4/20リングス代々木雑感〜KOK後の風景
■団体:リングス
■日時:2000年4月20日
■会場:代々木第2体育館
■書き手:メモ8(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)


 天気予報では、雨が上がるようなことを言っていたので、傘を持たずに行ったら、ビショ濡れでやんの。つーわけで、例によって雑感であります。

 定刻の6時半には、スタンドもアリーナ4割といった入りで、こりゃヤバ過ぎと思ったが、やはり、KOKのご威光はあったらしく、試合が始まる7時頃には、スタンド、アリーナとも8割程度の入り。最終的には9割以上か。天候を考えれば、まあ合格点なんじゃないかな。

 試合開始前、場内をウロついて、女の子をナンパしているアイブル。余裕あり過ぎ(笑)。あっちこっちで、格闘家仲間との雑談を続けるエンセンも相変らず。WOWOW放送席には、ビシっとスーツで決めたTK。結構似合っているから、さすが、知性派格闘家。

 15分オシで、例によっての入場式から開始。レフェリーは、今日も、和田に加えて、塩崎と平。うんうん、うんうん(感涙)。って、最近こればっかだな。審議委員には、藤原先生に加えて、赤ブレ着用の西良典(!!!)に、何とドールマン(太ったねえ)。


<KOKルール 1R10分/2R5分>

×滑川 康仁(1R45秒、腕十字)アリスター・オーフレイム○

 双方OFG着用で、滑川はシューズも。レガースのない光景に新時代を感じる。トレーニングウェアも着ず、ホームビデオを回すセコンド、アイブル。弟とは、仲いいのかな(アイブル戦の時は、アリスターがビデオ回していた)。そうそう、何故か、オランダ陣営のセコンドには、お懐かしの、レムコ・パドゥールがいた。

 滑川、シングルであっさりテイクダウンを奪い、インサイドから、さてどうするかと思っているウチに、下からの十字で、あっさり極められてしまった。

 それにしても、滑川にしても、山宣にしても、ジャパン勢のこの根拠なき余裕は、いったいなんだろうな。今回の滑川に関しては、油断の一言につきると思う。


○坂田 亘(1R7分23秒、足首固め)ブランドン・リー・ヒンクル×

 ヘンゾ戦で、ミソはつけたものの、やっぱり坂田は、バツグンによくなっていると思う。を証明してくれた1戦。ヒンクルのセコンドは、オバケの名物おやじ(名前失念)。

 下にはなってしまうものの(しかも、重いボディーパンチをもらってしまうものの)、それなりに、オープンでコントロールし、十字狙いを何度か。ポジション取りより、パンチぶんぶん型のヒンクル、力で引っこ抜き、豪快。いい意味で大味でプロ向きだと思う(ナイスルッキングだし)。双方、マウントを取り合ったりしながらも、ブレイクがまったくかからない展開。実に面白い。

 被マウントから自回転型のTKシザース(この型は、今や坂田シザースと言っていいかな)で、お互い足向け体勢になった後、足首固め。踵を脇で抱えてないので、OKらしいが、まあ、決まったカタチは明らかにヒールに近かったと思う。オバケのおやじ抗議するも、届かず。

 坂田、WEFでも(VT系ルールでも)、充分通用する、というか、相当イケると見た。


×ボリス・ジュリアスコフ(1R8分、KO)ボビー・ホフマン○

 OFG着用せずの、ジュリ、それはそれでいいのだが。うーむ、体重差&パワー差につきますな。タックルまったく届かず、ガブられてバックに回られてしまう。スタンドでは、掌打もローも結構入っていたし、ホフマン大振りなので、結構、パンチもカワしていたのだが、グラウンドでまったくコントロール出来ないので、最後は、心が切れてしまった模様。キレイにダウンしたが、あれは大して効いてないと思う。

 だから、誰か、ブルガリアに“総合”を教えてやれ(リングスファン共通の思い)。


○レナート・ババル(1R4分49秒、腕十字)トラヴィス・フルトン×

 リングス・ブラジルとコールされたリングス・ブラジルとコールされたリングス・ブラジルとコールされた(当然、ここで大声援)、ババル、相変らず腹ボテ。ところが、フルトンにしても前の試合のホフマンにしても、ババルに増して、腹ボテだし、おれは、腹ボテが好きだ!!! おれも腹ボテだし(笑)。

 ババルがパスすると拍手が起こったりして、リングスファンもルールに対応してきているのが、実にうれしい1戦であった。

 最後の十字は、サイドから散々腕がらみを狙った後、アタマ側からサイドチェンジしてのモノ。見事だと思う。リングス・ブラジル最強!!!


