観戦記ドットネットアワード2004 −フリジッドスター−
MVP 宇野薫(和術慧舟會)
最優秀プロレスラー
最優秀シュートファイター 川尻達也(TEAM TOPS)
最優秀女子選手 マーロス・クーネン(タツジン・ドージョー)
優秀賞1 近藤有己(パンクラスISM)
優秀賞2 岡見勇信(和術慧舟會)
優秀賞3 佐藤ルミナ(K'Z FACTORY)
優秀賞4 ジェンス・パルヴァー(チーム・エクストリーム)
ベストタッグ(トリオ可)
ベストマッチ(プロレス部門)
ベストマッチ(シュート部門) リオン武 vs. 碓氷早矢手(11.12 修斗後楽園)
ベストマッチ(女子部門) エリン・トーヒル vs. マーロス・クーネン(12.19ワールドリミックス静岡)
ベスト興行 12.14 プロフェッショナル修斗 代々木第二体育館
ベスト団体 サステイン
新人賞(男子) 井上克也(和術慧舟會RJW)
新人賞(女子) 舞(パレストラ松戸)
ベストブッカー/マッチメーカー/プロデューサー 谷川貞治(FEG)
ベストレフェリー 梅木良則(パンクラス)
ベストコメント(マイク、試合後コメント、雑誌インタビュー等から) 佐藤光留「ミヤミヤミヤムーヘキルレロー!!」
重大ニュース/アングル やる側見る側問わず、blogやる人が増えたこと
今年目立った人(選手・スタッフ・解説・芸能人等全て含め) 小川直也(UFO)
KANSENKI.NETベスト観戦記
KANSENKI.NETベストコラム
ワーストMVP 田村潔司(U-FILE CAMP.COM)
ワースト試合 松根良太 vs. 今泉堅太郎(修斗11・12 後楽園)
ワースト興行 11.12 プロフェッショナル修斗 後楽園ホール大会
ワースト団体 DEEP
ワーストアングル 人類60億分の1最強を決めるトーナメント
コメント
プロレスに関しては何かを語る程見ていないので、ここでは格闘技、それも総合格闘技と云う視座に限定して書いてみる。

バブル人気と言われて久しい格闘技ブームは、その終わりを予言する声が根強く残存しながらも、結局2004年の大晦日まで終わることなく続いた し、2005年もまた恐らく続くのであろう。

2003年大晦日の興行戦争の帰結として、川又聖矢氏やアントニオ猪木氏らによる第三勢力が表舞台から淘汰され、格闘技界はPRIDEとK-1の両極に分 割統治されることになった。

そこで為されたことは、二大ヘゲモニー団体が対立しつつ、その対立構図そのものが業界を成立させ秩序化すると云う、まるでかつての冷戦体制を 反復するかの如き様相を呈していたが、DEEPが文字通りの「植民地」と化していく一方、修斗とパンクラスの両団体は、上記ヘゲモニー団体の攻勢 に晒されながらも、相対的な自律性を維持していたと思う。

プロ修斗、とりわけ上半期のプロ修斗が充実した内容の興行を開催していたこと、その契機が新鋭・高谷裕之の躍進と宇野薫 vs. 川尻達也の歴史 に残る熱戦に支持されていたことに、異論を挟む余地はあまりないだろう。だがしかし、仮に2004年の修斗に「何か」が起こっていたのだとした ら、その最初の一撃は2003年度末に発生した宇野薫の修斗復帰宣言であったのではないかと、個人的にはある種の確信を持って考えている。

リング内における活動と云う側面からは、MVPと呼ぶに相応しい活躍をしたとは思えない宇野薫の名を、僕が敢えてここで提示するのは、終わりに 始まりではなく、本質的に新しい何かが始まる予感を最も強く感じさせた/感じさせる者が彼だったからだ。そしてまた、宇野薫が一貫して自身の 出自であるインディー・ネットワークへの敬意を喪失していないことも、いくら強調してもし過ぎることはないと思う。

その他の選出理由に関しては割愛。ベストバウトに関しては候補が多すぎて、一つに絞るのに苦労したが、ここでは敢えてビッグ・ネームではな く、初冬の後楽園を熱気に包んだ新鋭二人の試合を選ぶことにした。2005年も、こう云う未来を感じさせる試合を見たいなあ、と。

 
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