1/23パンクラス後楽園雑感
■団体:パンクラス
■日時:2000年1月23日
■会場:後楽園ホール
■書き手:メモ8(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 パンクラス年明け第1弾。OFGグローブ着用でどうなって行くのか、チェックしとかにゃいかんだろう、ということで、例によって、仕事放り出して行って来ました。雑感です。

 ファンクラブ会員に続いて一般人に開場されたのは、開始20分前。何故かグッズ用の商品券配っていたけど、時間ねーじゃんなー。客入りは、RSはほぼ満席になるも、1番安い方の席は、6割程度、その前も7割程度か。苦戦続きだけど、このカードじゃしょうがないかな。

 全選手入場。船木の挨拶。相変らず無難で面白くない。続いて船木に指名された元気。1・2・3、だぁー!で、すべる。このすべり具合を許してしまう雰囲気が今のパンクラスの観客には、充満している。いいことなのか悪いことなのか。


△松永 裕央(ドロー)マッシブ・イチ△

 腹がユルいのもなんだが、とにかく腹が薄い。カラダからしょっぱくていきなりゲンナリ。イチは緑色に髪を染め上げ、ガンの飛ばしも充分。この辺はまあまあ。ところが、内容的には、松永が押しまくり。ポイント取るところまではいかないのだが、技術的には、松永の方が数段上のように見えた。それにしても、カネを取って客に見せるレベルじゃないわな。

 延長もポイント取るには至らず。それでも小菅だけは、30−29でイチ(あとの2者はドロー)。


×窪田 幸生(判定)ショーニー・カーター○

 カーター、黒いフジワラ・スマイリーをもっと精悍にした感じ。

 新人のしょっぱい試合とは違い、開始直後からピーンとした緊張感張り詰めて、うーん窪田もよくなって来たのかな、と思ったところが、いきなりスカされた。スタンドでは互角なモノの、タックル切られまくりだわ、バックに回られパンチコツコツ入れられるわ、挙句、試合後には、外したOFGを蹴飛ばして不貞腐れるわ、いいところなし。

 ただ、試合中に、一瞬、窪田、ニヤっと笑ったんだよなー。これがよかった。その表情にだけ、「プロ」があった。判定は3者とも30−29。


×渡辺 大介(判定)高瀬 大樹(慧舟會)○

 「極悪」Tシャツで入場の高瀬、それを強調。セコンドは小路。

 開始直後はスタンド相撲で差し手争いが展開するが、しばらくしたら、高瀬、例によって引き込み。またかよと思いしや、下から攻めに結構アタフタする渡辺。高瀬自身の攻めが短期間に上達したとも思えないので、やはり渡辺の無策ぶりを責めるべきか。つーか、高瀬の下からの攻めを完封したヤマケン、やっぱり大したものなのかも。

 1回、三角が決まりかけ、高瀬チカラを抜いてしまう。すぐに上になる渡辺。高瀬「落ちたよ〜」と大声で主張するも、その後も苦笑しながら試合を続行。ホントに落ちそうになっていたのか、作戦で渡辺チカラを抜いて落ちたフリをしたのかは、不明(前者だと思うが)。

 ラスト1分で、高瀬、上になってサイド。セコンドからの時間がないの声に「アームロックいきますっ!」と大声で宣言して、殴りに行く。爆笑。

 30−28、30−29、30−29で、高瀬。試合後のマイクアピールやパフォーマンスもガチ系には珍しいヒール性全開で、パンクラスプロパーの若手などより、よっぽど「プロ」を感じさせてくれる(というほどでもないけど)。応援してます。


○石井 大輔(6秒KO)矢野 倍達(RJW)×

 前回のRJWの太田が滅茶苦茶よかったし、UFC−Jでの矢野も悪くなかったし、一方の石井の方も、しょっぱいという私の書き込みに対し「OFGによるパンチには相当思い入れがあるみたいなので来年を期待して」という石井の知人の方からレスを頂いたことがあるので(INET上)、かなり期待してた1戦。

 開始直後の石井ワンツーのみで、ボブvsブエノ状態で倒れ落ちる矢野。

 お見事!!!


○渋谷 修身(不戦勝)チャック・ライデル×

 ライデル怪我で中止。リングに上がって小さな声で挨拶。そういや渋谷もしゃきっとした戦い全然してねーなー。忘れられちゃうぞー(つーか、おれはもう忘れた)。


○KEI山宮(判定)クリス・ライトル×

 山宮、OFGの下にバンテージ、ガチガチ。他の選手でそこまでバンテージ巻いてる奴いなかったぞ。その辺、ルールどうなっているのかな。

 クラウチングに構えて、パンチ狙いの山宮。UFC−Jと同様。スタンドは押しているのに、何故か組み付いてコーナーに押し込んでしまう山宮。この辺が自分が押しているのに、軽く一発もらっただけでビビリ入っちゃう山宮の精神的な弱さなのかな。セコンドの石井も、自分がいいファイトしたせいか「離れて打ち合えば倒せるよ!」と大声。

 途中、ローで、ライトルにイエロー。下になっても、ライトル、耳元に小さいパンチをコツコツ打つとか、いいところあるのに、もっといい筈のグラウンドコントロールはさせてもらえず。

 29−28、30−28、30−29で3者とも山宮。

 まあ、山宮が完封したということなんだろうな。

 でもなー、クラウチングからのパンチ狙いオンリーでグラウンドに入らないってのは、どうもなあ。美濃輪の不毛な足関節狙いといい、何か、素人のおれにゃ、さっぱりよくわかりません的な、拘りが多過ぎるぞ、最近のパンクラスは。


○近藤 有己(判定)山田 学×

 スタンドでも、グラウンドでも、終始近藤が圧倒。山田“囲め囲めとか言ってないで腹ボテ同士仲良くしようよ”親分、引き込むのが精一杯という感じ。まだ、多少バタバタしてしまうものの、近藤、グラウンドにも成長が見えた(気がした)。

 終盤、ダウン気味に倒れた親分のバックに回ってチョークを狙った近藤極めきれず。あそこは極めにゃいかんだろー、元チャンプとしては。まあ、最後まで心が切れなかった親分を誉めるべきなのかも。

 30−25、30−25、30−26で、判定は一方的。

 それにしても、グラウンドでも、顔面にガンガンパンチ入れ、親分を血まみれにしてしまった近藤、戦い自体は悪くないと思います。

 後は、なんであんな地味な曲にするんじゃの入場曲と、偏差値35位しかなさそうな、実にアタマの悪そうなマイクアピールを何とかしなさい。


 今回からのOFGだが、年末の船木vs渋谷より改良されていた模様。拳部分もかなり厚くなっていたし、指先は、昔のハイブリッドグローブ的な切れ込みが入っていて、よさげであった(ホントにいいのかは知らん)。山宮のバンテージ問題は、はっきりさせてもらいところ。

 このままじゃ、客入りがよくならないことは間違いない。つーかそれでいいんだと思っているんだろうけど(ジム収入&パチンコ屋のカンパでそこそこ食える)、要は、既に客商売であることを放棄しつつあるわけで、客入りという意味では、船木vsヒクソンがコケたら、ホントにヤバいよね。

 佐山氏が、今頃になって「修斗では心を教えなかった」みたいなことを言って、笑われているが、船木も10年後に「プロとは何か教えなかった」とか言わないで済むように願いたい。




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