4・9みちのくJ−CUP:両国
■団体:みちのく
■日時:2000年4月9日
■会場:両国国技館
■書き手:タカハシ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

世間的には全く盛り上がらないJーCUP。団体対抗戦がこれだけ日常化するとそれも
やむを得ないだろう。もっとも全日本や大阪プロが参加してもどうなるとも思えんが。
だがこのイベントを見るためだけにわざわざアメリカから来る男もいる。
今日はその男を案内する事から始まった。今回は珍しく1人だが、5月には再び5人も
連れ立って日本に帰ってくる。最大の目玉は全女ガレージマッチ。コア過ぎる・・・。

さてまずはおなじみ大山アメリカン。今回特別に10時に開店してもらい、ポスター類
を中心に買い物していく。総計約2万。女子プロ関係が多い。お店で余っている古い
ポスターをもらい、次のアメリカーナを15冊予約してJWP後楽園大会に向かう。
LLPWに関しては「潰れないのが不思議だ」とあっさり言い放つも、年末のJWP
解散の噂には気落ちしていた彼だが、今回は観戦はせずパンフ他の購入のみ。
係員立ち会いのもとタダでロビーに入場させてもらい、パンフ2冊と美咲タペストリー
(2500円!)を購入。そして次に両国前のホテルで行われている「プロレスグッズ
サミット」とかなんとかに行く。ここでは中古VやC−MAXTシャツとV、
黒ライガーのフィギュアや何やらを買っていく。ついでに大日本の本間とも記念撮影。
FMWと提携しているECWの雑誌を持たせて記念撮影。確信犯だった。
その後サ店で軽く昼食。あとはプロレス無駄話。
T「それにしてもWMの結果には驚かされたよ。WMはハッピーエンドの物語のはずと
思ってたからねぇ。」
G「今やトリプルHはいいヒールチャンプに成長したからね。マクマホン一家のヒール
人気は凄いし。その中でもビンスのヒールとしてのパワーはケタ違い。
ロックも2カ月映画(ハムナンプトラ2)の撮影が控えてるし。」
T「BEYOND THE MATは観た?」
G「ミックとは友人でお互いに家を行き来する仲だから、ロックがミックをイスで叩く
のを見て家族が泣くシーンでは同じく泣けたよ。映画のできは素晴らしいね。見てない
なら明日あげるよ。」
T「CZWはどう?」
G「レスリングがあってのハードコアならいいけど、それだけだとちょっと勘弁って
感じだな。オレは旧NWAが一番好きなんだよ。」
T「シークがオールタイムフェバリットじゃなかったけ?」
G「シークがオレのNO.1ハードコアレスラーだな(皮肉が通じていなかった)。」
T「ショーンとWWFの関係は?」
G「今でもWWFから給料はもらってるけど、オースティンの悪口を言って干されてる
(この辺ちょっと怪しい)。多分契約(後2年くらい)が切れたら即解雇だろうね。」
T「サニーはWCWと契約できたの?」
G「サニーは今や完全なヤク中で、どこの団体でも怖くてとても使えないよ。」
T「サブゥーはWCWに行けそう?」
G「ポール・Eが許さない。契約書にも他団体には行かないと明記されてるし。」
T「WCWも3年契約ってサブゥーは3年働けないでしょ?」
G「何しろ普通に歩けないくらいボロボロだからねぇ。」
T「ところでWCWはどうなの?」
G「そもそも見てないからよく知らないけど、クリス達を逃がしたのは愚かとしか
言い様がないねぇ。それでテリーとか使ってるし。」
T「何で?」
G「分からない。誰も分からない。そこがWCWなんだよ。」
T「WWFでイリミネーターズの復活が見たいな。」
G「無理無理。サターンとクローナスは今や険悪だから。」
T「じゃぁサドン・インパクトは?(ジェリコとランス・ストーム)」
G「それは面白いね。」
T「今日の優勝は誰だと思う?オレは佐野かなぁと。」
G「オレはCIMA。J−CUPは新しいスターが生まれる舞台さ。」
T「今まで一番売れた女子プロ写真集は?」
G「最近のヒットはアルシオンの4人のヤツだね。4冊セットで買う人も多いよ。
あえて順番を付ければ大向・キャンディー・府川・文子だね。オレは個人的には吉田
かな。勿論一番人気がないのは神取だけど。」

