打!うつぶせになった鶴屋にスリーパーを仕掛け、
ゴング。

2R 池本シャープなミドルがいい。今度は池本テイクダウン奪う。鶴屋1Rの勢いがない。
スタミナが切れたか?鶴屋亀になって立つ。スタンドはやはり池本の膝が目立つ。またまた今度は鶴屋が
テイクダウン。池本持ち前のバネでブリッジするもがっちり鶴屋押さえ込み、サイドから細かいパンチを
落とす。池本ガードに戻し、三角狙い。鶴屋は上からパンチ落とす。

鶴屋選手、見せ場はあったが、必殺技を極めれず、連勝ストップ。ここから上はやはり大変だ。
池本選手、相変わらず華があり、いい試合をするのだが、極めが弱いのか、またも引き分け。
 

[第 2 試合]  ミドル級 (-76.0kg) 5 分 2 ラウンド
△ 和田 拓也 [K'z ファクトリー/日本]
    ドロー 0-1(19-19, 19-19, 19-20)
△ 楠 勇次 [クラブ J/日本]
 
楠選手、坊主。髪もうちょっとあった方が似合うと思うんだけど・・・。

1R 楠得意の打撃で牽制。和田のタックルを切りまくる。いったんタックルで倒れかけるが、凄い粘りで
立つ。和田、追いかけて背後から飛びつく。楠、立ったまま凌ぎ、スタンドに戻す。楠、打撃パンチで
攻めると、そのまま和田押され、下に。そしてガード。楠、パスを狙いながら、鋭いパンチを落とす。

2R 楠また打撃でプレッシャーをかける。そして和田のタックル切る。和田またもスタンドでバックから
飛びつくが乗りすぎ、落とされる。ガードに。楠、インサイドからパンチ。和田腕十字から足を抱え、
スイープ狙い。楠あわてて腕を抜く。両者立ってヒザの打ち合い。和田片足取って、テイクダウン。
ガードから相変わらず重いパンチを落とす。

やはり楠選手はいい選手だ。打撃がいい。
和田選手は積極的に打撃を出しているのだが、どーもまだ打撃が穴かな?って感じる。
以前は一気にクラスAまで上がる印象があったのだが・・・。
 

[第 3 試合]  ウェルター級 (-69.0kg) 5 分 2 ラウンド
○ 村濱 天晴 [ワイルドフェニックス/日本]
     TKO(頭部への左ひざ) 1R 0' 11"
● セルゲイ・ヴィチコフ [レッドデビル・スポーツスクール/ロシア]
 
もー素晴らしい!村濱選手!!
ゴング。村濱走る!ヴィチコフ、タックルを警戒したか、腰を落として身構える。村濱飛ぶ!!
真空飛び膝蹴り!左膝が顔面直撃!村濱、ヴィチコフを越えて落ちていく。ヴィチコフ、バッタリ倒れる。
いったん立つが、フラフラ倒れる。会場大爆発!!
村濱、コーナーに登った後、欽ちゃん走りでリング上を回る(笑)。ワイフェニの面々に胴上げされる。
烏合会創始師範矢野卓見も大喜び。
村濱選手は、プロ選手として、やはり天性のものを持っているのだろう。今までも、
ワンパンチKO、水面蹴り、ジャイアントスイング、バックドロップ、そして今回の跳び膝。
戦績はさほどでもないが、魅せ方は半端じゃない。次の試合はいつだ?!
 
[第 4 試合]  72.0kg 契約体重 5 分 3 ラウンド
(ウェルター級 6位)
△ 三島 ☆ ド根性ノ助 [格闘サークルコブラ会/日本]
    ドロー 1-0(29-29, 29-29, 29-28)
△ マーシオ・フェイトーザ [グレイシーバッハ/ブラジル]
 
個人的には裏メイン。なかな玄人好みな試合でよかったです。

1R 三島素早いローを放つ。組んで、どっちがテイクダウンするんだ??って思ってたら、いきなり
三島が袖釣り込み足の感じで、コカしてテイクダウン!やっぱすげー三島さん!!ハーフから細かい
パンチを落とす。さすがにパスは出来ず。三島離れてアリ・猪木状態。ローを放つ。マーシオ、
草刈りの要領で三島のバランスを崩し、その隙に立つ。しかーし、また三島テイクダウン!

