ボリショイ、名実ともにJWPのトップへ
■団体:JWP
■日時:2000年8月6日
■会場:後楽園ホール
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

1. オンリーギブアップマッチ、美咲華菜vsアキュート冴
 はじめは冴のドロップキックなどを笑いながら軽く受け流していた美咲。前から、
楽しそうに試合をして笑顔を見せるときが魅力的な選手だとは思っていたが、ちょっ
と余裕を見せすぎでは…
 と感じていたら、冴が追い込んでくれた。柔道仕込みの一本背負い、三角締め、腕
ひしぎ、美咲の悪い膝を狙う足関節、。しかし、冴の現時点でのフィニッシュ技であ
る回転エビ系が無効なルールではやはりキツかったか。
 序盤からも、膝十字をお尻歩きで悠々ロープブレイクされたり、キック1発でテイ
クダウンされたり体格差が響いていたのだが、最後も裏拳に続けて正面からの顔面パ
ンチでKO負け。体重がないのがなぁ…
 しかし本来、オンリーギブアップマッチは体格差を克服し易いルールでもあったは
ず。冴は今後、関節技の正確さを増すことが課題となるはず。がんばれ!
 冴がよくやったので、今日のベストマッチ。

2. NEO提供、タニー・マウスvs宮崎有妃
 最近ぼくの見る機会にはシリアスモードが多かったタニー、今日は宮崎と手が合い
噛み付き、痛がる顔のアピール、ヘッドバットの多用と、楽しい試合をしてくれまし
た。
 宮崎は相変わらずミサイルキック、モルタル、フランケンシュタイナーと空中姿勢
が綺麗で、決め技ムーンサルトで勝っちゃいました。小サプライズ。

3. 日向あずみ&レジー・ベネットvs春山香代子&倉垣翼
 先週に引き続き、春山倉垣本格的にタッグ結成か。今日は連携もスムーズで、レジ
ーを春山のカニばさみから倉垣が脇固めに決めたのは流れるようだった。またコーナ
ーに座った春山の肩の上から倉垣が飛ぶ連携にも再び挑戦。
 しかしレジーが重過ぎて持て余し気味。春山がローリングクレイドルにトライ、始
めは超ゆっくりだったのが重いだけに加速がつきだんだん回転が速くなったのには笑
いましたが、やっぱり重爆の前に攻撃が単発になりがち。
 終盤も春山がよく粘り倉垣もよくカットしたのだが、殺人級の旋回式パワーボムで
沈みました。

4.“ボリショイ・センセイ塾”、JWP無差別級タイトルマッチ、
  コマンド・ボリショイ(挑戦者)vs輝優優(王者)
 当初“ボリショイ・センセイ塾”七番勝負として行われる予定だったこの試合、輝
のベルトばかりかボリショイのマスクまでかけられることに。
 入場時からの視殺戦、ゴングがなってもしばらく続き、両者コーナーを動かず睨み
合う。
 相互1発ずつの掌底から動き出し、いきなりの場外乱闘、下でもボリショイの掌底
をくらい輝しばらくダウン。
 上に戻ってからは一進一退。掌底の応酬。三角締め、足関節の応酬。両者のスタイ
ルがかみ合い、ボリショイにはラナ・コルバタ系もあるが特に輝のスタイルが押し出
され、やはり男子プロレスふうの展開に。ここのところ対戦相手を苦しめているスリ
ーパー、打撃ではヒザ蹴り・レッグラリアット・延髄斬り等各種脚技、重いエルボー
を持つ輝が攻勢にもなりがちだがボリショイもよく反撃。ふたたびハードな場外乱闘
もあり。
 輝はチャンピオンとして負けないだろう、という信用と、ボリショイもマスクは取
られないだろう、という気持ちがあり、中盤ではこのまま時間切れ引き分けかな、と
思っていた。
 しかし、輝のトップロープからのダブルニードロップ自爆が転換点に。ロープ際で
の立ち裏アキレス、リング中央に戻ってのしつこい裏アキレス・ニーロックに輝苦悶、
しかしよく凌ぐ。
 終盤、輝の余力を振り絞っての旋回式垂直ブレーンバスターを返し、タイガーSP
X、またタイガー、掌底、掌底、ドラゴンSPX!!ボリショイついに新王者に!!

 リストラ云々はボリショイを本気にさせるためと語っていた輝、今日の試合は本望
か。一方、リストラも素顔も免れたボリショイだが次のアルシオン出場では、JWP
のチャンピオンという新たな立場も背負うことになる。・・・

 今日のようなハードな試合をこなしている選手達、ぜひ報われて欲しい。


○美咲(KO15:22)×冴
○宮崎(片エビ固め10:12)×タニー・マウス
日向、○レジー(エビ固め13:23)×春山、倉垣
▽JWP認定無差別級選手権試合
○ボリショイ=挑戦者(KO15:22)×輝




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