三銃士には辛い 2000年なのか…
■団体:新日本
■日時:2000年1月4日
■会場:東京ドーム
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

第1試合 IWGP Jrタッグ
大谷晋二郎、○高岩竜一(王者) (13分19秒、デスバレードライバー)
                    ×ケンドー・カシン、田中 稔(挑戦者)
 メリハリと盛り上がりに欠ける。

第2試合
○越中詩郎(10分17秒、パワーボム)×小島 聡
 小島もやはりメリハリがない。ダラけてるんじゃないかと見えるほど。
 このテーマも注目度もない試合を、試合として成り立たせたのは越中。スタンドと
寝るときとの切り替えや技に行くときのメリハリが効いてる。

第3試合
○天山広吉(10分55秒、ダイビング・ヘッドバット)×ワイルド・ペガサス
 天山よりペガサスの方がずっと格上に見える。ペガサスのチョップの音ドーム中に
ひびきわたる(小島のチョップ音は「ペチ」段違い)。段階をふんでクリップラーク
ロスフェースに持っていくもロープ際で残念。天山がトップロープからの雪崩式フラ
ンケンを出したので、まあ納得。(長州へ)ペガサスを今後呼ぶときには、ヘビー級
として扱うこと。

第4試合 Jrシングル
○獣神サンダーライガー(王者)(3分56秒、垂直落下式ブレーンバスターから)
                             ×金本浩二(挑戦者)
 黒づくめライガー掌底で金本の意識をとばし3分台で防衛。試合が面白かったかど
うかはともかく、ライガーの言いたかったことは伝わった。いいんだ、ライガー俺と
同い年だから、俺はライガーを支持する!

第5試合 鈴木健三デビュー戦。
○中西学(6分41秒、アルゼンチンバックブリーカー)×鈴木健三
 健三、花道途中でラガーシャツを脱ぎ捨てリングまで全力疾走したのはカッコよか
った。身体も、不自然でなくナチュラルに大きくてしぼれていましたよ。試合はまあ
… やっぱり地味な会場でデビューする方がいいような気が…

第6試合 山崎一夫引退試合
○永田裕志(6分44秒,バックドロップ・ホールド)×山崎一夫
 山崎選手の言葉「レスラーには、このリングが地獄のように思えるときもあり、天
国のように思えるときもありました」…
 山崎選手の言葉と直接関係はないが、今日見ていて、何万という観客の注目を浴び
ながら試合するレスラーは、さぞかし気持ちいいだろうなと思ったよ。
 花束贈呈に前田日明、{・c延彦、田村潔司、金原弘光が。
 山崎選手、おつかれさまでした。

<休憩>

第7試合 格闘技戦?
□キモ(4分2秒、ヒザが急所に入る、反則勝ち)■藤田和之
 つまらなかった。

第8試合
○スコット・ノートン(8分50秒、投げっ放しパワーボムから)×ドン・フライ
 フライ、プロレスが好きならもっとマジメにやれ。もう少し、レスリングのムーブ
とサイコロジーを勉強しろ。

第9試合
○リック・スタイナー(11分8秒、ダイビング・ブルドッギングヘッドロックから)
                            ×ランディ・サベージ
 休憩と、前の2試合で集中力が切れかかる。しかし、この試合の直前の“ゴールド
バーグ怪我の言い訳ビデオ”で大爆笑、やや集中力もどる。
 マッチョマンはプロだと思ったよ。前の2試合が冷え、自分の試合もヤバそうだと
感じたのか、リングアナのコール前にマイク奪い取りアピール、さらに放送席のマサ
さんに絡む。試合は、首を取る・パンチ・キック・エルボー・反則・ボディスラムだ
けで構成。ショボい試合・フィニッシュになったのは、ひとえにリックスタイナーの
せいだと思うんだけどなあ… 「あの」リックがあんなにショボくなるとはなあ…

第10試合
橋本真也、飯塚高史(2分24秒、無効試合)小川直也、村上一成
※4人入り乱れ,セコンド陣も入り収拾つかず。立会人の猪木が試合続行を宣言
橋本真也、○飯塚高史(8分59秒、スリーパーホールド)小川直也、×村上一成
 村上が元気いい。飯塚も、初っ端にミソをつけたものの、あとは闘いに対応できて
いた。
 橋本は、正直、進歩はとくに見られなかったものの、相手を怖がらず、正面からが
んがん向かっていっていた。
 小川に元気がなかったように感じた。パンチは出さず。橋本のタックル(しがみつ
き?)も切らない。ただし、投げ技の安定感はさすがで、STO2連発で橋本危うし
のところへ飯塚がドロップキック! タッグマッチの妙・カットプレーだ!! 飯塚が村
上を仕留める。
 飯塚、後半は強かったぞ。
 試合後、橋本が猪木に「おれが新日本を守らなきゃいけないんですよ」とアピール。
橋本の思い入れの強さは、痛いほど分かる。しかしその思い入れの指し示す内実は、
いったい何なのだろうか? 「新日本プロレスの“強さ”」? 思い入れの強さの度合
いが伝わるのに反して、その内実にはいまいち説得力のないまま…

第11試合
○蝶野正洋(25分0秒、クロス式STF)×武藤敬司
 蝶野が今日は、早めの勝負に出ていたように思う。危ないバックフリップ、ゴッチ
式パイル、ドラスクを我慢して回らない、腕ひしぎ、エプロンからショルダーアタッ
ク…
 しかし徐々に、いつもの武藤の試合に。というより今の武藤にはこういう試合しか
できないのか。
 何度かの切り返しの後、羽折り固めをずっと意識させていた蝶野が、そこまで使わ
ないでいたSTF+改良型STFで勝利。
 2人でこれまで時間をかけて作ってきたドラマのひとまずの最終回にしては、ちょ
っとあっけない感じがした。

第12試合 IWGPヘビー
○佐々木健介(挑戦者)(14分43秒、ノーザンライトボム)×天龍源一郎(王者)
 健介は、大技の出し方が唐突、ぶつ切りにすぎる。パンチ・チョップ・ラリアット
の打ち合いも天龍に負けてたぞ。でも、試合は…
 なんか、ゴツゴツというよりブツブツとした試合。天龍、元気なかった。


 三銃士、それぞれがここ1,2年に紡いできた物語に、それぞれ、ひと区切りがつい
た。しかし、橋本−小川は to be continued。橋本の説得力にもいまひとつ不安が。
 リング上で結果を出したのは蝶野だが、先行きは不透明、ふたたび大ブレイクとい
う感じでもない。(あ、会場では大人気でしたが)
 やはり、三銃士には辛い 2000年なのか。…




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