GAEA 2.13 後楽園
■団体:GAEAJapan
■日時:2000年2月13日
■会場:後楽園ホール
■書き手:maya(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

結論から言うと、GAEAこんなことを毎回やってて大丈夫なのか?という事。1月の興行もかなり満足度の高い興行だったが、今回はそれを遥かに凌ぐテンションであった。あとは、下るだけだとも思ってしまうが、これが発展途上なら恐ろしい事だ。ただ冷静に考えるとこれも通過点なんだろう。

まず、ロビーに入ると、植松、里村、広田、竹内が売店で一所懸命グッズを売っていた。里村と軽く会話して、広田に握手をしてもらった。サインはNGだそうだ。里村は写真で見るとケロヨンみたいで、あまりいけていないのだが、間近で見ると結構可愛い。

会場内で、G-Panicで放送した広田のコスプレ入場特集をスクリーンに映して待ち時間も退屈しない。そうこうするうちに会場は試合前から超満員に、本当に空いている席が無かった。

1.広田さくら(4分40秒,体固め)竹内彩夏
今日のコスプレは、当然季節柄バインタインデーのチョコレート。国生の「バレンタインデー・キッス」のイントロが聞こえた瞬間、リンアナとトミー蘭が一緒にこけていた。
しかし、この日の広田は相手が新人の竹内だったのか、コスプレも控え目で、適当に笑わせながらも結構まじめに戦っていたが、どちらかというと竹内のスタミナ不足という所か。
まあ、とにかく、広田という選手は強い弱いは別にして結構見せてくれる。

2.尾崎魔弓(12分21秒,体固め)山田敏代
いきなり第二試合から、卑弥呼NO.1と本隊NO.2のシングルで、他の団体なら、メインかセミでもおかしくないカードであろう。
そして試合内容はどうかと言えば、この試合は次のシングルのベルトの挑戦者決定マッチという意味合いもあるのだろうが、セミ、メイン並みのテンションの高い試合であった。

前半は尾崎が得意の場外でのストリートファイトを仕掛けるが、山田がかわし、逆に尾崎が頭部を出血させられる。しかし出血した尾崎はなんとも妖しい雰囲気を出してくる。後半お互いの大技、テキーラとリバース・ゴリー・スペシャルボムの打ち合いになるが、尾崎が渾身の裏拳で勝ちをもぎとる。あの裏拳はかなり強引なもので、 尾崎は拳を痛めた感じだ。ただ、山田のリバース・ゴリーは少し無理があるな。もう少し簡単に決められる技を開発した方がいいな。しかし、場内ストンピング攻撃が起るような試合が、第二試合とは。

3.長与千種 ○植松寿絵(4分28秒,変形羽根折り固め )北斗晶 ×RIE
長与が北斗にトペを打ち、北斗をつかまえているうちに、植松がRIEからギブアップを取るというあっけない試合。RIEは肩を痛めていたのだろう。わたしには、変形羽折りというより、ストラングル・ホールドに見えたが。しかし、長与もこれだけの試合であんなに喜ぶことはないのにというはしゃぎ振り。北斗はなんとなくGAEAではダメヒールになった感じ。ここで、GAEA本隊の選手は終わり。

4.AAAWタッグ選手権試合
S・佐藤 ○永島千佳世( 18分16秒,片エビ固め)L・飛鳥 ×加藤園子

私的には、本日お目当ての一番。試合前のテープで園子は千種よりも多いのではという数になり、もちろん飛鳥はこの日のトップ。
前半の場外戦(GAEAの場合最初は大体こういう感じ)では飛鳥組みが優位に立つが、通路での園子のラ・ケブラータが飛鳥に誤爆して飛鳥が戦闘不能状態に。ここから園子は永島・シュガー組みの二人攻撃の猛攻に会う。
しかし、この試合は恐らく場外から戻って来て飛鳥が出てきたのは一回か二回であろう。DOA側はほとんど園子が戦っていた。と言っても、ほとんど両者の控えも戦っていあたので、実質的には常時4人で戦っていたのだが。
ただここで、飛鳥の意図というのを私なりに感じたのだが、勝負にこだわるなら飛鳥はカットに入らずある程度回復してから自分が出れば勝てる相手だとは思うが、敢えてサポートに徹したのは、園子がピンフォールを取ってベルトを取りたかったのではないか。園子のための試練を作ったのではないかと思う。

しかし、これに敢然に立ちはだかったのは、永島である。彼女の関節のキレは”女・カシン”と言っていいだろう。ただ、彼女の場合関節の切返し以外にもキレのいいジャーマンや高速のフィッシャーマン・バスターがあり、カシンよりも攻撃に幅があると言える。

試合後に、飛鳥が「お前らが、尾崎や北斗の手下ではないのが分かった」と言っていたが、このチームの凄さを思いしらされた。
園子が負けて悔しいけど、永島の凄さを見せつけされた嬉しい試合だ。

5.AAAWシングル選手権試合
A・コング(16分34秒,体固め)KAORU
DOA対決であり、同期対決だそうである。ちなみにDOAに入ったのも同期である。試合の興味は、どこまでKAORUが頑張れるかだが、前半KAORUはアジァをリングに落し、超高速トペとコーナートップからのラ・ケブラータを二発決める。KAORUのケブラータは相手にヒットした上に着地してしまうという、美しさで言えばNO.1であろう。しかし机上でのセントーンをかわされ、場外戦(GAEAのパターン)で、手痛い攻撃を受け大出血になる。リングに戻りもう虫の息のKAORUに対し、アジャは決めにかかるが、KAORUは必死にねばる。途中アジャの裏拳をまともに食い、歯が折れて飛んでいたのに場内はどよめいた。
KAORUは二度めの場外セントーンを決め、アクシデントがあったのは、アジャの裏拳を防ぐために使った机の切れはしがアジャの腕に突き刺さってからである。アジャは泣き叫ぶ程の激痛を訴え、KAORUは果敢にそこを攻撃していく。しかし最後はアジャのグローブを外した裏拳にKAORUは落ちるのだが、試合自体は予想以上のボルテージだったと言える。

KAORUはこの試合でも見せてもらったが、トペ、ラ・ケブラータ、ダイビング・セントーン、ムーンサルト、エクスカリバーといった技の美しさで魅せてきた選手である。この試合でも、技の完成度は高く美しい。しかし今迄には美しさは感じたが、プロレスラーとしての荒々しさは感じられなかった。

それを決意したのが、DOA入りであり、長与、尾崎、アジャ戦である。
今回のアジャ戦は負けはしたが、KAORUの今後の可能性を十分に感じさせてもらえる試合だった。血まみれのKAORUは痛々しいが、今後の可能性を十分に感じさせられるものだったし、それに容赦無く立ち向かったアジャにも共感できた。
そして、この壮絶な試合を神妙な表情で見守る飛鳥。
なんかぞくぞくするような空間であった。

GAEA物語の次の展開なんて全然読めないが、長与もそろそろ美味しい所を取ろうとしているし、面白すぎる。




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