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待ち合わせの友人が遅れたため、入場時には既にAAAの試合が始まっていた。
鮮やかな攻防も思い入れがないと全く興味が沸かない。空中殺法もスゴイ!で?という
世界に突入して久しい。ワザの素晴らしさが全てならHは世界最高のレスラーだ。
それを越えた何かを見たいんだよな。勝者不明。
第一試合は怨霊対CIMA。初めて見る怨霊の動きはなかなか面白いものがあったが、
いかんせんヒザが悪いようで、せっかくの大舞台で気の毒だった。
CIMA入場の際、ゴングを使ってのパフォーマンスを見せたが、勝ち進んだらコレ
毎回やるのかな?と思うが、危惧に終わる。
第二試合は浜田対リッキー。FMWで明らかにヘビー級の人って何人いるの?という
疑問はさておき、それぞれ若菜瀬奈(多分)、浜田文子を連れ立っての入場。
当然期待はマネージャー同士の乱闘だが、そんなものあるわけもなくトップロープから
のスィングDDTで浜田の勝利。マイクでみちのく乗り込みを宣言するリッキーに沸く
観客。嬉しいの?
第三試合はサスケ対佐野。クラッシックなジュニアの攻防の後、佐野のハイキックが
サスケに決まりKO負け。ここで勝ったらみちのく勢が3人占めたのにな。
第四試合はライガー対小川直也・・・と同じテーマ曲で入場のテイオー。クラッシック
な切り返しや、何よりも一つ一つのワザを大切にするテイオーにはライガーも好感を
持ったのではないかと思うが、それほどでもなかったのか現在のキャラのせいか未練
有りげに握手や讃える事なく退場。好試合だった。
第五試合はASARI対矢樹。一昔前に比べると皆無に等しいほどに女子プロへの興味
を失った自分だが、その一昔前では考えられなかった主婦レスラーが矢樹だ。
ASARIの方は相変わらず自分のスポットを出す事しか考えていないような組み立て
だが、矢樹は主婦らしく全体のバランスを考えての組み立て。
フィニッシュはスカイツイスターでピン。だが顔にヒザかどこかが当たってしまった様
で試合後もかなり長くもがき苦しんでいた。コールドスプレーを顔周辺にかなり長く
掛けていた。キャンディーにプレステやサターンを買い与えた矢樹の旦那も真っ青だ。
休憩後CIMA対佐野で2回戦開始。やはりと言うか圧倒的佐野ペースで試合は続く。
ハッキリ言って佐野対ライガーには何の思い入れも持たない自分としては懐メロは勘弁
して!という感じだ。だが何しろ地力が違いすぎる。こりゃアカンわと思い始めたが、
J−CUPはやはり新しいスターが生まれる舞台なのか、勝負ドコロを逃さずに同じく
フロッグ・スプラッシュで勝利。ライガーもそうだが、自分の決めワザにこだわりを
持つ事が今回は勝利に結びついたという事か。
そして次が事実上の決勝戦であるライガー対浜田。この試合が事実上の決勝戦となって
しまう所が今回の不入りの要因だろう。試合は勿論ハイレベルだし、文句のつけようが
ないのも事実だが、敢えて言えばそこが不満。
女子プロレスがババアプロレス(BY豊田真奈美)になっていって、つまらないのは
「若い娘さんが取っ組み合うのを見るのは面白いのぉ」という人が観客にはいくらでも
いるというのに近い(かな?)。この試合も垂直落下でライガーの勝ち。
セミファイナルは団体混合10人タッグ。トーナメント参加選手ではないカシンや
サムライ、田中などが入ると意義が薄れるような気もするが、結果的にはそのカシンが
一人でかっさらってしまったのが面白い。ところでスーパー・ボーイはジュニアなの?
さて普通に考えればタイガーとカシンが将来的なモノも含め注目の絡みだが、今回は
SUWAとメジャーの絡みに注目した。リッキー・マルビンというミステリオタイプの
相手のスポットを一人で全て受け、性格ワルのキャラを貫きドンドン敵・味方関係なく
突っかかって行ったのは良かった。対して今回の試合で一番ダメなのは真壁だろう。
真壁の試合を見るのは多分初めてだが、彼の得意ワザその他全く記憶にない。
敢えて試合を壊してでも自分をアピールする、というアクの強さがないようでは、
新日ジュニアではかなり苦労しそうだ。
ちなみにダメにすら及ばないのがチャビンガーこと茂木で、SUWA、カシンのキャラ
を立てる小道具でしかなかった。「何しに来たんや?(BY石井館長)」