2R 組んで、マーシオ、フロントチョーク狙い。三島投げを打つも、マーシオ粘ってバックを狙う。
三島も粘って、結局上に。マーシオ、ガード。マーシオ三角を狙い、逃れようとしたとこで、テイクダウン
の取り合いに。初めて三島ガードに。パスされかけるが、なんとかガードに戻す。マーシオ、パンチ。
マーシオのセコンドはポハァダ(殴れ)!!を連呼。

3R マーシオいきなりテイクダウン。三島明らかに勢いが無くなった。やはりスタミナが切れたか?
ハーフになるが、マーシオ足を抜きにかかる。三島なんとか抜かせない。最後にマウント状態になるも
すぐ、ガードに戻して終了。

三島選手がもっと打撃で押すかと思ったが、マーシオ打撃も安定していて三島さんがタックルに
行ったほど。これはホント意外だった。マーシオ打撃覚えたら恐い。
マーシオをコカしまくるなんて凄すぎる、三島さん!組み技世界の頂点とも言っていいマーシオに
互角以上の戦いをした三島選手さすがでした。


[第 5 試合]  フェザー級 (-58.0kg) 5 分 3 ラウンド
(1位)
○ マモル [STG横浜/日本]
   KO(眉間への左ひざ) 3R 2' 21"
● 太田 吉信 [四王塾/日本]
(3位)

いつも通り、長ランを来て太田選手入場。しかし、塩崎さんはいない。やっぱプライドのレフリーしに
いっちゃった?

1R マモル、タックルも太田切る。打撃になると太田のパンチ、マモルのハイキックが目立つ。
マモル、どんどん打撃がどんどん上手くなっている。太田選手に負けていない。
コーナーでの差し合いからマモル、テイクダウン。太田はガードから相手を思いきり蹴って立つ。

2R 差し合いから太田が外掛けでテイクダウン。 太田は上からパンチを打つ。すると、マモル下から
腕十字!腕は伸びかけたが、なんとか太田引き抜く。太田またパンチ打つも、マモルが起きあがり、
押し倒し、上に。そのあと、揉み合いからマモルがフロントチョークを仕掛け、太田なんとか凌ぐ。

3R コーナーで差し合い。マモルのヒザが鋭いと思っていたら、太田を崩して顔が下に向いた瞬間、
強烈なヒザが顔面に。太田立てず。かなりの流血。肩を担がれて退場。

マモルは本当に強い。もうぶっちぎりの風格がある。ライト級の選手との試合が見たいぐらいだ。
年末に戦うであろう、秋本選手。いい試合期待してますよ!
太田選手、応援してたが完敗。得意の打撃で、イニシアチブが取れなかったのが痛かった?
   

[第 6 試合]  ウェルター級 (-69.0kg) 5 分 3 ラウンド
(1位)
○ 佐藤 ルミナ [K'z ファクトリー/日本]
  テクニカル判定 3-0 (30-27, 30-27, 30-27)
  3R 0' 38" 偶然のバッティング により佐藤が頭部をカットし、試合続行不可能となった為
● 桑原 卓也 [ピュアブレッド大宮/日本]
(3位)
 
久々のルミナの対日本人。入場の盛り上がりは半端じゃない。花道入り口での見栄の切り方もルミナなら
ではのかっこよさ。クワタク、いつもの入場曲(マサ斉藤のテーマ?)かっこいいのに、今回はさざ波?
の音に乗って登場。うーん、残念いまいち。
クワタクのセコンドには懐かしのルタ・ユージと大道塾の加藤清尚さん。

1R いきなりの打ち合い。クワタクの右フックがいつもに増して鋭い!!ガードの上から
だが、ルミナにあたりバランス崩す。ルミナは鋭いローを返す。やはりクワタクはカウンター作戦。
クワタクの大きな右スイングをダッキングでかわし、ルミナ一気にバックへ!飛びついて完全な
バックマウントへ!体を伸ばし、パンチを入れまくる。スリーパーを狙うが、クワタクさすがガードが
堅い。殴られ続けるが、首も腕も取られる気配はない。ルミナはスタミナをセーブするように、
休みながらも強烈なパンチを入れる。

2R クワタク、ルミナの片足を取って、テイクダウン。しかし、ルミナすぐ立つ。今度はルミナ
テイクダウン。五味ばりにクワタクの頭を抱え、マットに叩きつける。

3R ルミナ、判定になるのを嫌ってか、どんどん前に出ていく。クワタクがパンチを出すも、
ガードを固め、一歩も引かない。クワタクがタックルし、ルミナ後退。その勢いで、ロープの間から
リング外へ。ルミナだけ落下!すぐリングサイドから歓声が。ルミナがアピールでもしたのかと思ったら、
リングへ登ってきたルミナの顔面は正に血だらけ!!ホント顔中真っ赤!自分が元気であることを
アピールしているが、さすがにドクターチェック。そしてやはりストップ。
タックルの時にバッティングがあったらしい。ルミナはホント観客に申し訳なさそうに土下座。
勝ち名乗りを受けた後は、バック宙、シャドーボクシング、踵落とし、とファンサービス。
ホントに健気なまでにプロ意識がある人だ。マイクを向けられるも、速攻で退場した。

