「超月刊エキサイティング・プロレス」第一回 <W−1に行こう!>
■投稿日時:2002年10月26日
■書き手:タカハシ(名前をクリックするとプロフィールの欄に飛びます)

この原稿を書き始めたのと時を同じくして「石井館長が脱税で逮捕される」というニュースが駆け巡ったが、一応コレはデマだったようだ。実際のところデマというよりは、いつ起こってもおかしくない事と認識すべきなのかも知れない。考えてみると「脱税で近々逮捕!ノリカもショック!」なんて記事が出てから半年以上経ち、その記事には、「何かあってもこれまで通りお願いしますね」と記者連中に伝えた旨あったが、ファンは誰一人館長に対しては感謝こそすれ批判するような事はないと思うな。脱税問題を完全に事実と前提して書くのもなんだが。

さて実は自分も石井館長を間近に見た事はある。あれは昨年のK−1GPの決勝大会の事で、何故だかバックステージに紛れ込んだところ、偶然石井館長が名物美人通訳(この人こそプロレス向きだと思うけどなー)と笑顔で連れ立って通路を歩いていたのだ。
たまたま同じ方向に行かなくては行けなかったため(トイレだったかな)、その後ろをホコホコ付いて歩いたところ、それまで談笑していた人たちが次々と映画「十戒」のごとく道を開けていくんですよ。そのオコボレに自分も預かったワケだが、いやぁあれは気持ち良かった。石井館長最強だと思いましたよ。

まぁ別にそれはどうでもいい単なるネタであるが、ここ10年間、石井館長のおかげで夢のようなイベントや試合の数々を見られた事は間違いない。ぶっちゃけた話、夢枕獏の「飢狼伝」も当時はファンの夢を具現化した小説であったのかも知れないが(リアルタイムでは読んでないんですよ)、今や完全に現実世界に追い越されてしまったように思うのは自分だけではないだろう。何度でも言うがファンとして同時代にいられる事を感謝してますよ。石井館長の「キス・マイ・アス・クラブ」があるのなら、入会申し込み書には血判を押してもいいね。

さてその石井館長のプロレス業界本格参入記念興行である「WRESTLE−1」(以降W−1)開催まで早くも1ヶ月を切ってしまった。
恐らくは27日の武道館大会で大半のカードが発表される事と思うが、ホームである武道館も最近では超満員札止めとはいかない現在の全日本だけに、スタッフもかなりやきもきしているのではないだろうか。
一応漏れ伝わっている事柄を推測も交えながら挙げていくと・・・

*試合は石井館長がブッキングする格闘家を絡めての、なんちゃってVTではない純プロレスの試合(猪木祭1よりもう少し踏み込んだ感じ?)になる。ただし今のところプロレスの特訓を始めているという選手はいない。
*石井館長がプロレス界を侵略しに来た、というイメージは避けたいので石井軍対全日本の全面対決という構図にはならない。
*カードは石井館長と全日本でブッキングできる選手から基本ラインを全日本が石井館長に提出し、館長のチェックを通ったものにGOサインが出される。
*最初の「W−1」TVでの「頼まれたらイヤとは言えない石井・谷川」という館長の発言から、クリエイティブ・スタッフは谷川人脈(SRS&紙プロ誌?)になるのでは?それもあってか週プロ・ゴングはちょっと引き気味。
*フジの意向もあり、全日本以外の団体(01と闘龍門?)の参加はほぼ間違いない。
*ボブ・サップはK−1の決勝に勝ち上がったところから、しばらくはジョブする事はなさそう。
*フジも石井館長も「プロレス」の求心力はかなり落ちていると判断しているようなので、「W−1」という新しいスポーツ・エンターテイメントを立ち上げようとしているのかも。もしくは「Dynamaite!」や「猪木祭」のような年間恒例の格闘技イベントのひとつとして考えているかも知れないが今のところ不明。
*利権が絡めばオレも絡むとばかりに猪木が顔を出す事はあり得るかも。

・・・といったトコロか。何かしらの発表がありそうな27日も間近なところで、以上を踏まえて希望と妄想を交えてのカード予想をしてみよう。
試合数は6から7と武藤が発言していたが、これは新日本の東京ドーム大会を反面教師としてるんだろうな。

#1:闘龍門提供試合のM2K対C−MAXの6メン。
いきなり全日本とも石井館長とも無関係ですけど、新しい価値観のプロレスを一般のファンにアピールするのに、M2Kのダンスを一番に持ってくるのと闘龍門のハイグレードな試合はうってつけでは?コレは結構自信あるな。

#2、3:適当に残った人同士のタッグマッチ
全日本のレギュラー外国人はブッチャーとせいぜいハインズくらいが出場するんじゃないかな。ウィリアムスとか出る時点でもうダメ興行になりそうな気もするが。

#4:カシン&ハヤシ対高岩&星川。
わざわざ営業に来てくれてるのでカタイのだろうけど、「W−1」という舞台で見たいか?コレ。
自分の希望はカシン対ハヤシ対ヤンの3WAY。メジャー団体ではトップクラスの選手の3WAYはやっていないと思うので、この3人で最高に練り上げた試合を見せてもらいたい。

#5:ジョシュ・バーネット対ヴォルク・ハン。
コレを思いついた時は自分のこと天才かと思いましたよ。ハンは全日本がアプローチしているとの橋本情報から。
ジョシュからはプロレスに対するリスペクトは感じるが、いきなりロープワークありの試合までこなせるかはサスガに疑問。その点ハン相手なら手馴れた動きで試合を構築できるのと、相手にキャリーするだけの経験がある事がその理由。フィニッシュはジョシュのハイキックを掴まえての逆転のレッグロック希望。ジョシュの入場曲は「YOUはショック!」か?

#6:小島&ケア対大谷&田中。
セミファイナルは夢の対決でなおかつ好試合が確実なこの試合。時期尚早ではあるけれど、ハズレ興行の可能性を少しでも回避するようにしないと。

#7:ムタ&サップ対天龍&ゴールドバーグ。
どうもムタ対サップになりそうだが、シングルを組んでも好試合になりそうもないし、石井軍対全日本の構図は避ける事とした。PRIDE,K−1と控えるので省エネファイトになりそうなサップと、ブランクとケガで5分以上試合ができそうもないゴールドバーグのために武藤と天龍がジョブするのはビジネスとして正しくないと思う。27日勝った選手がジョブという事でどうでしょ?


・・・と「UFOレジェンド」以来の妄想渦巻く興行となりそうな「W−1」だが、大ハズレの予感が漂いつつも石井マジックがここでも炸裂し、スケールの大きな01(なんじゃそりゃ)のような感じになる気もしなくはない。石井館長が手がける最初のワーク興行であるW−1。石井館長にブーイングできる唯一の場としても、石井館長のプロレス観を確認する意味ででも興味は尽きない・・・はず。
さぁ、世界最強のプロデューサーが創る「ワークの祭典」を見に行こう!





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