6/15リングス代々木雑感〜そしてハンは神となった
■団体:リングス
■日時:2000年6月15日
■会場:代々木第2体育館
■書き手:メモ8(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 ホントにハンは試合するんかいなと行って来ましたリングス代々木第2。

 開始時点では、アリーナもスタンドも3割強といった感じでどうなることかと思ったが、最終的には、7割弱か。このカードにしてはよく入ったというべきなんだろうけど、何と言っても、待たせに待たせたハンなのにな。おれなんか、朝からドキドキしてたんだが。

 審議委員は、西、太田、モンテ・コックス、レフェリーは、和田、平、塩崎のいつものメンバー。堀米さん、来なくなっちゃったのは、ちょっと寂しいなあ。まあ、昔の審議委員、ノダリ、パコージン、ザハリエフ、現在、只のセコンド。

 あー、世の中まだまだ不景気ですから、何事も経費削減です。

 10分押しで、ランキングの紹介から。アイブルのチャンプ剥奪、ババルの2位認定が、特記事項として紹介。

 いつもの通りの全選手入場から。この時点で、既に、おれの視線は、ハンにクギづけ。ところがですよー、ハンったら、笑顔なんです。しかも、リングサイドの、つのだひろに、笑顔のままで目礼したりして。むー、こりゃ試合する気はないんじゃないか。本気でそう思いました。


<KOKルール1R10分2R5分>

△上山 龍紀(判定0−1ドロー)デイヴ・メネー△

 双方OFG着用で、上山はシューズ、メネーは素足。WOWOW解説席にいた田村、スーツのまま上山のセコンドに。

 打ち合いながら、シングルを狙う上山だが、打撃でもメネーに押されがちの上、ほとんど切られてガブられる。5分過ぎにバックからの顔面打撃で、メネーにイエロー。2Rも同様の展開で、終盤、レフェリー平、双方に試合中、長々と注意(?)。太田と西が、19−19、モンテのみ、19−18でメネー。

 ペレを判定で下したメネーが、90キロ近くまで体重上げて、10キロ近く体重差がある上山相手にこの程度のファイトしか出来ないことを嘆くべきか、上山を誉めるべきか、ジャッジがおかしいと怒るべきか、よくわからず。


○ヴァレンタイン・オーフレイム(1R31秒膝十字)ブラッド・コーラー×

 充実一途な坂田欠場は残念だけど、代打がオーフレイム兄なら、いやいや不満はありません。何だかお得な感じすらする。双方OFG&シューズ着用。

 開始早々の打ち合いでスリップダウンしたオーフレイムに対し、コーラー、ウマくバックに回ったのだが、ここでオーフレイム、バックハーフガード(?)という感じで、足をフックし、そのまま体勢を反転させて、スルリと膝十字。

 うわー、やっぱりオーフレイムはいいや。アイブルとの開いた差、丁度、向こうがコケ始めたことだし、コツコツ詰めて欲しいと思う。


×ゲオルギー・ツベトフ(判定0−2)ホベルト・トラヴェン○

 ツベトフのセコンドには、ザハリエフに加えて、何とハン。いいのかハン。キミはホントにこれから試合をする気があるのか!

 OFGなしでシューズのツベトフ、ブルガリアの柔道&サンボ王者らしいがなんだか、山奥の人のいい木こり風。一方の柔術の猛者のトラヴェン、おれには、ゴエスと区別がつきません。素足にOFG。

 しかしなー、柔道と柔術が対決して、何でこうなるんだの打撃戦。

 ツベトフの打撃、あまりにショボいがトボけた味があるので、常連客の野次にイジられ、客席沸いた挙句、2R終盤にはドロップキックまで出して、パンチで腫らした顔で、相手を手招き挑発までして見せる。

 こう書くと、何だか面白かったようだが、おれは、全然面白くなかった。一方のトラヴェンの打撃も一応カタチにはなっているけど、パンチもローも、まったくキレなし。判定は、太田とモンテが、20−18、西は20−20。いわゆるギャグ系の凡戦。