今日のクワタクの右スイングはいつもに増して、本当に素晴らしかった。そしてルミナに極められな
かったのもさすが。
ルミナはただじゃ終わらない選手だ。そういう星の元に生まれてるとしか思えない。
結局クワタクを攻めあぐねていたが、判定なら文句無しの勝利。出来れば足関節が見たかった。

 
[セミ・ファイナル]  ウェルター級 (-69.0kg) 5 分 3 ラウンド
○ マーシオ・クロマド [ウゴ・デュアルチ & ペレイラ/ブラジル]
テクニカル一本(フロント スリーパー ホールド) 3R 1' 49"
● 宇野 薫 [和術慧舟會/日本]
(チャンピオン)

クトマド、入場すると、きっちりと四方にお辞儀。なんか可愛い。そして、宇野の真似か、大の字に。
宇野選手はいつも通り入場。いつも通り大の字。
 
1R ずっとスタンドで見合い。牽制の打撃もほとんどない。2分経過あたりで、宇野タックル。
クロマド切る。がぶった体勢で膠着。クロマド、亀の宇野の頭にヒザを入れてしまう。
レフリーがストップし、クロマドに注意。そして減点1。宇野はなかなか動かない。ダメージあるのか?
立ち上がるとかなり痛そうな顔。クロマドは深々と謝り、正座で再開を待つ。妙に礼儀正しい(^^;)。
宇野タックルでテイクダウンして終了。

2R 差し合いが続く。コーナーで膠着。終盤宇野テイクダウンで、ちょっとパンチ入れる。
あまりにいつも通りの展開にちょっと睡魔に襲われる(^^;)。

3R 宇野タックル、クロマド、フロントチョーク!!宇野頭が抜けない!!宇野動かない!落ちた!!
クロマド大はしゃぎで喜ぶ。 舌を出し、指を突きだし大喜び。セコンドのおじさん(師匠?)に
お辞儀をしろ!の指示を受けて、慌てて、観客にお辞儀(^^;)。きっと日本では礼儀正しさが大事だ!
とでも指導されているのだろう。

クロマド、3Rまでは見せ場が無かったが、まさかあの宇野選手を極めてしまうとは・・・。
ルタのギロチンの切れ味は凄まじい。格通のインタビュー見返したら、ちゃんとギロチン得意って
書いてあった。

最近本当に元気がないと評判の宇野選手は、精神的なショックもあってか、ずっと呆然としている。
フラフラしながら、四方に礼。足もともおぼつかないまま、退場する。うーん心配。

 
[メインイベント]  ライト級 (-63.0kg) チャンピオンシップ 5 分 3 ラウンド
(チャンピオン)
○ アレキサンドレ・フランサ・ノゲーラ [ワールド・ファイト・センター/ブ ラジル]
    一本(フロント スリーパー ホールド) 1R 1' 57"
● 巽 宇宙 [K'z ファクトリー/日本]
(1位)

お互い、打撃の牽制。お互い前蹴りを当てる。パンチ打ち合いから見事に巽、両差しに!!
さばおりで、テイクダウンを狙う!が、ノゲーラ倒れない!ノゲーラ差し替えて、体勢を戻す。
またパンチの打ち合いになるが、ノゲーラの右フックが巽の顔を打ち抜く!巽吹っ飛んで、ロープに
もたれかかる。ノゲーラ、パンチのラッシュでダウンを奪う!カウント進むもカウント7ぐらいで
巽スクッと立つ!会場大歓声。再開し、ダメージの残る巽は胴タックルに。そこに待ち受けていたのは
やはり、ノゲーラのギロチン!!完璧に捕らえられ、巽無念のタップ。タップした後もダメージが
あったのか、リングにずーっと倒れていた。

目の前で浦田コミッショナーが賞状を読み上げているのに、無視して、ノゲーラは巽の介抱に(^^;)。
誰もいないのに、賞状を読む、浦田さんに笑いが起きる。あわてて、セコンドのおじさんがノゲーラを
引っ張ってくる場面も。

巽選手は試合前、一発もらわなければ・・・。と言っていたらしいが、またしても一発で全てを
狂わされてしまった。公言通りやめてしまうという噂も。

ノゲーラ強い!強すぎる。修斗のランカー達がことごとく完敗している。パンチも強く、あの極めの
強さ。そして人柄のかわいさ。素晴らしいチャンピオンだ。

巽選手のセコンドに付いていた植松選手は、悔しさか、今回も泣いていた。そしてノゲーラに対戦要求
していた。もうほんとノゲーラと戦えるのは植松しかいない。でもその前に最大の敵、朝日選手を
9月に破らなければいけないが。

盛り上がった、いい大会というよりは、びっくりすることがたくさん起こった大会といった感じでした。
年末のビックイベントに向けてカードを練っていた、坂本さんは頭を抱えているでは?

実はルタファンでもある僕は、ご機嫌でした。所沢でシウバも圧勝したらしいし。




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