日韓問題について考えよう。
■投稿日時:2001年12月25日
■書き手:ダイス

2001年も終わりをむかえようとしています。来年はいよいよワールドカップ。共同開催となる隣国の事が気になる人達も多いでしょう。そんな国際交流を真剣に考える人達にピッタリのテキストが文藝春秋社から出版されました。『韓国けったい本の世界 韓日戦争勃発!?』(著・野平俊水/大北章二)です。
韓国が日本に対して一言ではいいがたい念を抱いているというのは皆さんご存知だとは思いますが、その複雑な感情を叩き付けた小説や、歴史、あるいは日本の観光ガイド等約30冊の本が紹介されている、隣国の一般人レベルでの本音がよくわかる、大変有意義な一冊です。

では、スポナビという場所柄、サッカー日韓対決についての小説を紹介しましょう。
『日本の沈没』(著/チェ・チョンジェ(1997年)
えーっと、小松左京の古いSFではなく、サッカー小説のタイトルです。ストーリーは「日本の黒幕皇国会が、韓国人を骨抜きにするため心のよりどころとなっているサッカーで叩き潰すために様々な陰謀をめぐらし、韓国、さらには中国まで侵略しようとたくらむが主人公の活躍により、サッカーでは南北統一チーム(!)の活躍でジュニアユース大会の決勝戦で日本を破り、ついでに侵略計画のために集まってた各国首脳も韓国の謎の組織が皆殺しにしてめでたしめでたし」というステキなお話です。
よくわからない?いや、この本を紹介している著者にもよくわからないらしいです。サッカーと国際謀略の話が同時進行しつつも、微妙にかみあわずに、上記の各国首脳を皆殺しにした集団についての説明もほとんどないという強引にも程があるストーリー展開で、サッカーのシーンも2点リードされた半島連合軍が主人公の「殺人シュート」でキーパーの首を折ったりしつつ逆転勝利。韓国アナウンサーが「当惑してる日本の観衆を見てください、まるでヒロシマの真ん中に原子爆弾が投下されたときよりも、もっと衝撃的な表情をしているではありませんか!」と絶叫するという…まあいいですけどね。
日本でも実力を省みずに国際大会で優勝しちゃうサッカーマンガは結構ありますが、その場合の決勝の相手はブラジルやイタリアですから様々な謀略を巡らした結果とは言え日韓、じゃねえや韓日での決勝戦というのは韓国人にしか書いていただけないんじゃないでしょうか。

さて、異国との相互理解となれば、互いの歴史観を知るのは重要となるでしょう。そこでこの本です。
『大朝鮮帝国史』著/キム・サノ(1994年)
あらかじめお断りしておきますが、日本人とユダヤ人は同一民族だとか、古代世界は日本が支配してたとか、神武以前のことを議論したあげくに石炭紀からの天皇家の系図をつくったりしてるような本は日本にも多々あります。
ですが、かつて韓国人相手のガイドをしていたという著者は「韓国は古代中国を含めたアジアを全て支配してエジプトと並び称される大国だった」「漢字は韓国人が作って中国人に教えてやった」「ひらがな、カタカナは韓国人がつくった」「7世紀の日本は百済の植民地で、日本の天皇も当然その血筋」「対馬は韓国の領土だが豊臣秀吉が勝手に併合した」「満州は韓国の領土だが、日韓併合の際、日本が買ってに中国に割譲した」といった真実の歴史を聞きもしないのに散々語られてきたそうです。
この手の真実は主に民間学者と呼ばれる方々によって語られ、学会にはおおむね無視されているというのが現実ですが、正しい知識だけが流通するわけではないというのはどこの国でも同じこと。しかもこの作品はマンガなんですが、日本製不良マンガに悩む韓国政府が自国の作品の発展のために作った「韓国マンガ大賞」を受賞したという、いわばお墨付きの一冊。もっとも一冊じゃなくて全4巻。総重量10kgの大著ですが。内容も民間に流布されたものからさらに一歩踏み込んだ真実に満ちており「韓国人は紀元前9000年にパミール高原に「桓国」を建国し、紀元前7000年にバイカル湖畔に移動、ここから4方向に分かれ、以後シュメール文明、紅山文明(注・著者の脳内での黄河文明の前身)、インド文明を興し、海を渡ってアメリカインディアン(ネイテブアメリアカン)になったり、北極海周辺に文明を興したり」したそうです。
日本など文明を興した対象ですらなく「大百済帝国の植民地であり、天照大神、スサノオ、ヤマトタケルら神話の人物はもちろん、卑弥呼や歴代天皇は当然全て韓国人。神の国「高天ヶ原」は韓国のことで、未開の先住倭人は土蜘蛛と呼ばれ全身毛むくじゃらの原始人状態。しかも大陸からもたらされた各種病原菌のせいで免疫力を持たぬ倭人は6%にまで激減した」そうです。
なんでそんなスゴイ国があの半島に閉じ込められたのかはよくわかりませんけどね。

人は自分の信じたいものしか信じないのは民間歴史家からネット論客まで共通した病癖だとは思いますが、ネット論客の皆さんにも4巻組、総重量10kgの大著を執筆するぐらいの気合と根性が欲しいところですね。





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