4/30パンクラス横浜文体雑感〜
■団体:パンクラス
■日時:2000年4月30日
■会場:横浜文化体育館体育館
■書き手:メモ8(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 4時半スタートだったのだが、てっきり5時と勘違いして、遅刻しそうになり、おお慌てで到着したのが、4時40分。丁度、第1試合が始まるところでした。入りは、アリーナ、2階とも、6割〜7割か。というわけで、雑感です。


<10分1本勝負>

○窪田 幸生(判定)マッシブ・イチ×

 常にテイクダウンを奪うのは、窪田。そのままパスしてサイドから、執拗に腕狙い。つーか、それだけ。極め切れず、ドロー。小菅30−29、岡本30−28、梅木30−29で、3者とも窪田。

 試合後、リング上で、穏やかに微笑みながら、談笑する両者。

 あのなー、こういう試合やっていると、パンクラスに未来は、ないぞ。兎に角、窪田、ヌルい。グラウンドでのパンチは、ほとんど出さず、執拗に右手のみ狙う。それで極めりゃいいけどさ。ダメなら、パンチがんがんぶち込んででも、タップさせて、格をきっちり見せるべきだろうが。新人極められずにヘロヘロ笑っているんじゃねーよ。最低だ、窪田。鈴木の教育が悪い。


△冨宅 飛駈(延長判定)渡辺 大介△

 テイクダウンは、渡辺が、ほぼすべて奪う。冨宅、パスもあっさりされちゃうのだが、その後が、なかなか。マウントから、TKシザース(坂田型)に何度も挑戦。1回はキレイにリバース成功。終了間際、フロントチョークをがっちり極めて、もしやと思わせたが、渡辺、効いてないよと何度も手を振りアピール。小菅のみ30−29、残りは、30−30。

 延長も、ほぼ同様の展開。マウント取られた冨宅、リバース成功し、マウントまで取るも、再度リバースされてしまった。梅木のみ、30−29で、残りは、30−30でドロー。

 冨宅、よくやったなあ、という印象なのだが、考えて見れば、渡辺相手に、この戦いで、よくやったと思わせてしまうあたりが、冨宅の現在か。この1戦もグラウンドでのパンチ少なく、ヌルいといえばヌルい(1試合目よりは随分マシ)。


○佐藤 光留(2分23秒、アームバー)マイケル・サ・ジン・クォーク×

 東京初の佐藤。アニソン(?)で入場し、曲にあわせてポーズを取り、場内苦笑。一方のクォークは、まるで子供(72キロと発表されていたが、74キロの佐藤より一回り小さい)。セコンドにはイーゲン&エンセン。

 大味な戦いから、佐藤、強引な首投げを極め、袈裟固めから、足で挟む式のアームバー。何だか、昔のUWFみたいで、佐藤、新人3人の中では、1番好印象。


○鈴木 みのる(1分1秒、アームロック)ショーン・ダグティ×

 ダグディ、どう見ても、強そうに見えず、金魚丸出し。まあ、後から決まったカードだし、しょうがないかな。一方の鈴木、風ガウン。久々にガン飛ばし復活。風になるぜ〜と思ったら、90キロに増量してて、ちょっと腹ボテ気味。それじゃ風になれないな(増量自体は、好印象だが)。

 2度目のハーフから足を抜いて、アームロック。場内では、チキンウイング〜と発表。場内爆発。人気衰えず。んで、マイクアピール。

 「俺のこと死んだと思っている奴がいるけど、何百連敗したって、俺は生きている! 俺に会いたかったら、パンクラスに来い!」

 相手が金魚過ぎたので、おれ的には…、うーん、ノーコメント(笑)。しかし、ワタクシ、鈴木ファン継続中です(ホントだよ)。


 休憩。美濃輪Tシャツ買いました。菊田Tシャツも作ってくれえ。


○渋谷 修身(6分5秒、チョーク)太田 浩史×

 おれ的本日のメイン。稲垣を完封したグレコ殺法が、渋谷レベルにどこまで通用するのか。アマレスの実績では、太田に遥かに劣る渋谷が、どこまで出来るのか。

 太田、渋谷の打撃が恐いんだろうな。スタンドになれば、間合いも考えずに、いきなりタックル。それを、見事に、渋谷、完封。フリーでもそれなりの実績がある太田のタックルを、完璧に切っていた(開始直後だけ、足を捕まれ、ちょっと危なかったが)。切れば、するするとバックに回り、パンチ。ブレイクが入って、この展開が何回か。最後は、バックからもつれた隙に、マウントを取った渋谷が、パンチ連打すると、太田、反転してしまい、チョーク。

 アマレステクだけでは、このレベルには、通用しないことをキッチリ証明。

 それにしても、久々に強い渋谷を見た。ガタイ的にも、パンクラスのヘビー級は、渋谷が出て来ないと、お話にならない。がんばって欲しい。


×ジェイソン・デルーシア(32秒、TKO)ボブ・スタインズ○

 デルーシア、90キロ、スタインズ116キロで、これはちょっとなあ、と思っていたら、案の定。デル、いつものようにサイドキックで間合いを取ればいいものを、打ち合ってしまい、パンチ一発で尻餅。止められたのは、不満そうだったが、しょうがないでしょう。デル、相手ナメ過ぎ。


△國奥 麒樹真(延長判定)ショーニー・カーター△

 スタンドでは、パンチオンリーの國奥、キックを交えるカーターと、互角以上の戦い。いいパンチが結構入るんだが、その後の立ち相撲で、互角以下。うーん。グラウンドでも、カーターに凌がれてしまった。本線も延長も、オール30−30。

 國奥、打撃でもグラウンドでも、1個1個のパーツは素晴らしいんだが、それをコントロールする戦略がまったくないような印象。もうちょっと、モノを考えた方がいいんじゃないか。


<KOPタイトルマッチ、15分1本勝負>

○セーム・シュルト(7分30秒、TKO)高橋 義生×

 高橋のセコンドには、この日初めて船木。コミッショナー宣言、国家演奏、ベルト返還と一通りのセレモニー。

 やはり、高橋は、余裕を持てない位強い相手とやらした方が、いい。そのプロ意識がいい方向に出る。大振りながらも、当ればもしやと思わせるようなアッパーを打った瞬間に、シングルタックルとか。考えているな。その成果か、テイクダウンをポンポン奪う。

 しかし、力まかせの寝返りリバースやら、足伸ばせばアウトサイドで、シュルトも対抗。大きさが反則だ。

 最後は、シングルに膝がキレイに合ってしまい、ニーインザベリー@掣圏道vsPRIDEは楽しみだ!からの、パンチ数発で、ジ・エンド。

 高橋は、負けたが、やっぱり強いんだなーという印象(でも、嫌い)だが、認定宣言、ベルト授与等の間も、起き上がれないほどのダメージ。

 問題は、すべてが規格外のシュルト。ブレイクありのルール(特にアウトサイド)じゃ、現在のパンクラスでは、勝てる奴誰もいないような気がする。グラウンドも、益々ウマくなっている(パンチをウマく使う)ような気がするし。


 序盤のヌルさを別にすれば、どの試合も楽しめたが、集客は鈴木だのみじゃ、やっぱりマズいだろー。内容的には、いい興行だったと思うんだがなー。

 と、あまり愛のない観戦記を書いてしまった。愛は、船木vsヒクソンにとっておくのだ。おっと、その前に、桜庭vsホイスもあるしね。って、もう明日じゃん。




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