我らの高田笑学校 しょの21観戦記
■投稿日時:2004年2月27日
■書き手:藤沢

浅草キッドの漫才がライブで見られる「高田笑学校」。久しぶりに腹の底から笑った。


会場の紀伊国屋サザンシアターに着くと入口付近で「週刊プロレス」をガッツリ読み込んでいる若者を発見。想像してた通りの濃い客層。「こりゃ大槻ケンヂが来たら間違いなく吐くね」なんて連れと話しながら中へ入ると、全席ヒナ壇でとても見やすい。お客さんも五分前には席に着いていつでも笑えるような態勢に。

開演。浅草キッドと松村邦洋の前フリを挟んで、トップバッターは劇団ひとり。いろんなシチュエーションで、場の雰囲気が読めず、しくじった人間が流す「イヤ〜な空気」を笑いに昇華させる彼の今日のネタは「刑務所の慰安に来た演歌歌手」「銀行強盗に立ち向かった勇気ある行員(ただし変態)」の二本。最初という事もあり、前半苦しかったけど後半はそこそこウケてた様子でひと安心。


次は松村邦洋。本人曰く毎回出ているらしいが、いつもアップアップになっているとの事。例外なく今回も。しかしテンパる度に大爆笑。ネタが進むごとにどんどん追いつめられていき、後半は脈絡のない阪神の話。個人的には不謹慎極まりない某拉致被害者家族の物真似がツボに入る。


三組目は、ますだおかだ。客層を考えたのか、プロレスネタや時事ネタを多く入れて、気合入りまくり(ただし、高田本のネタは何故か思いっきりスベった)。岡田が増田のボケをツッコムだけでなくどう面白いのかを解説する「説明」という新境地を開拓。徐々にテンポを上げていき、後半に立て続けにたたみかける組み立てが四天王プロレスのようで気持ちよく笑えた。


中入り後、ある意味本日の主役、ローカル岡。演芸一筋の超ベテランらしいのだが、もちろん誰も知らない。浅草キッドから「大阪の路上で将棋を打ってる」とか「千円床屋のオヤジ」などと言われる強烈なビジュアルに加えて、着ているスーツは「ナニワ金融道風」(玉袋談)。これで茨城弁のボヤキ漫談なんだからもう笑うしかない。ローカル岡曰く「俺はガンマGTPが15人分」らしいのでもう二度と見ることはないだろう。


最後はいよいよ浅草キッド。狂牛病やジャパネットたかたのネタが、ますだおかだと重なる不運もあったが、約30分笑わせっぱなし。下ネタ、芸能ネタ、自分自身ケガしそうな格闘技、大晦日ネタも。散々笑った後、本気で尊敬してしまった。何より、ローカル岡の後であれだけ客席を沸かせたのだからそれだけで賞賛に値する。


この後、高田文夫先生、出演者参加の吉例・大喜利トークがあり約2時間半で終了。水道橋博士はちょっと出来に不満そう(に見えた)だったが、個人的には大満足。とにかくお客さんの集中力がハンパじゃなくて、客席からでも舞台に全員の目が注がれている感じなのが分かる。これは恐ろしいプレッシャーだと思う。ここを本場所にして、毎回新ネタをやり、結果を出している浅草キッドのハードルの高さをあらためて感じた。更にスポンサーのニュータッチも凄い。最後のお客さんプレゼントでラーメンをケース(12個入り?)で進呈。でかい。当らなくてよかった。





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