さて決勝。全くもってコレだけ結果の分かりきったカードはない。そこで何を見せて
くれるのかがポイントになるが、ライガーにレベルを落とさせる事なく(というか
そんな事はホントはないんだろうけど)、叩き潰されずに自分の見せ場もいくつか
出せたネバりと、最後の最後まで取っておいたトルニージョをキチンと決めたCIMA
は準優勝者にふさわしい仕事を見せてくれた。
体の小ささはともかくセンスやプロ根性、負けん気の強さは新日に上がっても十分に
ファンを魅了する事と思う。関係ないがライガーも対戦相手の全てが自分よりも小さい
という事に別の意味で満足しているかも。
それはともかく、終わってみれば結局ライガーという冷静に考えれば当たり前な結果を
越えるだけの何かがあったかと言えば答えはNOだろう。
最初のJ−CUPからもう何年も経っているのに、結局トップが同じというのでは、
何だかんだ言っても結局パンクラスは船木と鈴木の物語、というのと同じではないかと
少しさびしい。
恐らく新日本はジュニア主軸の興行での成功には懐疑的と思っているフシがあるので、
次回は多分闘龍門主催となるだろうが、次こそは完全なる世代交代を期待したい。

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▽トーナメント決勝戦(時間無制限1本勝負)
○獣神サンダー・ライガー 体固め
12分28秒 CIMA×
※垂直落下式ブレーンバスター2連発

▽スペシャル10人タッグマッチ(時間無制限1本勝負)
○タイガーマスク
(みちのくプロレス)
田中 稔
(バトラーツ)
望月 成晃
(武輝道場)
真壁 伸也
(新日本プロレス)
リッキー・マルビン
(EMLL) 片エビ固め
17分18秒 ケンドー・カシン
(新日本プロレス)
エル・サムライ
(新日本プロレス)
SUWA
(闘龍門ジャパン)
チャビンガー
(大日本プロレス)
スーパー・ボーイ×
(アメリカ)

▽トーナメント準決勝(30分1本勝負)
○獣神サンダー・ライガー 片エビ固め
10分02秒 グラン浜田×
※垂直落下式ブレーンバスター2連発から掌打
▽トーナメント準決勝(30分1本勝負)
×佐野なおき 片エビ固め
12分52秒 CIMA○
▽WWWA世界スーパーライト級選手権(60分1本勝負)
○チャパリータASARI
(王者) 片エビ固め
9分13秒 矢樹広弓×
(挑戦者)
※スカイツイスタープレス

▽トーナメント2回戦(30分1本勝負)
○獣神サンダー・ライガー
(新日本プロレス) 体固め
7分32秒 MEN'Sテイオー×
(大日本プロレス)
※垂直落下式ブレーンバスター
▽トーナメント2回戦(30分1本勝負)
×ザ・グレート・サスケ
(みちのくプロレス) KO
13分36秒 佐野なおき○
(高田道場)
※右ハイキック
▽トーナメント2回戦(30分1本勝負)
○グラン浜田
(みちのくプロレス) 片エビ固め
7分34秒 リッキー・フジ×
(FMW)
※雪崩式スイングDDT
▽トーナメント2回戦(30分1本勝負)
×怨 霊
(レッスル夢ファクトリー) 片エビ固め
4分22秒 CIMA○
(闘龍門ジャパン)
※マッドスプラッシュ

▽AAA(トリプレ・ア)プレゼンツ(20分1本勝負)
×エル・オリエンタル 体固め
7分13秒 アビスモ・ネグロ○
※おきて破りのマルティネーテ(変形パイルドライバー)




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