×アンドレイ・コピィロフ(判定)ヒカルド・アローナ○

 アローナ、ちょっとゴエスに似てる(もっと可愛くした感じ)。体重92キロと発表され、元祖腹ボテのコピィ先生(今回もOFGなし)のパワー&テクで翻弄されるかと思いしや、さにあらず。いや〜、アローナ、相当強いぞ、さすが前田CEO、目の着けどころバッチリ!!!

 柔術のテクは、間違いだろうけど、総合にどこまで対応しているのかは、未知数だったアローナ、とにかくタックル早い。ジュリがホフマンをまったく倒せなかったのに、30キロ近い体重差をモノともせず、コピィ先生をポンポン倒す。再三、カメになって耐える、コピィ先生。カメにも味があるコピィ先生、首のガード鉄壁であるあたりが、ウレシイ。上からの十字狙いをひっくり返して、見せ場も何度か作ったが、1R後半には、早くも酔拳状態に。

 インターバルの最中、コピィ先生のセコンド大慌て(何故か、ブルガリアの代表まで乱入して、大ハシャギ)で、笑いを誘う。

 2R、酔拳コピィに対し、安全策でパンチ狙いのアローナなのだが、やはり、そこそこ掌打を当てて、警戒させてしまうあたり、コピィ先生の最強サンボマスター幻想のベールまったく色褪せず。判定は、藤原、西が20−19なのに、何故かドールマン20−10で、場内大爆笑。ドールマン幻想も色褪せず(笑)。

 ホントにコピィロフは素晴らしい。アローナちゃんもまた来てねー。


×山本 宜久(2R2分50秒、肩固め)ジェレミー・ホーン○

 リングス・USAとコールされたリングス・USAとコールされたリングス・USAとコールされたホーン(何故、そこまで強調する、おれ)、プロならもうちょっと入場とかにも気を使って欲しいな。まあ、この辺は、これからのお楽しみかな。

 山宣、スタンドの相撲でも、負けてなかったし、OFGパンチも、そこそこ当てたし、グラウンドでも、そこそこ安定してたし、いや、そんなに悪くないと思うぞ。何と言っても、佐竹が習得するのに何年もかかった、小さなパンチを、確実に当てていたあたりに好感。なに? 田村も直ぐ出来たって? いやまあその何だ。兎に角、そんなに、悪くないと思うのだ。もごもご。

 何せ、ホーンは、去年MMA系で、26戦全勝の猛者だからな(さすがリングス・USA!)。山宣、WEFでも(VT系ルールでも)、そこそこ通用する、というか、ぼちぼちイケると見た。ヒンクルに負けちゃうと、坂田>山宣になっちゃうけどなー。


<リングス無差別級王座タイトルマッチ 1R15分/2分5分>

×田村 潔司(1R13分13秒、KO)ギルバート・アイブル○

 前田CEOのタイトル認定宣言、ベルト返還、国家吹奏と、一通りの儀式。

 正直言って、後半は「早く止めてやれー」状態であった、おれ。なんつーか、ヘンダーソンは、KOKチャンプになるべくしてなったというか、そういう事なんだろうな。やっぱりTKも大したもんだということだし。田村、敗れたとは言え、意地は充分見せたし(素晴らしかったぞ。例によって泣いてしまった、おれ)、コロ2K、大丈夫か心配だ。

 それほど、アイブル凄すぎる。田村がヘロヘロになってしまったとはいえ、前半は結構転がされていたタックルを、後半はそこそこ切っていたし。このあたりを、もっとちゃんと出来るようになれば、ひょっとしたら、VT系のルールでも最強なんじゃないだろうか。

 前田CEOから、ベルトを渡される時、揉み手までして、ホントにうれしそうであったアイブル。当初は、オーフレイム(おれは待ってるぞ)と比較されヒール的な印象が強かったが、実力とナンパっぷりで、完璧にリングスのヒーローの1人に認知された感じ。


 KOK明けの第1戦、ミレニアム・コンバインという新シリーズの第1戦として、文句なしの素晴らしい興行であった。ひとつだけ苦言を呈するとするならば、前田CEO、赤ブレの下にバカボンみたいな若作りなセーターは、似合わない!

 それでは、例によって。皆様、ご一緒に。

 リングス最強!!! 前田CEO最強!!!



本稿の著作権はすべてKANSENKI.NET及び「書き手」に帰属します。

戻る
TOPへ