 15分休憩。


×アリスター・オーフレイム(1R9分39秒)ボビー・ホフマン○

 素足でOFGの笑わない男、ホフマン、今日も恐い顔。カステルの代打のアリスターは、シューズも着用。

 中距離だと、ブンブン振り回すホフマンの打撃が入るのだが、近距離に持ち込むと、アリスターの膝が結構入るという展開で、序盤は白熱の打撃戦。結構バテた風のホフマン、中盤からは、力ませのテイクダウンを狙い、パワーで倒して上になると、さすがに、アリスター苦しい。最後は、ブレイク直後に、出会い頭の右フックが見事に入り、アリスター前のめりにダウン。

 勝ってもホフマン、笑わない。ハードボイルドだな。


○ヴォルク・ハン(1R8分11秒腕十字)ブランドン・リー・ヒンクル×

 そしてついに、鳴り響くハンのテーマ。何だかKOK以降のリングスには似合ってないような気がして、益々不安になる。ハンが駆け足で入場して来るのが見えても、途中ですべって怪我した挙句、試合中止になるんじゃないかと、まだまだ不安が拭えない。最近は、入場前にコケたり焼けたり色々あるし。

 素足にOFGのハン。107キロとややウェイトUP。セコンドには、パコージン。対するヒンクルは、OFGにシューズ。97キロ。

 いきなり打ち合うハン。うぎゃー、大丈夫かと思ったら、これが大丈夫なんだな。こっちが不安だらけなもんだから、危なっかしく見えるものの、しかも、右はかなりの猫パンチなものの、左のリードが、そこそこ入って、互角に打ち合う。

 タックル入られても、キチンとガードを取るハン。よしよしよし!

 スタンドでの腕関節狙いも見せたぜ。よしよしよし!

 膝に手をつく、お得意のバテポーズも見せ、そろそろヤバいかと思ったが、下から、三角狙いを十字に移行する定番を見せると、ヒンクル、パワーで持ち上げて叩き付け、自分の首をまたいでいるハンの足を何とか外す。それでも、掴んでいる腕は放さない、ハン、足だけでヒンクルの腕を挟み込んだまま、さらに、捻り上げて変形の十字でフィニッシュ!

 ミレニアムの年に、遂に、コマンドサンボは、柔術をもコンバインした!

 ヴォルク・ハン最強!!!


○レナート・ババル(判定3−0)金原 弘光×

 OFG&シューズのババルは113キロ。相変らず、腹はユルい。一方の金原は、素足。

 ババルは、益々強くなっていると思う。10キロ以上軽いトラヴェンより明らかにパンチもローも切れている。しかも、ショートのパンチを、ちゃんとワンツースリーと連打出来るんだよな。打撃でも金原を圧倒。

 グラウンドに入ると、サイドを取らせる位ならバックからして!の例によっての金原戦法なのだが、スペーヒーと同様、ババル、これも完封。まあ、金原も関節を取られる心配はまったくない戦いぶりだし、何回か、おっと思わせる攻撃も見せたんだが、スペーヒーと違って、どんなポジションからもパンチを出していく分、ババルの積極性が光る。カメの金原に対して、立ちあがって両手揃えて背中にハンマーパンチなんて攻撃も見せ、あれ、結構効いたんじゃないかな。

 てなわけで、太田は20−17、あとの2人は20−18。

 たった数ヶ月しかたってないけど、今ならヘンダーソンでも圧倒出来るんじゃないかなと思わせるほどの、ババル、ホント、素晴らしい。

 まあ、ハンの方が、まだ、ちょっとだけ強いけどな。坂田に足関節取られたヒンクルにやっと勝っただけだという説もあるけどな。ナニ、気にするな。いやいや、今日くらい気にしないでください。お願いします。

 つわーけで、皆様ご一緒に!!!

 ヴォルク・ハン最強!!! ババル、2番目に最強!!!

 やっぱり、リングス最強!!!




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