『江戸っ娘。忠臣蔵』
■団体:モーニング娘。
■日時:2002年6月24日
■会場:明治座
■書き手:凸ユーレイ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

 モーニング娘。ミュージカル。私が見たのは6月24日。明治座。事前に心配していたほどヒドイ出来でもなく、そこそこ楽しめた。

 新加入の藤本美貴がいきなりお姫様役でどういうことだ!と思っていたが、あくまで狂言廻しで、真の主役は安倍なつみ。これに石川梨華を加えた3人が、集団に埋没しない個として独立した役柄。別枠扱いの矢口・辻・加護を除いた残りのメンバーは十把一からげ。奥女中集団のリーダー飯田と四姉妹の長女吉澤とが若干セリフが多い程度、この2人にしてこの扱い。5期メン(高橋、紺野、新垣。小川はこの日ケガで休み)は推して知るべし、藤本との差は雲泥。

 なっちは芝居が重い。過剰すぎる。ちょっと失笑してしまった。藤本は落ち着いている感じ、まとう空気の違いを見せつける。芝居も(この中では)しっかりしていた。
 忍者軍団「くのいち羅舞羅舞隊」を演じた矢口・辻・加護。他の役者さん絡みでなく、モー娘。のみで笑いが取れたのはこの3人だけ。矢口をリーダー格としたコントのテンポはふだんの鍛錬の賜物か。矢口のタレントとしての筋の良さを再認識。辻ちゃんの「メェェェェ」の入るタイミングも◎。計算してない天然な辻ちゃんの良さも再認識。
 四姉妹(吉澤・安倍・石川・新垣)の父親役の勝野洋、モー娘。に優るとも劣らぬ?大根ぶり(ブリ大根ではない)。

 芝居が終わって、30分ほどのライブ。曲順は「AS FOR ONE DAY」「ザ☆ピ〜ス!」「そうだ!We’re ALIE」「Do it! Now」「ここにいるぜぇ!」アンコールののち「どっこぃ!江戸っ娘。忠臣蔵」(このミュージカルの主テーマ)。
 ここで私が注目したのは新垣。芝居での存在感の無さを取り返すように張りきって歌い踊る。張りきりすぎたか連夜の舞台の疲れか、持ち前の低くよく通る声はくぐもりがちだったが、それでも「ザ☆ピ〜ス!」では後藤真希が担っていたポジションを獲得!躍進ぶりが見てとれる。
 反対に藤本。保田圭のポジションにそのまま座り無難に振りをこなしているものの、先の新垣に代表されるようなモー娘。特有の一所懸命さ、元気さをまったく感じさせない。歌の合間の一人ずつの挨拶でも、独特の妙なテンションの高い挨拶をするメンバーのなか、独り「というわけで藤本なんですけど」的な素の喋り。「私は違うのよ。十把一からげじゃないのよ」という電波を放つ。
 さらに吉澤。やる気の無さもさることながら、腹が出ている。やばいだろ。




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