1月30日:プライドGP東京ドーム
■団体:PRIDE
■日時:2000年1月30日
■会場:東京ドーム
■書き手:タカハシ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

急遽決めたプライドGP観戦。ハッキリ言ってここ最近これだけ試合前にドキドキした
興行は久しぶり。
試合前にG・馬場回顧展でも覗いていこうかと思ったが、こちらは長蛇の列でとても
「ちょっくら」という雰囲気ではないので断念する事にした。
そこでミスターデンジャーで腹拵えしてから会場入りする事としたが、こちらも負けじ
と長蛇の列。寒い中並んで入店するが、人が外で待っているかと思うとのんびりもして
いられない。ところでプロレスファン御用達しのステーキ屋と言えば、リベラが有名
だがサブーの話ではあそこはカンガルーの肉を使っているらしい。
直接聞いたワケではないので「カンガルーの肉のように固い」という意味なのかも
しれんが食欲をそそる話ではないなぁ。

会場に向かう途中のダフ屋は明らかに買いに走っており、これはかなり入りそうだと
期待が膨らむ。こんな奇跡のようなイベントがこれからも見続けていけるようになる
にはやはりそれなりの収益を上げなければならない。そしてそれを期待させるだけの
好カードは揃った。これでダメなら諦めもつくだろうってなもんだ。
会場には5つのビジョンが用意され2Fスタンドはほぼ満員。1Fはまとめてガバっと
空いている部分があるが、これは死角になるので作らなかったのかは不明。

桜庭のあいさつが全選手入場式の前に行われ、主役交代をこっそりアピール。
第1試合としてリザーバーマッチ、シュライバー対シウバ。
ストライカー同士で会場を温めようというマッチメーカーの思惑もむなしく、一昔前の
VTのセオリー通りにシウバの勝ち。
第2試合は太刀光対グッドリッジ。太刀光の入場曲は思いっ切り相撲出身をイメージ
したもの(曲とも言えないか)でそこだけ盛り上がったが、試合が始まると後は失速
するのみ。せめて体重差の大きいシウバと予定通り戦っていたらまた違う内容(結果
とは言い難いなぁ)だったかも。
第3試合はブラガ対小路。船木をボコボコにした事がまず有名なブラガだが、桜庭に
内容は濃いものの1Rで敗退したため、もう見られないかと思っていたので嬉しい。
試合は寝技の展開でなんとなく小路の判定勝ち。船木よ、大丈夫なのか・・・。
第4試合は藤田対ナイマン。藤田の入場曲は新日黄金期の次期来日外人選手紹介のアノ
曲。闘魂タオルを首に猪木イズムTシャツで入場といちいち嬉しくさせてくれる。
試合はナイマンのハイキックをくぐり抜け、片足タックルからの袈裟固めでタップを
奪い、新日ファンを熱狂させる。最高だ。
試合後マイクを持たされ、猪木の新年の挨拶と同じく「険しい道を笑って進もうぜ!」
とかます。そう言えば勝ったのに小路はマイクなしだった。
第5試合は桜庭対メッツァー。メッツァーのセコンドには第1試合の後プライドと
2試合契約した事をリング上で発表したシャムロックが。試合はどうにもスィングせず
判定に。技術的な事はわからんが体格差と積極性では桜庭の方が上だったので、ドロー
からの延長もまぁ妥当かと思ったが、判定に不服のシャムロックがメッツァーを帰らせ
てしまい、戦意喪失の裁定。
第6試合は佐竹対コールマン。思ったよりも少ない歓声の中高阪、モーリスと入場。
高阪はセコンドでの来日の方が多くないか?
普通に考えればコールマンの瞬殺勝利だが、もしかして・・・という期待の中ゴング。
普通通りの結果だった・・・。
第7試合はアレク対ボブチャンチン。サスケ・村上のOVNI・UFOコンビを
セコンドにアレクが佐竹以上の歓声の中入場。試合はアレクが相手の猛攻を凌いでいく
いつも通りの展開。
心技体のうち心を最大の武器として戦うアレクがファンの支持を集めるのは当然か。
試合は判定負けだが誰もが短時間でのKO負けを予想した中、見せ場も作りこの日の
ベストマッチと言ってもいい内容だったと思う。
第8試合はエンセン対ケアー。ステロイドボディーのケアーだけに長期戦ならエンセン
と見ていたが、スタンドになるとほんの数秒でテイクダウンを奪うケアーに乗っかられ
て何もできない姿は、今までのハデな試合振りからは信じられない光景だった。
ギロチンチョークはかなり長い間決まっていたように見えたがそれでもタップせず、
意地は見せたが現実も見せられた感じ。ショックだろうなぁ、山本美憂。
第8試合は高田対ホイス。入場時に新たなグレイシーのロゴマークをビジョンに大写し
にさせ、CMが済んだ後はグレイシートレイン。高田はTシャツ姿と随分とリラックス
した様子で、ホイスにオーラを感じなかった分いけるかと思わせながらゴング。
試合は四つ相撲から高田が終始上になる展開。ところが殴るでもなく、離れようとする
でもなくただ上に乗っているだけの試合は余りにも退屈。ホイスは下から柔術衣を
使っての締め技。「それアリ?」という空気の中試合は全く動かずホイスの判定勝ち。
桜庭が対戦を詰め寄るでもなく全試合終了。
高田には不名誉の判定負けより名誉のタップ負けを選んで欲しかった・・・。
多分1回戦で桜庭対ホイスを避けたのはこの結果を読み切って、決勝の目玉を残したか
ったのだろう。他にはケアー対ボブチャンチン、藤田対コールマンといったところか。
興行全体の感想としては・・・選曲が良かった!というのは冗談として、内容はまぁ
60点でも試合前の盛り上がりが120点なので平均90点。
6000円のチケット代も全く不満ありませんでした。
でも5月の決勝は行かないと思うな・・・。


▽グランプリ1回戦(15分1R)
×高田 延彦 { 判定 } ホイス・グレイシー○

▽グランプリ1回戦(15分1R)
×エンセン井上 { 判定 0−2 } マーク・ケアー○

▽グランプリ1回戦(15分1R)
×アレクサンダー大塚 { 判定 0−3 } イゴール・ボブチャンチン○

▽グランプリ1回戦(15分1R)
×佐竹 雅昭 { ネックロック 1分14秒 } マーク・コールマン○

▽グランプリ1回戦(15分1R)
○桜庭 和志 { 1R終了 試合放棄 } ガイ・メッツアー×

▽グランプリ1回戦(15分1R)
○藤田 和之 { 袈裟固め 2分48秒 } ハンス・ナイマン×

▽グランプリ1回戦(15分1R)
○小路 晃 { 判定 2−0 } エベンゼール・フォンテス・ブラガ×

▽グランプリ1回戦(15分1R)
×大刀光 { ギロチンチョーク 51秒 } ゲーリー・グッドリッジ○

▽リザーブマッチ(15分1R)
○ヴァンダレイ・シウバ { スリーパーホールド 2分42秒 } ボブ・シュライパー×




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